群会議の話題

■群会議の話題≪第76号≫[2009年 8月10日] 目次ページへ戻る

都議選−自公過半数割、「麻生内閣に『ノー』」

 都議会議員選挙は、自民への逆風が首都を直撃し、「民主圧勝、都議会第一党」「自民惨敗、与党過半数割れ」になり、「麻生内閣に『ノー』、石原都政に「不信任」となり、築地移転などの懸案に厳しい結果になりました。総定数127議席に対して、与党は61議席、野党(非自公)は66議席と与野党逆転が実現しました。
 都議選での自民党惨敗、麻生内閣・自民党支持率低下の底流には、麻生首相の個人的資質やスキャンダル、政権運営の失態だけでなく、「半年間で4回もの予算編成」を行ない政府が「景気底打ち宣言」しても、都民の生活実感とはかけ離れた家計の厳しさ、小泉構造改革以来の社会保障抑制と雇用破壊、庶民増税と大企業・大資産家への富裕層減税、弱肉強食(市場原理主義)による貧困と格差の拡大、自公政権の政権たらいまわしによる政治の「閉塞感(とざされてふさがれること)」などがあります。

消費税増税と後期高齢者医療制度が総選挙の重要争点に

 総選挙(8月18日公示、30日投開票)では、政権交代や景気・雇用対策とともに、消費税増税と後期高齢者医療制度を中心にした社会保障が重要争点になることは間違いありません。後期高齢者医療制度の廃止を含めて、社会保障拡充について野党4党(民主・共産・社民・国民新党)はそれぞれ前向きな政策を掲げています。しかし、民主党は、子供手当ての財源として配偶者控除の廃止(所得税増税)を総選挙マニフェストに盛り込むとしており、財源問題には注意が必要です。
 選挙結果によっては、「税金の集め方」と「使い方」の両面で、新たな可能性が開かれます。総選挙は、税金と社会保障についても、政治の流れを変える絶好のチャンスです。

総選挙=不況打開「外需から内需」「構造改革中止」など抜本的転換求める

 麻生政権は、自動車・電機業界支援と大型公共工事、金融対策や雇用助成金の拡大など従来型対策と、女性特有のがん対策・子育て支援(3〜5歳)など(1回のみ)の選挙対策の場当たり的な巨額バラマキ政策(国債発行43兆円・後世にツケ。ツケは全て消費税増税を目論む)を実行。建設業界では公共機関からの受注工事高が増加(4月・13.5%増)していますが、その多くは「道路工事」「治山治水」が中心で、民間建築・不動産からの受注、マンション建設は低迷したまま、ダンピング競争が激化、依然として「戦後最大の不況」にあり、多くの仲間から「仕事がない」「生活ができない」「建設業を続けられない」という悲鳴があがっています。政府の景気対策を大企業・多国籍企業向けから中小企業と家計支援に、「外需(輸出)から内需(個人消費)」に向けさせることが、景気回復と安定した経済発展の道です。(GDPの内、輸出は15%、個人消費は55%)
 私たちは、この総選挙戦で、主権者である国民に多様な選択肢を与え、争点が明確になることを臨み奮闘します。「建設不況打開」「国民が主人公」へ政治の流れを変えるために、「構造改革中止」「外需中心(輸出)から内需(消費・設備・住宅)主導の自律的景気回復(国内消費拡大)」「社会保障再建と抜本的な雇用対策(将来不安の解消)」を求めていきます。

土建国保の優れた制度を守るハガキ要請にご協力ください

 厚生労働省へ向けたハガキ要請行動は、7月30日現在724枚を投函しました。組合員全員から1シート4枚のハガキを回収できるように8月の取り組みを強化します。
 事業所群では書記局・役員で訪問、電話かけ、郵送による要請などあらゆる手立てを尽くし、ハガキシートの集約をはかります。厚労省2010年度概算要求は8月28日頃にまとまるため、21日の分会長・書記長会議が支部の最終集約となります。

◆ハガキ要請運動の意義
(1)補助金獲得運動は、必要不可欠
 建設国保は、「仲間の命と健康をまもるための」すばらしい制度です。土建国保は、国・都の補助金と私たちが支払う保険料でまかなわれます。補助金削減は保険料引き上げの要因となります。「運動なくして成果は望めません。」

(2)仲間の声を直接国や都に伝える運動
 ハガキ要請行動は開始して39年が経ちます。運動の教訓は、「仲間の声を直接伝え」この仲間の声を厚生労働省が無視できず、国民の要求として受け止め、補助金獲得の成果を築くことで、国が責任をもって国保組合を育成する方向をつくりあげてきたことです。

仕事確保をめざす8月の宣伝行動

◆チラシの戸別配布による大量宣伝行動
 各分会は、8月中に1日の統一行動を組み、チラシの戸別配布行動に取り組みます(統一行動日は各分会で検討します。ただし、支部事務所夏季休暇期間8/12〜8/16は除外してください)。
 分会にチラシ2,500枚をお渡しします。また、行動にあたっては、事前の意思統一を行った上、2〜3人を1組として、配布地域を決め、配布します。
 日ごろ顔を見せない組合員の中で仕事不足に悩んでいる組合員を広く呼び込み、行動することとします。なお、今回の行動の結果、住宅相談が寄せられた際には、チラシが配布されたと思われる地域の分会に相談を返します。[行動費]1,000円(支部負担)

1500人支部めざす8月の拡大対策、秋の準備

◆8月の拡大対策−分会2人の成果を!
 8月中に年間7.5%の拡大到達を全分会が達成し、秋の拡大月間を迎えることは、年間拡大目標達成と1500人の港支部到達への最低限の条件となります。
 (1)8月までに分会目標「月2人」の節目標を設定し、年間目標達成の姿勢を明確にしましょう。
 (2) 春の拡大月間中の対象者、事業所対策など、秋の月間準備と併せ推進します。
 (2)分会・群の世話役活動を強め、業務利用の推進、組合員の仕事と生活相談などをすすめます。

◆分会統一行動
 第1次行動 8月17日(月)〜20日(木)までに2日間の行動
 第2次行動 8月24日(月)〜28日(金)の間に2日以上の行動

◆秋の拡大月間準備について
 5%(72人)の目標達成と第50回全建総連大会での13万5千人到達への貢献、1500人支部実現に挑む月間となります。戦後最大の建設危機、建設従事者の生活危機が深化するもとで、東京土建が建設従事者の生活と暮らしを守る砦としての役割を担う真価が問われる重大な意義を持ちます。1万枚ポスティングなど、分会単位の大衆宣伝行動を実施しましょう。

秋の活動者会議と支部出陣式

(1)秋の活動者会議
[と き]8月29日(土)午後1時開場 1時30分開会、
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[参加要請]すべての支部・分会の役員、
(支部四役・常任・執行委員、分会四役・専門部長、群三役、青年部・福寿会・主婦の会役員、書記)

(2)支部出陣式
[と き]8月29日(土)午後6時開場 6時30分開会、
[ところ]未定、
[参加要請]すべての支部・分会の役員、ほか、
(支部四役・常任・執行委員、分会四役・専門部長、群三役、青年部・福寿会・主婦の会役員、書記、他

総選挙に向けた取組み−総選挙の意義と争点の組織討議を

 (1) 支部・分会・群の諸会議で、総選挙の意義や争点、位置づけなどについて、本部作成の「討議資料」にもとづいて討論し、多くの組合員・家族が投票行動(主権者として政治参加・意思表明)に参加するよう呼びかけを強めます。
 (2) 機関紙「けんせつ」で、建設不況打開と総選挙、総選挙の争点、仲間の声、識者の声意、組合の要求、巻田中央執行委員長の投票の呼びかけなど、総選挙キャンペーン実施されます。活用することにします。
 (3) 「政党支持の自由」「政治活動の自由」を厳格に守り、支部・分会・群の諸会議で、「討議資料」をベースに、「要求実現と選挙」の組織討議を旺盛に行います。

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力ください!

◆憲法9条改悪反対「9の日宣伝・署名行動」
8月10日(月)午後6時〜 JR新橋駅SL前
9月 9日(水)午後6時〜 JR新橋駅三田口
10月9日(金)午後6時〜 大門交差点

◆消費税廃止各界連絡会の定例宣伝行動
[と き]8月17日(月)午後6時から1時間、
[ところ]JR田町駅三田口コンコース、
[参加要請]各分会3人

◆共済推進員学習会の開催
 第2回は「どけん火災共済」を中心に学習し、秋の加入促進キャンペーンの意思統一をします。
[日 時]8月18日(火)午後7時〜
[場 所]東京土建みなと会館3階会議室
[参加要請]分会共済推進委員

◆保健対策推進委員会の開催
 特定検診や特定保健指導への参加者増の本格推進をはかるため設置し、健康診断・保健指導受診の呼びかけなど、分会として参加者の確保と集約体制の確立をすすめます。
 また、組合員の健康と命をまもる運動に役立てるため、保健対策推進委員として、社会保障にまつわるさまざまな問題の学習に取り組みます。

介護保険の実態と制度の学習会
[と き]8月25日(火)午後7時00分開会、[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[参加要請]保健対策推進委員、その他希望する組合員・家族

知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー

◆集団検診開催のお知らせ
芝 分 会:9月6日・10月18日
麻布分会:10月18日
新橋分会:9月27日

◆日曜検診について
 芝病院健診センターでは、下記の日程で日曜検診を実施しています。事業所などで集団検診を行なう際にぜひご活用ください。
 8月23日、9月6日・27日、
 10月11日・18日・25日

◆新保険業法の自主共済への適用除外を求める請願署名にご協力下さい。仲間の助け合い制度である労働組合共済を守る署名です。

◆経営セーフティー共済の加入促進
 
東京都の助成金を掛金前払いなしで満額受給できるのは9月加入までです。早めの加入を呼び掛けていきます。

◆無料経営相談
 8月28日(金)、9月28日(火)いずれも本部会館で午前10時〜正午で予定(要予約。希望者は、支部までご連絡を)。

◆本格化する税務調査には毅然と対応しよう
 増加が予想される税務調査から納税者の権利を守るためには、最初の対応が重要です。無予告現況調査(予告なく、事務所や自宅を訪問)は拒否し、必ず日を改めて、組合と相談の上、準備して調査に臨むようにします。「納税者の心得10か条」を改めて仲間に徹底していきます。

◆支部事務所の夏休み
 8月12日(水)〜16日(日)、

◆8月26日(水)は書記決起集会で事務所を閉めさせていただきます。緊急の際は、留守番電話にご用件・連絡先をお話しください。後ほど、ご連絡いたします。

表

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