群会議の話題

■群会議の話題≪第88号≫ [2010年 8月12日] 目次ページへ戻る

民主惨敗 与党半数割れ・・・消費税増税政策と民主党政権への審判

■7月11日投開票の参議院選挙は、「民主惨敗、過半数割れ」「自民が改選第1党」「みんなの党躍進」という結果になりました。鳩山民主党政権への国民の評価が問われる選挙になるはずでしたが、鳩山政権は「普天間基地移設問題や『政治とカネ』の問題」をはじめ、総選挙で掲げたマニフェスト(政権政策)への期待を次々と裏切り、辞任しました。参院選公示直前に発足した菅政権は、総選挙時のマニフェストを大きく修正し、普天間基地県内「移設」の日米合意の実行や(基地問題を選挙争点から外すことを目論む)消費税増税案(消費税増税を年度内にまとめることをめざし、自民案<10%>を参考に、実施は<最短・2012年度>総選挙後)を突然持ち出し、民主党の惨敗は、菅政権の消費税増税政策と民主党政権10カ月間に対する国民の厳しい審判であるのは明らかです。■選挙戦の特徴は、民主、自民の得票率が7割近く(2004年・67.8%、2007年・67.6%)あったものが、今回55.7%まで後退し、比例選挙で民主・自民の「2大政党離れが鮮明」となり、民主党の得票は、前回総選挙(比例票2,984万票)・参院選(同2,325万票)から大きく後退(同1,845万票)し、改選議席を大幅に下回って(54→44議席)惨敗し、与党も過半数を割り込み、民主党政権にも裏切られた民意は、自公政権に戻ることは求めず、自民党政治に変わる新しい政治の流れを模索・探求し、その多くはみんなの党(得票率13.6%)や棄権に集中し、投票率は、57.92%の低得票率になりました。■参院選挙の結果、衆・参の「ねじれ国会」が再現され、民主党の強引な国会運営や悪法の成立は野党の協力なしには不可能になります。消費税増税の年度内まとめ・具体案は、来年度以降に先送りされる模様です。私たちは、新しい国会に、各党に要求した政策の実現を求め、全党派に対して強力な働きかけと、大衆的な運動を推進していきます。

政権交代後初めての予算編成作業と、財務省の補助金削減の動き

■政府は、2011年度概算要求基準原案で、「財政運営戦略」と「中期財政フレーム」に基づき、国債費を除く歳出を2010年度と同じ約71兆円に抑制し、「歳出の無駄の排除を徹底し、思い切った予算の組替えを行う」と表明。■社会保障費の自然増加分(1.3兆円)はそのまま容認されますが、経費約24兆円を対象に、一律1割削減(昨年度比)とし、新規国債発行額は約44兆円以下とする、財務省主導の財政再建路線に踏み出しました。■概算要求を前に財務省は、国保組合の補助金について、医師国保・歯科医師国保・全国土木は「補助金不要」、薬剤師国保・その他一般国保は「補助金過大」と、見直しが必要だと決めつける「予算執行調査」を公表しました。建設関係の国保組合については、「補助金が過小」と見られる調査結果になっています。

高齢者医療制度・国保広域化の「中間とりまとめ」

■厚生労働省がまとめた高齢者医療制度の「新制度」の中間とりまとめ(骨格案)は、75才以上の高齢者1,400万人のうち、サラリーマンとその扶養家族200万人は被用者保険に加入することに変更し、その他の1,200万人は公営国保に加入させ、現役世代と高齢者の財政運営を切り離して別勘定にする、「年齢解消」は形だけで、制度の根幹は変わらない方針を示し、対象年齢を75才以上か65才以上まで広げるかは、「引き続き検討する」としています。
■その中で、医療保険一元化(一元的運用)に関わる点では、(1)公営国保の都道府県単位への統合・再編(広域化)問題では、2013年度からの実施が見送られ、(2)国保組合の存続を前提にして、被用者保険と同様に、加入要件を満たす組合員・家族は国保組合に加入できる方向(突き抜け方式)が示され、当面の「国保存亡の危機」打開の展望が見え始めました。

土建国保を守るハガキ要請にご協力ください

(1)ハガキ要請のとりくみ(7〜8月)
 保険局長、審議官、国保課長、国保課長補佐あてのハガキ要請に取り組みます。ハガキ要請には、組合員、家族の皆さんのご協力をお願いします。資格適正化の課題と合わせ、組織ルートでの集約を徹底することにします。ハガキ要請シートをもとに、組合員・家族1人・1シート(4枚)をやりきりましょう。
(2)1人・1シート(4枚)記載を徹底し、組織人員200%以上の到達をつくりだそう
 今年は例年以上に概算要求でのたたかいが重要となります。資格適正化の課題と合わせすすめます。とくに、7月の取り組みに重点を置き、組織ルートでの集約・回収を徹底していきます。未集約の仲間に呼びかけを強め、8月概算要求までにハガキ要請を提出します。

秋の諸運動の前進めざし、準備を開始しよう!

◆港支部「秋の活動者会議」と「拡大出陣式」
(1)活動者会議
 [と き]8月29日(日)午後1時30分開会
 [ところ]東京土建みなと会館3階会議室
 [参加要請]執行委員、分会四役・専門部長、群三役、福寿会三役、主婦の会役員、
(2)拡大出陣式
 [と き]8月29日(日)午後6時00分開会
 [ところ]未定
 [参加要請]執行委員、分会四役・専門部長、群三役、福寿会三役、主婦の会役員、

●月間目標と行動日の設定
(1)秋の拡大月間目標
 月間5%(70人)を早期に達成し、6%(84人)到達をめざし、年間拡大での13%到達をめざします。また、実増目標は11月現勢で1月比2.5%増をめざします。
◆分会別の5%目標
 芝 分会・9人、麻 布分会・8人、
白 金分会・8人、新 橋分会・7人、
事業所分会・35人、大 島分会・3人、
(2)統一行動日
第1次=9月 7、 8日(火・水)
第2次=  14、15日(火・水)
第3次=  21、22日(火・水)
第4次=  27、28、29日(月・火・水)
第5次=10月 7、 8日(木・金)
第6次=   13、14日(水・木)
第7次=   20、21日(水・木)
第8次=   26、27、28日(火・水・木)

◆豊島園での「BBQを楽しもう会」(後継者対策部・主婦の会・青年部の共催)
 昨年に続き、秋の拡大月間での新たな対象者の掘り起こしと青年組合員の交流、事業所に所属する組合員の交流をめざします。
 [名 称]BBQ(バーべキュー)を楽しもう会
 [と き]10月3日(日)午前11時50分集合、
 [ところ]豊島園バーベキュー広場、
 [参加要請]20代〜40代の青年子育て世代組合員とその家族、主婦の会会員とその配偶者、
 [会 費]大人1,000円/1人
       (中学生以下の子どもは無料)、
 [受付け]豊島園チケット売り場前(入口)
       午前10時30分集合(入場券を渡します)

◆秋の火災共済加入促進、自動車共済見積もりキャンペーン
(1)目  標 自動車共済の見積もりは、14件を目標に、分会は5台以上を報奨目標とします。
火災共済加入促進は、14件700口を目標に、分会報奨は5件または500口以上とします。
(2)取組時期 8〜9月を準備期間に、10〜11月を加入促進月間とし、組合員への2つの共済の宣伝、共済推進委員の意志統一、拡大月間での組合員訪問での活用を図ります。

医療保険一元化攻撃から土建国保を守るための就業実態調査に引き続きご協力ください!

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力ください!

●憲法9条を守る取り組み
(1)働く仲間のみなと9条の会 9の日宣伝・署名行動
   ※「9の日宣伝・署名行動」は、雨天中止。
 働く仲間のみなと9条の会などが主催する憲法を守る宣伝・署名行動「9の日宣伝」です。
各分会3人のご協力をお願いします。
9月行動 9日(木)午後6時〜、新橋駅SL前、
10月行動 8日(金)午後6時〜、大門交差点、
11月行動 9日(火)午後6時〜、田町駅三田口、
※12月の宣伝行動は、区内友好団体共同の宣伝行動(共同の反戦宣伝行動)として計画します。
(2)みなと・9条の会「伊藤千尋連続講演会」
 希望する組合員と家族の参加をお願いします。参加費は無料です。
第2回 8月25日(水) 午後7時〜、
第3回 9月28日(火) 午後7時〜、
2回、3回の会場は、東京合同法律事務所906号室、
第4回 10月の開催を予定し、会場は未定、
●核兵器廃絶を求める港原水協の取組み
(1)港原水協の宣伝行動
核兵器廃絶と非核の世界をめざす宣伝・署名行動です。各分会3人のご協力をお願いします。
8月行動 10日(火)午後6時〜、田町町三田口、
9月行動 15日(水)午後6時〜、新橋町SL前、
(2)みなと代表団「報告集会」
 [と き]8月27日(金)午後6時30分開会、
 [ところ]東京土建みなと会館3階会議室
●港各界連、消費税をなくす会などの宣伝行動
 諸団体との共同宣伝として、社会保障の拡充の要求も含め、規模も内容も充実させて取り組みます。各分会3人のご協力をお願いします。
8月行動 24日(火)午後6時〜、田町駅三田口、
9月行動 24日(金)午後6時〜、田町駅三田口、
10月行動 25日(火)午後6時〜、田町駅三田口、
●経営センターの取り組み――無料経営相談
 8月26日(木)午前10時〜正午、けんせつプラザ東京で開催。事前に電話予約が必要です。
◆青年劇場9月公演「島」
 [と き]9月5日(日)午後1時30分開演、
 [ところ]紀伊国屋サザンシアター、
 [観劇料]3,500円(支部援助含む)
◆俳優座公演「樫の木坂四姉妹」
 「わたし達の毎日からは、一度も8月9日が消えたことがなかとよ」三女優初の姉妹役での共演
 [と き]9月20日(月)― 10月3日(日)、
 [ところ]東京・両国シアターX(カイ)
 [観劇料]3,200円(東京土建割引と支部援助含む)、

・・・後継者対策・青年部・主婦の会の企画・・・

◆8月企画「かんたんデコパージュ」
ペーパーナプキンで素敵に演出!かわいい柄をいろいろなものに貼ってみましょう。
 [と き]8月22日(日)午後1時から、
 [ところ]東京土建みなと会館、
 [費 用]無料。(材料は用意します)
◆納涼船(主婦の会・後継者対策部・青年部の共催)
 青年組合員と子育て世代の組合員・家族、主婦の会の会員とその配偶者を対象「納涼船」。
 「どけんファミリーカード」で割引適用。
 [と き]9月4日(土)午後6時45分集合、7時15分出港、
 [ところ]竹芝客船ターミナル(港区海岸1-12-1)、
 [会 費]大人2,000円/1人、
 (「どけんファミリーカード」持参で、大人1,000円/1人)
       子ども(小学生まで)は無料、
◆「いのちの山河」区内上映決定◆
 映画「いのちの山河」は、岩手県旧沢内村の深沢村長が、“いのちに格差”があってよいのかと、全国でも最悪だった乳幼児死亡率の“ゼロ”をめざし、全国に先駆けて“老人医療費の無料化”を実施した、奮闘の記録です。
 [と き]10月31日(日)、
 [ところ]台場区民センターホール、
 [入場料]大人の前売り1,200円、
 [制作協力券]希望する組合員・家族を対象に、製作協力券を500円で販売します。
◆関東自動車共済の団体割引変更
 2010年10月から満期を迎えた車と10月以降加入の車から、損害率(東京土建加入者の損害率:64%)を踏まえた割引率は「0」%となり、東京土建の合計の団体割引率は10%が適用になります。

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