麻生内閣支持率再び急落――首相不人気「絶望的」
麻生内閣の支持率が再び急落しました。鳩山総務相の辞任で受けた打撃は大きく、「与党は内閣改造や早期解散などの打開策を探るが、決め手を欠き、焦燥感を募らせて」います。また、自民若手が「面前で退陣要求(大政奉還)」「総裁選前倒し署名」、中堅が「アニメ殿堂凍結」、幹部「都議選敗北で退陣避けられず」など、「麻生首相の求心力もすっかり地におちています。
麻生政権は、「構造改革路線」の破たんと国民の怒りを前に、「構造改革路線」への態度(社会保障2,200億円削減、郵政民営化、財政再建)を曖昧にしたまま、「8か月で4回の予算編成」を組み、大型公共工事中心の巨額のばらまきと自動車・電機・金融業界など大企業支援を実施し、国民向けには、一時的・時限的・場当たり的な選挙対策が中心でした。「小泉構造改革路線」の破たんによる「貧困」と「格差」の拡大、「金融・経済危機」対策の中心が大企業支援中心で、国民の雇用・景気悪化対策が後回しにされ、不十分だったことへの国民的批判が増大した結果です。
生産回復の一方で失業率5%突破、消費の落ち込み続く
政府の月例経済報告は、販売減を上回る生産削減・在庫調整が進んだ反動増にもかかわらず、「大企業だけを見た景気判断」を根拠に、先進国では初めて「景気底打ち宣言」しました。経済対策の効果を強調しておきたい思惑が潜み、総選挙にむけた「政治的色彩」が濃い報告です。
4月の完全失業率は、「過去に例のない急激な上昇」(総務省)で5年5ヶ月ぶりに5%を突破しました。有効求人倍率も0.46倍と、過去最低水準に並びました。非正規労働者の解雇が引き続き増加するとともに、厚労省への届出(大量解雇変動届)だけでも3〜4月の2ヶ月間で3万7千人以上の正社員が職を失っており、正社員にも人員削減が急速に広がっています。
「骨太方針2009」――社会保障費2,200億円削減は「棚上げ」に
「骨太方針2009」は、世論の批判を反映して、社会保障費2,200億円削減は2010年度の予算編成では適用せず、骨太方針に「社会保障の必要な修復をする」という文言を追加しました。国民的な運動の高まりのなかで、「凍結継続」「棚上げ」となりました。しかし、一方で「骨太方針09」では、社会保障費の抑制を掲げる「骨太方針06」を「踏まえ歳出改革を継続」すると明記し、2011年に2年分を削減する考え(財政健全化目標を達成のために消費税を12%まで増税する試算)を強調し、破たん済みの社会保障費削減路線の「旗だけ」は残して、あくまで社会保障を口実にした2011年度の消費税増税へ国民世論を誘導しようとしています。総選挙に向けて、社会保障拡充と消費税増税阻止のたたかいを発展させ、国民世論を高めていくことが重要です。
補正予算効果で公共工事受注上向くも、道路・治山治水に偏る
一方では民間工事の落ち込みが公共工事での低入札招く恐れ
経済対策を受けて公共工事が増加し、公共機関からの4月受注高が4,277億円と2ヶ月連続で前年同月を上回り、特に道路工事と治山治水の国直轄工事は68%も延びていますが、機械化が進む大型土木工事にシフトした経済対策では、雇用効果が期待できません。一方、前年同月比で34.8%も減少している民間設備工事の急速な落ち込みが、官公庁の発注工事に影響を与え始めています。これまで民間市場に軸足を置いていた企業の応札が増え、民間市場が縮小している状況を浮き彫りにしています。ゼネコンからも「民間市場以上に公共の競争は激しく、なかなか成果が出ない」との声も上がり、今後もー層競争が激化する懸念が広がっています。
土建国保の優れた制度を守るハガキ要請にご協力ください
7〜8月は、厚生労働省にむけたハガキ要請です。7月を「重点期間」(8月は補強期間)として、全組合員から1シート4枚を目標に、「ハガキの書き手を増やす」ことに全力をあげます。
会議の参加者増や欠席者対策とともに、特に事業所分会・群の協力拡大を重視し、秋の拡大月間にむけた事前訪問活動と結合して訪問・呼びかけを抜本的に強化します。
◆ハガキ要請運動の意義
(1)補助金獲得運動は、必要不可欠
建設国保は、「仲間の命と健康をまもるための」すばらしい制度です。土建国保は、国・都の補助金と私たちが支払う保険料でまかなわれます。補助金削減は保険料引き上げの要因となります。「運動なくして成果は望めません。」
(2)仲間の声を直接国や都に伝える運動
ハガキ要請行動は開始して39年が経ちます。運動の教訓は、「仲間の声を直接伝え」この仲間の声を厚生労働省が無視できず、国民の要求として受け止め、補助金獲得の成果を築くことで、国が責任をもって国保組合を育成する方向をつくりあげてきたことです。
◆ハガキ要請行動の成功に向けて
ハガキ要請運動は、どれだけ仲間の結集がはかれるかが問われます。まさに組織をあげた全力運動が求められます。7月を「重点月間」として、一気にハガキシートを集約する期間とします。7月の集約・点検は、運動推進の大きなカギを握ります。全組合員からの集約をめざし、訪問行動や呼びかけ行動を重視します。
仕事確保運動を柱に―8月初旬に大量宣伝を実施しましょう!
住宅生産は不況の影響で著しい需要減退にあり、それに伴い仲間の仕事不足の深刻さはますます厳しくなっています。住宅デーの成功を受け、熱が冷めないうちに地域に打って出る大量宣伝に取り組みます。夏の前半は仕事確保・住宅相談を重視し、住宅相談体制を強化します。
◆チラシの戸別配布による大量宣伝行動
住宅政策・制度、住宅相談のアピール、生活密着型公共事業への転換と地域経済・公契約に関するチラシを配布します。同時に仕事確保・職域防衛、住宅センター・地域の職人押し出しを前面に出した戸別チラシ配布に取り組みます。
◆諸団体機関紙等の掲載依頼など
友好団体・病院施設などへの働きかけを強め、会員向け機関紙・ニュース、掲示板等への掲載依頼をします。
1500人支部めざす7〜8月の拡大対策、秋の準備
◆7〜8月で分会2人の成果をめざそう!
7月から8月のこの時期に、年間7.5%の拡大到達を全分会が達成し、秋の拡大月間を迎えることは、年間拡大目標達成と1500人の港支部到達への最低限の条件となります。
(1)8月までに分会目標「月2人」の節目標を設定し、年間目標達成の姿勢を明確にしましょう。
(2)分会・群の世話役活動を強め、業務利用の推進、組合員の仕事と生活相談などをすすめます。
◆秋の拡大月間準備について
5%(72人)の目標達成と第50回全建総連大会での13万5千人到達への貢献、1500人支部実現に挑む月間となります。戦後最大の建設危機、建設従事者の生活危機が深化するもとで、東京土建が建設従事者の生活と暮らしを守る砦としての役割を担う真価が問われる重大な意義を持ちます。7月下旬より、1万枚ポスティングなど、分会単位の大衆宣伝行動を実施しましょう。
秋の活動者会議と支部出陣式
(1)秋の活動者会議
[と き]8月29日(土)午後1時開場 1時30分開会、
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[参加要請]すべての支部・分会の役員、
(支部四役・常任・執行委員、分会四役・専門部長、群三役、青年部・福寿会・主婦の会役員、書記)
(2)支部出陣式
[と き]8月29日(土)午後6時開場 6時30分開会、
[ところ]未定、
[参加要請]すべての支部・分会の役員、ほか、
(支部四役・常任・執行委員、分会四役・専門部長、群三役、青年部・福寿会・主婦の会役員、書記、他
当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力ください!
◆「なくせ貧困、不況打開・国民要求実現」中央決起集会
ワーキングプアを無くし、格差社会の解消、最低賃金の大幅なアップを求めます。
[と き]7月23日(木)午前11時50分集合、
[ところ]日比谷野外音楽堂
[参加要請]芝分会2人の協力をお願いします。
◆憲法9条改悪反対「9の日宣伝・署名行動」
7月 9日(木)午後6時〜 大門交差点
8月10日(月)午後6時〜 JR新橋駅SL前
◆消費税廃止各界連絡会の定例宣伝行動
[と き]7月24日(水)午後6時から1時間、
[ところ]JR田町駅三田口コンコース、
[参加要請]各分会3人
◆情勢学習会(税対部会に振り替えます。)
[と き]7月29日(水)午後7時00分開会、
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[参加対象]希望する組合員・家族、
[講 師]浦野広明立正大学教授
健康教室の開催
仲間の健康実態や医療分析をもとに、特定検診の受診者を増やす運動といざという時に仲間の支えるとなる「土建国保」の優位性を広げ、育てる運動連動として、健康教室を開催します。
[と き]7月31日(金)午後7時00分開会、[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[参加要請]支部執行委員、分会四役・社保対部長・分会保健対策推進委員、その他希望する組合員・家族
共済推進員学習会の開催
共済活動の発展と制度への理解を深めるための学習会を開催します。第1回は「どけん共済(傷病見舞金)」について学習します。
[日 時]7月27日(月)午後7時〜
[場 所]東京土建みなと会館3階会議室
[参加要請]分会共済推進委員
知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー
◆熱中症予防の呼びかけ
昨年、熱中症での国保診療者数は、組合員の入院が9人、通院が7人の16人、家族の入院が2人でした。熱中症は必ず発症しています。これから暑くなるので予防を呼びかけます。
◆前進座友の会の「納涼会」と「秋の公演」
≪前進座「納涼会」≫
[と き]8月8日(土)午後5時開会、
[ところ]一部は中庭でビール、焼き鳥などで俳優と交流・歓談、二部は劇場にて納涼の企画。 ※納涼会に先立ち「銃口」の公演があります。
[参加費]納涼会2,000円(オリジナルうちわ・飲食券付)。公演「銃口」は4,000円。
≪前進座「秋の公演」≫
松本清張生誕100年記念、芥川賞作「或る『小倉日記』伝」。統一観劇日は10月12日(月・祝日)。
◆「都立清瀬小児病院、八王子小児病院、梅ヶ丘病院の存続を求める」陳情署名にご協力下さい。
◆「アピール:核兵器のない世界を 2010年核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけて」の署名に取り組みます。組合員一人一枚を目標とします。
◆原水爆禁止2009年世界大会に西村常任執行委員が参加
今年の世界大会は、核兵器全面禁止・廃絶の国際世論をさらに大きくしていく共同と連帯の場になります。また、憲法9条を護り、米軍再編強化に反対するたたかいの交流と運動を強めていく場でもあります。
◆原水爆禁止世界大会カンパ袋(群1枚)を配付します。分会・群のご協力をお願いします。
◆経営セーフティー共済の加入促進
東京都の助成金を満額受給できるのは9月加入までです。早めの加入を呼び掛けていきます。
◆無料経営相談
7月29日(水)、8月28日(金)、9月28日(火)いずれも本部会館で午前10時〜正午で予定(要予約。希望者は、支部までご連絡を)。
本格化する税務調査には毅然と対応しよう
増加が予想される税務調査から納税者の権利を守るためには、最初の対応が重要です。無予告現況調査(予告なく、事務所や自宅を訪問)は拒否し、必ず日を改めて、組合と相談の上、準備して調査に臨むようにします。「納税者の心得10か条」を改めて仲間に徹底していきます。
◆会館の消防設備の点検業者の募集
組合員で希望する方はご連絡ください。7月末まで。
◆支部事務所の夏休み
8月12日(水)〜16日(日)、
◆8月26日(水)は書記決起集会で事務所を閉めます
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