群会議の話題

■群会議の話題≪第81号≫ [2010年 01月12日] 目次ページへ戻る

大幅な歳出増で92兆2,992億円の一般会計予算案を決定

 鳩山政権(民主・社民・国民新)は、政権交代後初となる2010年度予算案を決定しました。鳩山首相が掲げる「コンクリートから人へ」の理念の下、社会保障費を大幅に伸ばす一方で、公共事業は18.3%減と過去最大幅の削減としました。しかし、予算編成方針に掲げた「無駄の削減」は充分に進まず、予算規模は09年度当初比で4.2%増と、当初予算としては過去最大規模に膨れ上がりました。
 税収が過去2番目の落ち込み幅となる37兆3,960億円規模にとどまり、歳入の穴を埋めるために国債の大量発行に迫られ、過去最高の44兆3千億円の新規国債を発行し、1946年度以来64年ぶりに当初段階で国債発行額が税収を上回る異常事態となり、特別会計の剰余金など、いわゆる霞が関の埋蔵金を含む税外収入を過去最高の10兆6千億円を計上することでやり繰りするなど、財政状況は一層悪化することになりました。2010年度末の国債発行残高など、国と地方を合わせた長期債務残高は、約862兆円と、空前の規模となる見通しです。
 一般歳出に占める政策的経費の支出は51%と初めて50%台に乗せ、子ども手当を含む社会保障費は9.8%増の27兆2,686億円に、文教・科学振興費も5.2%増の5兆5,860億円となります。これに対し、軍事費は自公政権と変わらず5兆円規模を維持し、09年度当初予算比0.3%増の4兆7,903億円、米軍再編関係経費は前年度比481億円増の1,320億円と初めて1千億円を超え、在沖縄米海兵隊のグアムへの移転事業に472億円を計上しています。公共事業関連費はダム関係予算などの旧来型公共事業を中心に18.3%の大幅削減で5兆7,731億円となりました。港湾関係費もスーパー中枢港湾への重点配分を実施し、地方港湾にかかわる事業を中心に24.6%縮減し、一般歳出の合計は3.3%増の53兆4,542億円となりました。

完全失業率が悪化し5.2%・331万人に、

 総務省が12月25日に発表した労働力調査によると、11月の完全失業率は、4ヵ月ぶりに前月から0.1ポイント上昇し、5.2%に悪化しました。完全失業数は、雇用状況がすでに悪化していた昨年11月と比べても3割も増加し、前年同月比75万人増加の331万人となり、13ヵ月連続での増加となりました。
 特に、倒産・解雇など、「勤め先都合」による失業は、前年同月比49万人増の114万人と依然として大きな部分を占めています。また、厚労省が発表した非正規労働者の雇い止めの状況によると、昨年10月から2010年3月までの失業・失業予定者は25万291人となり、半数が職を失ったままと予想されています。

年間実増めざす「1〜3月春一番拡大」にご協力ください ◆

 建設危機の深刻化と建設産業従事者の生活危機と組織的な減少のもとで、組織拡大を進めるためには、従来以上の取り組み強化が必要です。その中心は、「年間を通じた組織拡大の追求と拡大月間の結合」「組織改革推進による大衆的拡大運動の強化」にこそあります。1〜3月を「春一番拡大期間」、4〜5月を「春の拡大月間」、7〜8月を「秋の月間の準備期間」、9〜10月が「秋の拡大月間」、11〜12月を「年末拡大期間」として、通年での拡大運動を進めることにします。
 とくに、1〜3月の「春一番拡大期間」の成否は直接年間実増につながります。1月組織現勢の2.5%を目標に、1月を準備期間、2〜3月を本番に取り組みを開始します。税金対策・労災保険などの「業務宣伝」と「業務拡大」「分会の日常拡大」を3本柱に、分会統一行動を具体化します。

◆3月定例登録日までの分会別拡大到達目標

 芝・4人、麻 布・3人、白 金・3人、新 橋・3人、事業所・18人、直 属・3人、大 島・1人、

◆国保予算要求の取り組みと2010年度国庫補助金予算の結果

特別助成等の概算要求は282億1千万円と3年連続満額確保

 2010年度の国保組合への特別助成等は282億1千万円と、3年連続で満額確保する大きな成果となりました。また特定検診・保健指導補助金は5千万円減額の15.5億円となりました。この減額は、2008年度の実績値を基に2010年度の実施率を見直したことによるものです。なお、検診単価は、各国保組合の実績値の平均をもとに見直しを行った結果、2009年度に比べて単価は引き上げられることになります。
 満額確保は3年連続の大きな成果です。「ハガキ要請行動」「決起集会」「議員要請行動」などの大衆行動を積み上げてきた成果です。ご奮闘いただいたすべての組合員・家族の皆さんにお礼申し上げます。

◆当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力ください!

◆港原水協の宣伝行動
核兵器廃絶と非核の世界をめざす宣伝と署名行動
[と き]1月15日(金)午後6時〜、
[ところ]品川駅港南口、
[要 請]各分会3人、
◆アスベスト訴訟支援駅頭宣伝署名行動
[と き]1月20日(水) 午後6時〜、
[ところ]田町駅三田口、
[要 請]各分会3人、
◆地域から重税反対の声を広げよう(駅頭宣伝)
税制の民主主義も生存権も破壊するような消費税の増税を許さないための宣伝・署名行動
[と き]1月25日(月)午後6時〜7時、
[ところ]田町駅三田口コンコース
[参 加]各分会3人のご協力をお願いします。
◆1・26東京春闘決起集会
[と き]1月26日(火)午後6時45分開会、
[ところ]中野ゼロホール、
[参加要請]各分会4人
◆第33回住宅デー第1回実行委員会の開催
分会四役からの分会住宅デー実行委員長の選出と分会の産業対策の役員(賃金・仕事・労働)を中心に複数の分会実行委員の選出をお願いします。
[と き]1月29日(金)午後7時00分開会、
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[参加要請]分会住宅デー実行委員、
◆「特定商取引法」学習会について
[と き]2月3日(水)午後7時00分開会、
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[講 師]坂 勇一郎弁護士(東京合同法律事務所)、
[参加要請]希望する組合員(行動費無し)
◆働く仲間のみなと9条の会「宣伝・署名行動」 ※「9の日宣伝・署名行動」は、雨天中止。
情勢を変えるためには、組合内外での宣伝・署名行動こそ有効です。働く仲間の9条の会などが主催する「9の日宣伝」を中心に憲法を守る宣伝・署名行動に取り組みます。
[と き]2月9日(火) 午後6時〜、
[ところ]新橋駅SL前、
[要 請]各分会3人、
◆建設労働者春闘決起集会
(建設関係労働組合首都圏共闘会議主催)
日比谷野外音楽堂及び国土交通省および厚生労働省など各省庁前省庁包囲行動と集会・デモ行進
[と き]2月12日(金) 時間・集合場所は未定
[参加要請]各分会7人
◆福寿会の会員交流について
希望者は、会費を添えて、お申し込みください。
[と き]2月13日(土)午前9時集合・出発
[ところ]保田漁協「ばんや」での昼食とお風呂
[参加要請]福寿会の会員とその配偶者(40人目標)
[参加費]3,000円/1人(参加)
◆確定申告個別相談と集団申告の日程
納税者がまとめた「1年間の売上、給与明細、源泉徴収票、原価(仕入・外注費・外注工賃など)、一般管理経費、所得控除の各種証明書」などの資料にもとづく個別相談会です。
受付時間はいずれも午前10時〜午後4時まで。
2月15日(月)〜17日(水)給与、雑所得など、
18日(木)〜23日(火)事業、不動産所得など、
224日(水)〜25日(木)予備日
◆経営センター無料相談
1月27日(水)、午前10時〜正午。要電話予約。

◆「安全優良職長」(厚生労働大臣による顕彰の受賞者)を祝う会◆

 厚生労働省は、我が国の労働災害(労働者の現場等での事故・災害をいい、事業主や一人親方の事故とは区別されている。)による被災者数は、今なお55万人にのぼっており、労働災害をより一層減少させるためには、事業者の努力に加え、労働者の安全意識を高揚させることが不可欠であるとし、高い安全意識を持って、適切な安全指導を実践してきた優秀な職長を顕彰する制度(1998年から実施されており、今回が12回目)を創設した。
 優れた技能と経験を有し、担当する現場又は部署において優良な成績を上げた職長(職長とは、班長、作業長等とも呼ばれ、事業場で部下の作業員を直接指揮監督し、作業の安全を確保するとともに、作業の遂行に責任を持つ第一線の監督者をいい安全のキーパーソンと言われている。)等139名を安全優良職長として決定し、厚生労働大臣から顕彰する。

平成21(2009)年度の安全優良職長厚生労働大臣顕彰 (全建総連から3人が受賞)を、園部滋副執行委員長が受賞しました。「祝う会」を会費制で開催します。多くの仲間の参加をお願いします。
[と き]2月16日(火)午後7時00分開会、
[ところ]未定、
[参加要請]希望する組合員・家族、他、

第63回本部大会・第56回支部定期大会告示

◆第56回港支部定期大会関係

[と き]4月11日(日)午前9時30分開場、
午前10時00分開会、
[ところ]けんせつプラザ東京5階会議室
(1)役員選考委員会の設置
 次期役員体制を確立するための役員選考委員会を支部四役、常任執行委員で構成します。
(2)予算委員会の設置
 2010年度の予算編成のため、支部四役(執行委員長・副執行委員長・書記長・書記次長)と財政部長、財政担当執行委員で構成します。
(3)第1回準備委員会の開催
 各分会2人の準備委員の選出をお願いします。
[と き]1月27日(水)午後7時00分開会、
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
(4)第56回港支部大会告示
2・3月の執行委員会で確認のうえ、告示します。

◆東京土建一般労働組合第63回定期大会代議員選挙告示

 東京土建一般労働組合第63回本部定期大会が3月14日(日)〜15日(月)の日程で熱海「後楽園ホテル」他で開催されます。本部大会「代議員」(議決権と選挙権を有する)の選挙を次のように実施します。組合員からの本部大会「代議員の立候補」を受付けます。
 本部大会代議員は役員選考委員会での互選で推薦(定数6人)します。支部四役・常任執行委員以外の組合員で、本部大会代議員を希望する組合員の立候補を受け付けます。
(1)本部大会代議員の立候補の受付
 本人が指定の届出用紙(事務所にある)で、支部選挙管理委員会に届け出ることにします。
[と き]2月10日(水)
 午後6時30分から7時00分までの30分間、
[ところ]東京土建みなと会館
[立候補者の資格]
 2010年2月分までの組合費等を納入していること。

◆分会総会関係

 支部大会議案の作成との関係から、分会総会の開催は、3月27日(土)から4月4日(日)の日程での開催を準備してください。

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