群会議の話題

■群会議の話題≪第91号≫ [2010年11月11日] 目次ページへ戻る

民主党政権1年、失態と公約違反の常態化で内閣支持率下落

■菅政権は、政権の浮揚と長期安定政権めざし再スタート(9月17日の改造内閣発足から2ヶ月、政権交代から1年余が経過)を切りましたが、ねじれ国会や中国漁船衝突事件、円高・株安と景気減速など内外の課題に、指導力を発揮できず、「仙谷内閣(影の総理・仙谷菅防長官)」と揶揄(やゆ)され、内閣支持率を再び大きく下落させました。■民主党の成長戦略は、「国民の生活が第一」「日本経済の内需主導型への転換」(2009年総選挙)を掲げ小泉構造改革を批判しましたが、「公共事業中心でも市場原理主義でもない第三の道」(2010年参院選)に転換し、大企業の法人減税や「競争力強化」支援を書き込み、「菅総理の小泉化」(竹中平蔵氏)と言われる「小泉・竹中路線」に回帰しました。■菅首相は臨時国会での所信表明演説(10月1日)で、雇用は強調したものの、労働者派遣法の抜本改正や最低賃金の引き上げなど国民の懐を温める政策、円高から中小企業を守る具体的政策などは示さず、財界・大企業の求める法人税減税を盛り込んだ経済成長や財政健全化と消費税増税と一体となった社会保障改革などを重要課題にあげました。■後半国会は、「政策効果息切れ、円高直撃、景気踊り場に」直面するもとでの補正予算の本格的な審議に入ります。野党7党が要求する小沢一郎元代表の証人喚問と真相解明と政治的道義的責任の追及、前国会から継続審議になっている重要法案の扱いなど、「前半戦と様変わりしそう」な状況(会期末は12月3日)です。■「円高・デフレ対応のための緊急総合対策」を盛り込んだ4.8兆円規模の補正予算は、大型公共工事に約3,776億円をつぎ込みますが、目玉の「新卒者・若年者の支援の強化」には511億円、経営悪化と所得低迷にあえぐ中小業対策には5,790億円の計上と、大部分は資金繰り対策が中心で、中小業者・庶民には冷たい補正予算となっています。

大企業の内部留保積み増しの一方で、続く賃金・雇用破壊

≪2009年は平均給与23万円減少、年収200万円以下が4人に1人に≫ 大企業(金融・保険業と郵政3社を除く)は、2009年度も内部留保を11兆円積み増しする一方、民間給与は前年比23万7千円減(5.5%減)の405万9千円(最高は、1997年の467万3千円)と大幅な減額(過去最大の減少幅は2008年の7万6千円減《1.7%減》)を記録し、平均給与額は1989年と同水準(402万4千円)となっています。また、年収200万円以下のワーキングプア(働く貧困)層は、前年比32万4千人増加し、1,099万人となり、民間企業の労働者の24.4%と4人に1人となりました。
≪失業率が6カ月連続5%超、基本給25月連続で減少(8月) ≫ 8月の完全失業率は、5.1%と6カ月連続で5%を上回り、景気減速や円高による海外生産拡大などの影響で、失業者の増加が懸念されます。勤労者の基本給が24万4,483円(前年比0.1%減)と25カ月連続で減少し、生産回復傾向による労働時間の増加にも関わらず、現金給与総額(残業代や一時金を含)は、前年同月水準の27万4,232円に止まり、給与収入には反映せず、景気回復過程でも雇用破壊、賃金破壊が続き、国内需要の柱である消費購買力の拡大には転じませんでした。

医療保険一元化へ、2013年から5〜10年以内に国保を広域化

≪高齢者医療改革会議で「公営国保の広域化」が提案される≫市町村ごとに運営している公営国保を2013年度以降、5年〜10年以内に47都道府県に再編する案を提示。後期高齢者医療制度(75歳以上を対象)をやめて新制度に移行し、70〜74歳の患者の窓口負担を1割から2割に倍増させ、1人あたりの保険料を引き上げる財政試算を示しました。
≪「国保広域化」=「低給付・高負担」に統一≫「(1)責任を都道府県に押し付け(国庫負担の軽減)、(2)「低給付・高負担」に国民を追い込む(保険料アップか医療制度改悪【国保の守備範囲の縮小】という二者択一=自治体の一般財源からの国保への繰入れをやめさせて、医療費の増加を保険料値上げに直結)、(3)市町村から都道府県にすることで、国民の声が届きにくくする」ことです。

8年連続で支部目標達成!
芝・麻布・白金・新橋・事業所・大島の全分会で月間目標達成! 月間成果は73人!
新橋・事業所・大島は年間目標も達成! 白金は年間目標達成まであと1人
青年部・主婦の会・福寿会も目標達成!

グラフ 今年の拡大月間は、2007年建築基準法不況、2008年世界同時不況(金融・経済危機)、2009年消費・デフレ不況、そして2010年民主党政治不況(公共工事大幅削減、建設産業大縮減政策)と、建設不況が長期・深刻化するもとでのたたかいとなりました。併せて、朝日新聞等のマスメディアが国保組合攻撃を執拗に行うもとで、建設国保と母体組合の動向が注目されました。猛暑の8月から初冬の寒さの10月末まで、組合員・家族のみなさんの奮闘と献身的な努力、ご協力に対して、心から感謝申し上げます。有り難うございました。支部は月間成果を73人とし、5%目標を8年連続で達成するとともに、3年連続となる秋の月間の全分会達成の到達を築き、11月当初現勢を1389人としました。青年部員拡大と主婦の会の会員拡大、福寿会の会員拡大でも目標達成しました。

土建国保を守る課題=補助金の現行水準確保へ年末まで全力をあげよう

◆財務省にむけたハガキ要請行動
11月〜12月のハガキ要請は、財務省に集中して取り組みます。11月を重点期間に位置づけ、組合員全員に情勢ととりくみの重要性を伝え、「1人1シート・4枚」の目標達成にむけて組織をあげた取り組みを推進します。

年間拡大=支部13%達成、年間実増に向けて「特別拡大」の推進を

11・12月は「年間13%目標達成、年間実増実現」に向け、組織拡大をすすめます。
取り組みの重点は、(1)適用除外の取り組みと合わせた事業所対策を強め、(2)月間の新加入者の特徴でもある一人親方労災や雇用調整助成金適用、ATEC1級建築士定期講習など仲間の要求にかみ合った東京土建の打ち出しを強め、(3)分会・群の組織強化と一体にすすめます。年間拡大目標13%の残目標を基本に、分会の自主目標とします。
秋の共済推進月間を全支部が目標達成しよう

自動車見積もり・どけん火災共済加入」推進月間

<自動車共済見積>推進月間前半の10月の到達は、6件の見積もりとなります。支部目標は14件です。また、分会報奨の基準は5件となります。目標達成をめざします。
<火災共済加入>推進月間前半の10月の到達は、2件・700口の加入となります。支部目標は14件・700口以上です。分会報奨の基準は5件・500口以上です。増口も報奨の対象です。

次年度からの国保入院全額償還制度について

◆新制度の枠組みについて
(1) 国保組合の入院費償還制度の5,000円足切りに伴い、5,000円分を全額補てんする国保組合員全員が加入する「国保入院共済(仮称)」を2011年4月から発足させ、4月診療分から給付を行います。更なる付加給付対策が必要な場合には、新たな制度を検討します。
(2) 「国保入院共済(仮称)」の共済費は5,000円足切り分の国保保険料に見合う100円とします。
(3) 入院費償還制度の給付は、対象となる組合員全員に「国保入院共済(仮称)」から5,000円、土建国保から5,000円を上回った分が支払われます。
◆趣旨の徹底について
全員に案内文書を送付し、「国保入院共済(仮称)」への加入を通知するとともに、給付情報をどけん共済会に提供することの同意を得ることとします。

当面の集会宣伝行動、学習会にご協力ください!

◆核兵器廃絶と非核の世界をめざす11月宣伝行動
[と き]11月15日(月)午後6時〜、
[ところ]浜松町駅北口、
[要 請]芝・白金・麻布・新橋から各分会3人、
◆消費税廃止中央各界連国会行動
[と き]11月18日(木)午前10時
[ところ]衆議院議員面会所
[参加要請]白金分会・3人
◆国民要求実現11.18総決起集会
[と き]11月18日(木)12時集合
[ところ]日比谷野外音楽堂
[行 動]総決起集会→霞ヶ関包囲行動、
=霞門集合→国会請願→旧永田小裏解散
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋の分会から各3人
◆港春闘共闘 街頭「生活・労働相談」(午前11時集合)
[と き]11月18日(木)正午から午後7時まで、
[ところ]区立生涯学習センターバルーン前広場、
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋より分会2人、
◆「都連」・「全建総連」」決起大会(一日行動)
[と き]11月24日(水)集合、10時開会
[ところ]午前9時30分:都庁第二庁舎前
午後12時30分開会:日比谷野音
[参加要請]芝・白金・麻布・新橋から各7人
◆港各界連、消費税をなくす会の11月宣伝行動
[と き]11月25日(木) 午後6時〜、
[ところ]田町駅三田口、
[要 請]芝・白金・麻布・新橋から各分会3人、
◆都議会開会日行動
[と き]11月30日(火)正午集合、
[ところ]都庁第1庁舎前の大通りの歩道、
[参加要請]新橋分会、芝分会から各3人、
首都圏アスベスト訴訟「中心被告企業要請行動」
[と き]11月30日(火)、午前10時00分〜、
[集合場所]東京メルパルク(北川副委員長が責任者)
[参加要請]新橋分会・芝分会から各2人
◆国民大運動実行委員会主催国会行動
[と き]12月1日(水)12時集合
[ところ]衆議院第2議員会館前
[参加要請]白金分会・3人
◆「赤紙」配布による戦争反対の宣伝
[と き]12月8日(水)午後5時30分〜7時、
[ところ]田町駅芝浦口、
[要 請]芝・白金・麻布・新橋から各分会3人、
◆「声をあげよう つながろう 住みよい東京へ」都民のつどい(東京地評主催)
[と き]12月14日(火)午後6時45分開会
[ところ]日比谷公会堂
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋の分会から各2人、◆東京都連主催国会行動
[と き]12月15日(水)午前10時〜
[ところ]星陵会館(城所副委員長と三井田常任)
[参加要請]麻布分会から3人、
(終了後、城所副委員長と三井田常執は国会行動に参加)
◆核兵器廃絶と非核の世界をめざす12月宣伝行動
[と き]12月15日(水)午後6時〜、
[ところ]新橋駅SL口、
[要 請]芝・白金・麻布・新橋から各分会3人、
◆港各界連、消費税をなくす会の12月宣伝行動
[と き]12月24日(金) 午後6時〜、
[ところ]田町駅三田口、
[要 請]芝・白金・麻布・新橋から各分会3人、
★☆★ご協力ください☆★☆
◆トンネルじん肺根絶闘争の署名
ゼネコンに謝罪を求める署名です。署名は各群1枚、11月の群・分会の会議で記入してください。
★首都圏アスベスト訴訟「200万署名」
200万署名の総達成をめざします。支部の到達は955筆(全体で約140万筆、東京土建は33万6千筆)にとどまっています。署名行動の強化を図ります。
☆★☆文化に親しみましょう★☆★
◆前進座・初春公演及び友の会の総会案内
[演 目]「春景江戸人情(はるげしきえどのやさしさ)」
[ところ]前進座劇場
[観劇料]3,800円(東京土建割引と支部援助含む)
[統一観劇日]1月4日(火)午後4時30分開演、
◆劇団俳優座の公演「リア王」の案内
シェイクスピアの四大悲劇の一つ「リア王」の上演。今も変わらない親子の誤解・心のすれ違いを二組の親子を通し描きます。希望者は支部まで。
[と き]1月13日(木)〜23日(日)、
[ところ]俳優座劇場
[観劇料]3,200円(東京土建割引と支部の援助含む)
■好例の「餅つき」
有志の「行事」として開催します。

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