鳩山内閣支持率続落、消費税増税へ議論開始、住宅着工大幅減
■鳩山首相による初めての施政方針演説は、「国民との契約」と呼ぶマニフェストの具体策がなく、小沢問題などの「政治とカネ」疑惑にの触れず、財政危機や景気・雇用対策、普天間問題など難問は素通りし、危機打開の決意が足りない内容でした。
■菅財務相は、鳩山首相の消費税の4年間封印という政権公約にもかかわらず、消費税を含む税制の抜本改革の議論を3月から前倒しして本格化させる意向を明らかにしました。民主党の財源論が破綻し、消費税増税を含めた恒久財源の確保に方針転換するものです。しかし、「不況なのに消費税増税などとんでもない」という世論が反映し、所得税の最高税率の引き上げ(富裕層への増税)を検討することも表明しています。
■民主党がマニフェストで掲げた政策を実現するには、巨額な財源が必要です。事業仕分けでは「軍事費」(前年度比0.3%増)と「大企業・大資産家優遇の特別措置」(研究開発減税5,000億円以上や証券優遇税制1兆円弱など)を聖域にしたため、わずかな財源(「6,000億程度」)しか捻出できず、2010年度予算では、37兆円の税収に対して、国債発行額は44兆円になりました。
■予算案が衆院を通過したことにより、後半国会に入ります。後半国会では、子ども手当法案などの予算関連法案や「政治とカネ」疑惑の究明、普天間移設問題、「消費税を含む税制改革」議論の前倒し開始、民主党がマニフェストで掲げた後期高齢者医療制度廃止や労働者派遣法抜本改正、景気悪化から仕事と雇用を守ることなどが焦点になります。
■国土交通省が発表した新設住宅着工戸数は、78万8,410戸と45年ぶりの低水準になりました。年間100万戸割れは、1967年以来42年ぶり、ピーク時(73年・190万5千戸)の半分以下になりました。景気低迷が建設業界を直撃し、雇用危機と将来不安による消費減退、住宅市況に色濃く影を落としました。
■今後の住宅建設は、2010年は「中期的な住宅取得需要や住宅支援策の効果など、持ち家を中心にやや回復が見込まれ」、81万9,900戸まで回復すると予想しています。マイホーム購入は、家電や家具などの需要も呼び、波及効果が大きいといわれるだけに、住宅市場の冷え込みは今後の景気回復の足かせにもなりかねません。
■住宅リフォーム、リニューアルの市場は、中古マンションや中古戸建ての成約件数が増加し、リフォームを伴う中古住宅・リフォーム市場が活況(富士経済研究所)を示し、公共施設のリニューアル工事が今後も拡大すると予測しています。
■昨年の建設就業者の年間平均は517万人となり、厳しい建設不況の波が大きく影響し2年間で35万人減少しました。また、建設業雇用者は422万人で、前年比15万人減少しています。
春一番拡大と組織強化期間の取り組みの重点、強化点
年間実増をめざす3月末2.5%拡大を目標とする春一番拡大の成功は、分会総会を準備する今月の奮闘にかかっています。春一番拡大は、(1)建設危機に苦しむ未加入の建設従事者に「組合に入って仕事と暮らしを守ろう」と呼び掛ける労働組合としての真価発揮の取り組みであり、(2)建設国保への理不尽な攻撃を組織拡大で反撃する取り組みであり、(3)昨年の組織減少に歯止めをかけ年間実増実現の可能性を作る今年度の組織拡大の最初の取り組みである重要な位置付けを持っています。
具体的行動では、(1)事業所訪問行動の展開と分会行動の強化、(2)税金相談、労災更新を中心とした業務との結合、(3)新加入者・若手組合員への訪問とつながりを生かした未加入者リストアップなどを強めます。
住宅版エコポイントを活用しリフォーム需要を掘り起こそう!
◆住宅版エコポイント制度が正式にスタート
(1)「エコリフォーム」(窓・外壁・天井・床等の断熱工事と同時におこなうバリアフリー工事)は、本年1月1日から12月31日に工事着手し、1月28日以降に工事が完了し引渡されたもの、
(2)「エコ住宅(省エネ基準適用)の新築工事」は、昨年12月8日から本年12月31日に建築着工し、1月28日以降に工事が完了し、引渡されたもの。
◆支部がエコポイントの申請取り次ぎ窓口に
住宅版エコポイントの申請は、「郵送」と「窓口」持参の2通りとなり、基本的には施主が行うことになりますが、申請に使用する書類の多くは、施工者(組合員)が用意することになります。工事前のプランニングから工事施工、工事完了後のエコポイントの申請まで対応することがお客様(施主)へのサービスとして必要になります。
港支部は、財団法人「住宅保証機構」に登録し、住宅版エコポイントの申請取り次ぎ窓口となります。
◆住宅版エコポイントの即時交換もできます
エコリフォームで発生したポイントを同じ現場の他の改修工事で使用することができる即時交換(ポイントは施工者に現金振り込み)ができます。即時交換は、取り次ぎ窓口への持参のみとなっていることから、組合員の申請手続きを支部で対応し、組合員などの事務手続きの応援をすることにします。
◆住宅版エコポイントの支部説明会を開催します
[と き]3月26日(金)午後7時00分開会、
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室
[参加対象]新築・増改築、リフォーム工事、設計業務等に従事し希望する組合員。
当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力ください!
◆首都圏アスベスト訴訟支援・駅頭宣伝署名行動
[と き]3月17日(水)午後6時〜、
[ところ]田町駅三田口コンコース、
[参加要請]原告・家族と各分会3人
◆国会要請座り込み行動(国民大運動実行委員会)
[と き]4月 7日(水)・新橋分会、
4月21日(水)・芝分会、
[ところ]衆議院第二議員会館前
[参加要請]各分会3人≪水曜日、正午集合≫
◆後期高齢者医療制度廃止、医療を守れ!集会
[と き]4月3日(土) 午後1時30分開場、
[ところ]明治公園、
[参加要請]各分会9人、
◆働く仲間のみなと9条の会9の日宣伝行動 ※「9の日宣伝・署名行動」は、雨天中止。
[と き]4月9日(金) 午後6時〜、
[ところ]田町駅三田口、[要請]各分会3人、
◆港原水協の宣伝行動
[と き]3月16日(火)午後6時〜、
[ところ]浜松町駅北口、[要 請]各分会3人、
◆港各界連、消費税をなくす会などの宣伝行動
[と き]3月24日(火) 午後6時〜、
[ところ]田町駅三田口、[要請]各分会3人、
◆消費税導入21年目の宣伝行動
[と き]4月1日(木)午後6時〜、
[ところ]田町駅三田口、[要請]各分会3人
◆港各界連、消費税をなくす会などの宣伝行動
[と き]4月23日(金) 午後6時〜、
[ところ]田町駅三田口、[要請]各分会3人、
◆港春闘共闘「お花見交流会」
[と き]3月31日(水)午後6時30分開会、[ところ]区立新浜公園、
[参加要請]支部執行委員のみなさん。
3月〜5月「火災共済加入促進月間」「自動車共済見積もり月間」
火災共済(加入)と自動車共済(見積り)の「春の共済月間」を開始します。新しい分会・群役員への訴えや分会総会を生かして普及するとともに、昨年の新加入者への訪問行動に活用します。
◆火災共済加入促進月間のとりくみ
火災共済は、いっそうの安定した運営と組合員の経費削減、万が一の安心保障を訴えます。また、更新もれを防ぐためにも、口座振替手続きを推進します。
○春の月間目標 加入件数14件、口数700口、
○新規加入・口座振替に、クオカード1枚贈呈
◆自動車共済見積り運動のとりくみ
自動車は建設業では欠かすことができず、経費の削減=安い掛金は切実な要求となり、民間損保と比べ低価な掛金と安心補償が魅力です。
○春の見積り月間目標 見積もり台数・14台、
○新規加入1台に付きクオカード1枚(1,000円)贈呈
○加入キャンペーン 抽選で100人にプレゼント!
知って、知らせて、得する、組合員へのお知らせコーナー
◆労働保険の年度更新と特別加入の促進
年度末が、労働保険の年度更新となります。労働保険(労災保険と雇用保険)の加入手続きを支部に委託されているすべての事業所(一括有期の事業所労災と事業主特別加入)と一人親方(一人親方特別加入)などの次年度への更新加入手続きを3月下旬から4月中旬を目途に実施します。
◆総合賠償責任保険 定期募集から、2回目の事故以降の10万円の免責金額が廃止され、掛金は大きな経費削減になり、補償が魅力です。
◆労働災害総合保険 政府労災の上乗せ労災保険として、安い掛金で補償の充実をはかり利用が広がっています。労働保険の年度更新の際に、賠償保険とあわせて推進します。
◆自転車保険 年間3,000円の掛金で家族全員と日常の賠償が保障されます。重大な自転車事故で、多額の賠償を請求される例も起きています。春の諸運動の中で案内します。
◆2010年度の新入学祝金(図書カード)プレゼント
4月に小・中学校に新入学するお子さんに、新入学祝金(図書カード)をプレゼントします。
◆安保50周年集会「沖縄の心を国民の意思に」
入場券を20枚用意し、希望者に無料で渡します。
60年安保の記録映画上映と伊藤千尋氏の講演。
[と き]3月29日(月)午後6時30分開会、[ところ]麻布区民センターホール
◆みなと・9条の会春季講演会
入場券を10枚用意し、希望者に無料で渡します。
森住 卓(フォトジャーナリスト)氏の記念講演です。
[と き]4月29日(木)午後2時00分開会、[ところ]麻布区民センターホール
◆前進座5月公演「切られお富」の上演
「嵐広也」改め「嵐芳三郎」襲名披露公演です。
[演 目]「切られお富―処女翫浮名横櫛)」
[と き]5月16日(日)開演16時30分
[ところ]国立劇場大劇場、[観劇料]6,200円、
◆青年劇場4月公演「太陽と月」のお知らせ
満州帝国はまぼろしの国家だったのか」、ジェームス三木が「国家とは何か」を問いかけます。
[と き]4月17日(土)午後6時30分開演、
[ところ]紀伊國屋ホール、[観劇料]3,500円、
☆ ★ ☆ 第56回港支部定期大会告示 ☆ ★ ☆
[と き]4月11日(日)
午前9時30分開場 10時00分開会、
[ところ]けんせつプラザ東京5階会議室
[ぎだい]2009年度活動のまとめ、
2010年度活動方針(案)、
2009年度決算・2010年度予算(案)、2010年度新役員の選出、その他
[代議員数]代議員定数は93人となります
【大会の成立には代議員47人以上の出席が必要です】
特別代議員(評議員)を各分会若干名選出します。
芝 ・11人、麻 布・9人、白 金・9人、
新 橋・8人、事業所・37人、大 島・3人、
直 属・16人、 |