群会議の話題

■群会議の話題≪第95号≫ [2011年3月11日] 目次ページへ戻る

菅政権袋小路、内閣支持率続落で「3月危機」秒読みに

■2011年度予算案は、参議院に送付され、年度内の成立が確定しました。予算案は、高齢者や障害者年金、一人親家庭の児童扶養手当を削るなど国民生活と中小企業に冷たい一方、法人税の5%減税と証券優遇税制の延長など大企業と大資産家に2兆円もの減税をばらまき、予算の半分近くを赤字国債で賄うなど問題点が噴出しています。■菅首相は、予算関連法案が成立しなければ予算執行できないため、政権交代の根幹“旗印”の政策(子ども手当、農家への個別所得補償、高校無償化、高速道路無料化など)の修正を次々と表明し、自公へ秋波を送り続けましたが自公に修正協議を拒絶され、社民党などの抱き込みを探りましたが、民主党内から小沢系議員16人の会派離脱騒動(衆議院本会議の欠席)により修正協議は決裂し、反TPPの会設立(山田正彦前農水相)や足元からの退陣論など、菅政権は自民党政治に逆戻り(保守路線回帰)し、財界・アメリカいいなり政治を進めて行き詰まり、八方ふさがりで、崖っぷちに追い込まれ、内閣支持率は2割を割り込み(民主党政権発足以来初)、政権運営が行き詰まり「3月危機」が秒読みとなってきました。

TPP交渉―関税の原則撤廃合意で全産業に重大な打撃が

 菅内閣が参加を表明した、シンガポール、チリ、ニュージーランド、ブルネイの4カ国で2006年に発効した環太平洋経済連携協定(TPP)は、2010年から米国、オーストラリア、ペルー、ベトナムが参入するため拡大交渉がスタートしましたが、TPP参加国全体のGDPでは日・米が91%を占め、実質的には「日米自由貿易協定」の様相を呈し、関税の原則撤廃と社会保障分野を含めた規制緩和で「日本の市場や制度を米国基準に合わせ、米国に明け渡す」ものであり、同時に日本全体を国際的な自由競争(市場原理主義)にさらして「国の形」を変える「究極の構造改革路線」と言えます。
 日本が12カ国・地域とむすんだ経済連携協定(EPA)では、関税撤廃品目の割合は約8割であり、米や小麦など約400の農産品は除かれてきました。
 TPPは農業だけではなく、繊維・衣料品、政府調達(公共工事など)、金融、投資、環境、労働など幅広い分野にわたり、公共工事における外国企業参入と低入札競争の激化、外国人労働者の流入、地域経済衰退による建設産業疲弊、社会保障の解体などが懸念されます。
 菅内閣は、6月以降にTPP参加の最終判断を示す方針です。TPP反対闘争が全国的に展開され、参加団体も農林水産団体と生協などの消費者団体に加えて、労働組合や民主団体、医師会や建設業協会など大きく広がり、地方議会では過半数を上回る40道府県・約1,100自治体で反対・慎重審議を求める決議が行われています。

消費税増税へ動き急―「一体改悪」へ集中検討会議を設置

 政府は、「社会保障と税の一体改革」の検討を集中的に行うため、自公政権の柳沢元厚労相や財界代表など、自公政権で「社保改悪か消費税増税かの最悪の選択に国民を追い込む」政策づくりの中心にいた顔ぶれの民間委員を起用し、4月に社会保障の「あるべき方向性」をまとめ、6月に「税と社会保障の一体改革」の成案を得る検討スケジュールで増税への動きを急ピッチで進めています。
 菅首相は、自公政権が2009年度税制改正法案の付則104条で決めた消費税増税スケジュールに沿って、「2011年度までに何らかの法的な対応をしなければならない」と表明し、来年3月までに消費税増税を含む税制改革法案を国会に提出する姿勢を明らかにしました。

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!

◆国民大運動実行委員会主催
 [と き]3月23日(水)正午集合:麻布分会、
      4月13日(水)正午集合:白金分会、
      4月27日(水)正午集合:新橋分会、
      5月18日(水)正午集合:芝分会、
      6月 1日(水)正午集合:麻布分会、
      6月15日(水)正午集合:白金分会、
 [ところ]衆議院第2会館前、[参加要請]分会3人、

◆税と社会保障学習会(東京各界連、東京社保協共催)
 [と き]3月18日(金)午後6時30分から、
 [ところ]けんせつプラザ東京5階会議室、
 [参 加]新橋、芝分会から各2人の参加を

◆社会保障推進港区協議会の宣伝署名行動
 23区の国保料値上げ反対などの宣伝署名行動
 [と き]3月19日(土)午後2時〜、
 [ところ]四の橋商店街(商店街中央の郵政宿舎前集合)、
 [参加要請]芝・麻布・白金・新橋の各分会3人

◆核兵器の廃絶めざす港原水協の宣伝行動
 「核兵器のない世界を」人類の生存と子どもたちの未来のための宣伝署名行動です。
3月行動 15日(火)午後6時〜、浜松町駅北口、
4月行動 15日(金)午後6時〜、新橋駅SL口、
(新橋SL前は、他団体が使用している場合は「烏森口」に移動します)
5月行動 16日(月)午後6時〜、浜松町駅北口、[参加要請]各分会3人のご協力をお願します。

◆港各界連、消費税をなくす会などの宣伝行動
 消費税は最大の不公平税制です。輸出大企業支援の税制度であり、社会保障の「財言論」は国民の目を欺くための方便でしかなかったことは、導入以来さまざまな場面で明らかにされてきました。世論を作り上げる草の根の運動として、社会保障の拡充要求も含め、定例宣伝行動を強化します。
3月行動 23日(水)午後6時〜、田町駅三田口、
4月行動 25日(月)午後6時〜、田町駅三田口、
5月行動 24日(火)午後6時〜、田町駅三田口、
 [参加要請]各分会3人のご協力をお願します。

◆働く仲間のみなと9条の会などの9の日宣伝行動
 「世界に誇れる平和憲法を守りましょう」憲法9条を守るための宣伝署名行動です。
5月行動 10日(火)午後6時〜、田町駅三田口、[参加要請]各分会3人のご協力をお願します。

◆麻布ヘリ基地撤去集会
 東京23区に「唯一ある米軍基地」の撤去を求める集会です。風船を持ってのチョウチンデモを予定しています。ご協力をお願します。
 [と き]4月18日(月)午後6時00分開会、
 [ところ]都立青山公園
 [参加要請]芝・麻布・白金・新橋の各分会10人

第57回 港支部 定期大会 告示

 [と き]4月10日(日)午前9時30分開場
                10時00分開会
 [ところ]機械工具会館6階ホール
 [ぎだい]2010年度活動のまとめと2011年度活動方針(案)の確認、2010年度決算と2011年度予算(案)の確認、2011年度新役員の選出、その他
 [代議員数]2011年3月1日付分会組合員15人に1人(端数は7捨8入)とします。
 特別代議員は、各分会若干名の選出を。
 芝 :10人(155人)、麻布:9人(133人)、白 金:8人(126人)、新橋:8人(123人)、
 事業所:35人(525人)、大島:3人( 46人)、
 直 属:14人(215人)、
 [役員定数]
執行委員長・1人、
副執行委員長・4人、
書記長・1人、
書記次長・2人、
常任執行委員・8人、
執行委員・20人(分会長・5人、推薦・5人、選出・10人)、
会計監査・3人、
中央執行委員・1人、
◆支部役員・中央執行委員の立候補・推薦の受付、
◆代議員・特別代議員の登録の締め切り
 [と き]4月6日(水)午後7時〜8時まで
 [ところ]東京土建みなと会館2階事務所、

春一番拡大と組織強化期間を成功させよう!

 春一番拡大は、就業実態申告書の100%回収と未適事業所の適用促進を成功させることにします。
(1)統一行動日の取り組みのなかみを明確に
 組合員訪問、未加入事業所訪問など、何をするのかを明らかにし、訪問名簿や対話の材料など必要な品物も準備して行動に臨みます。
(2)昼間行動を旺盛に取り組もう
 設計の仲間や建築士のいる工務店などを対象に、ATECの講習案内と「建賠」パンフを携えての訪問など、実情に応じた昼間行動を取り組みます。
(3)必ず集約を
 行動日はその日のうちに結果の集約をお願いします。成果や参加者数のみではなく、特徴的な取り組みや教訓なども記入してください。
(4)分会総会は春の月間に向けた決起の場に
 分会総会を、春の拡大月間に向けた決起集会と、分会の拡大運動の結節点とし、成功させましょう。総会では、分会の年間拡大計画を必ず議論し、拡大運動の意義や経験報告など、参加者にわかりやすく伝え、達成感を分かち合い、春の月間に臨む決意を固める場としましょう。
(5)分会総会を20%以上の参加で成功させよう
 分会総会は、分会の一年間の活動を振り返り、次年度の取り組みを仲間で議論する、もっとも重要な会議となります。分会組織の20%以上の多くの仲間の参加で成功させていきます。

春一番を全力でとりくむことが、春の月間成功に直結します

 この時期に組織内事業所や未加入事業所との接触を重ね、情報交換をすすめることが、春の月間の対象者を大きく積み上げることにつながります。事業所の仕事の実態や従業員の状況、労災保険の年度更新、建設業許可、資金繰りなど、さまざまな業務利用まで、率直な対話をすすめることにします。ていねいな対話に取り組むことで、対象者が広がり、春の月間の重要な足がかりとなります。

◆統一行動日の日程
≪5次11日間の統一行動日を設定して取り組みます≫
 第1次=4月20・21日(水・木)
 第2次=4月26・27日(火・水)
 第3次=5月12・13日(木・金)
 第4次=5月19・20日(木・金)
 第5次=5月25・26・27日(水・木・金)
 (各分会で1日以上の土・日行動を計画しましょう)

≪春の共済推進月間を成功させよう 共済は、仲間の助け合い、経費削減に有効≫

◆火災共済加入促進月間≪安心保障を仲間の助け合い≫
◎春(3〜5月)支部20件を目標とします。
◎新加入と口座振替でクオカード(500円)贈呈

◆自動車共済見積り月間と加入キャンペーン
◎春(3〜5月)支部14件の見積を目標とします。
◎新規加入者にクオカード(1,000円)を贈呈

知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー

◆「日本ハム」ナイター観戦の案内
 斎藤祐樹投手の入団で人気急上昇の日本ハム戦の観戦案内を春の試合から実施します。
詳細はチラシを参照してください。

◆日航の不当解雇撤回闘争の支援
 政府と日航本社への解雇撤回要請署名を分会2枚(5名連記、菅総理大臣宛と大西日航社長宛ての2種類)で取り組みます。不当な解雇を許さない取り組みとして、ご協力をお願します。

◆無料経営相談(要電話予約)
 3月25日(金)、4月27日(水)午前10時〜正午、けんせつプラザ東京。

◆サンリオピューロランド春の特別優待デー
 大人も子どもも特別入場割引券(1千円)で入場できる「特別優待デー」(3月19日〜31日の12日間)が実施され、来場者には「20周年おめでとう」プチタオルのプレゼントがあります。

◆社会保障拡充を求める署名
 1月から取り組んでいる社会保障の拡充を求める国会請願署名です。目標は、組織の2倍です。署名の最終集約は、3月末日です。4〜5月の国会行動で署名を届けます。ご協力をお願いします。

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