群会議の話題

■群会議の話題≪第96号≫ [2011年4月12日] 目次ページへ戻る

東日本大震災の被災者支援と復興支援に全力をあげよう!

■仲間の家族、親族には、亡くなった方、不明の方が相当数おられる模様です。組合は被害状況の集約を続けています。東北地方の全建総連関係の仲間の状況では、命と家屋・財産を失った仲間が相当数に上っています。身動きが取れない状態でも全力で被害の把握と救援活動に立ち上がっているとのことです。■東京近県では千葉県で被害が大きく、浦安市から千葉市付近にかけては地面が液状化して砂が噴出、山武郡では家屋被害300戸、旭市では450棟の床上浸水などと深刻です。■東日本大震災は、死者・行方不明者2万数千人、避難者20数万人を超え文字通り国難と言うべき戦後最悪の大災害となりました。加えて設計想定の甘さや初動対策の『人災』が指摘される東京電力福島第一原子力発電所の事故は、なお危険な状態を脱していません。■全国最大の建設労組、首都東京最大の労組・東京土建の社会的役割と使命がますます重要になります。東京土建の存在意義、真価が問われます。被災地では、仮設住宅の建設が始まりました。組合は、被災者支援と復興支援として、技術・技能者の派遣などに協力することになります。■組合の救援・救済活動の基本は、労働組合の本旨でもある「一人は万人のために、万人は一人のために」の精神に則り、建設労働者・職人・中小建設業者の地域貢献、建設労組の社会的貢献を発揮する立場で、被災地と仲間の救援・救済活動にあたることにします。

被災者支援の救援募金にご協力ください!

■東日本大震災の被災者支援の救援募金に取り組みます。4月末までの取り組みとし、一人あたり千円を目途の募金を呼びかけます。募金封筒を群・分会にお届けします。組合員の皆様のご協力をお願いいたします。募金封筒は、支部まで届けてください。東京土建本部及び全建総連が呼び掛ける被災者支援(義援金)と救援活動に使用することになります。■復興支援は、家屋の応急修理や避難所等での一般ボランティアの派遣、復興事業にあたっては現地業者等への労働者供給事業が考えられます。全建総連や土建本部等の要請に積極的に応えることにします。

日本の農業に壊滅的打撃を与えるTPP参加は自殺行為

◆日米経済調和対話―米が70項目の対日要求
 菅首相が唱える「TPP開国」で、米国が対日要求をエスカレートしています。オバマ大統領は、2月23日の2011年版経済報告で、「TPPを通じて、市場開放するようにアジア諸国を説得する」、日本についても米国企業が参入する際の「(競争)条件を公平にすること」を交渉の主眼におくと明記し、米国の対日要求は、情報通信技術、知的財産権、郵政、保険、農業関連課題、医薬品・医療機器など10分野で約70項目に及びました。

◆世界の食料は過去最高の高値に
 国連食糧農業機関(FAO)が発表した2月の世界の食料価格指数は、前月比2.2%上昇し236(2002〜2004年が100)と、1990年の統計開始から最高だった1月をさらに上回りました。上昇は8カ月連続です。FAOは「小麦などの在庫が減少しており、今年の世界の穀物在庫は急減が見込まれる」と、食料の値上がり圧力は今後も続くことを指摘しています。農水省は2月23日、輸入小麦の政府売渡し価格を4月から18%引き上げることを製粉会社に提示しました。世界の食料事情が悪化する中で、日本の農業に壊滅的打撃を与えるTPP参加は自殺行為です。

菅政権は震災を利用して大連立など政権基盤の安定化を狙う

■東日本巨大地震による災害対応と財源捻出のため、社会保障と税の一体改革や、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加、2009年マニフェスト(政権公約)の抜本見直しなど、菅政権が進めてきた看板政策は、検討の中断を余儀なくされています。■「社会保障改革に関する集中検討会議」では、経済団体、労働団体(連合)、報道機関(5大新聞)などからの消費税引き上げ必要論の意見聴衆を終え、4月には同会議の改革案(消費税引き上げ案)の発表の予定でしたが、「人心が落ち着くまで消費税の議論できない」とし、地震の復興財源の観点から引上げ論が出ているのを期待し、「消費税を5%上げ、当面は復興に充てるが、将来的には社会保障に回す」(政府関係者)との構想も取りざたされています。■TPP参加交渉に関する判断も、大震災や原発事故で東北、北関東で農業が多大な事故を受け、「農業被害で、TPPの話は、なしになった」(内閣関係者)と、交渉を絶望視する声も出ています。■菅政権は大震災前、内閣支持率が20%を切り、党内から菅降ろしの動きが公然化し、退陣必死の「3月危機」に追いこまれていましたが、地震後の政府与党批判が出来にくい状況を利用して、指導力発揮を腐心し、自民党への大連立の働きかけ、数10兆円と言われる復興予算を独占する復興省ポストの新設などによる大臣の増員など、様々な策動を行いました。■『小異』に執着し、避難者支援や原発事故、電力不足、買いだめなど複合的な懸案に十分対処でききているとはいえない状況です。菅首相のこうした行動は、被災者の救援や被災地の復興より、自身の政権基盤の安定化を狙もので、民主党内や国民新党からも「(閣僚の増員は)数だけそろえればいいという話でない」(亀井静香国民新党代表)、大連立に理解してきた自民参院幹部も、「震災を利用した『火事場泥棒』ではないか」と、陰口をたたかれる状況です。

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!

◆国民大運動実行委員会主催
 [と き]4月13日(水)正午集合:白金分会、
      4月27日(水)正午集合:新橋分会、
      5月18日(水)正午集合:芝分会、
      6月 1日(水)正午集合:麻布分会、
      6月15日(水)正午集合:白金分会、
 [ところ]衆議院第2会館前、[参加要請]分会3人、

◆核兵器の廃絶めざす港原水協の宣伝行動
 「核兵器のない世界を」人類の生存と子どもたちの未来のための宣伝署名行動です。
4月行動 15日(金)午後6時〜、新橋駅SL口、
(新橋SL前は、他団体が使用している場合は「烏森口」に移動します)
5月行動 16日(月)午後6時〜、浜松町駅北口、[参加要請]各分会3人のご協力をお願します。

◆港各界連、消費税をなくす会などの宣伝行動
 消費税は最大の不公平税制です。輸出大企業支援の税制度であり、社会保障の「財源論」は国民の目を欺くための方便でした。世論を作り上げる草の根の運動として、社会保障の拡充要求も含め、定例宣伝行動を強化します。
4月行動 25日(月)午後6時〜、田町駅三田口、
5月行動 24日(火)午後6時〜、田町駅三田口、[参加要請]各分会3人のご協力をお願します。

◆働く仲間みなと9条の会などの9の日宣伝行動
 「世界に誇れる平和憲法を守りましょう」憲法9条を守るための宣伝署名行動です。
5月行動 10日(火)午後6時〜、田町駅三田口、[参加要請]各分会3人のご協力をお願します。

◆麻布ヘリ基地撤去集会
 東京23区に「唯一ある米軍基地」の撤去を求める集会です。風船を持ってのチョウチンデモを予定しています。ご協力をお願します。
 [と き]4月18日(月)午後6時00分開会、
 [ところ]都立青山公園
 [参加要請]芝・麻布・白金・新橋の各分会10人

■労働者の祭典「第82回中央メーデー」
 「被災者救援と被災地の復興支援」を前面に掲げ、戦後最大の国難を乗り越えるための支援を呼びかける場です。また、膨大な内部留保を溜め込んでいる大企業に対しては「溜め込み利益を復興支援にまわせ」の世論喚起もはかります。
 [と き]5月1日(日)午前9時30分集合、
             式典:11時00分開会[ところ]代々木公園、
 [参加要請]各分会15人
 [デモコース]明治公園コース

未曾有の困難克服に今こそ建設労働者の出番!復興支援・防災対策に役割発揮し、建設産業の危機、仲間の仕事と暮らしの危機、土建国保の危機打開へ、支部と全分会の目標達成で春の拡大月間を成功させよう!

 東日本大震災では、日本が地震大国であり、東京でも防災・耐震化が緊急の課題であり防災対策と復興支援における建設業者の重要性があらためて示され、地元建設業者の役割が注目されています。今年の春の拡大月間は、私たち建設労働者の社会的な役割の発揮が強く求められ、大災害の復興の取り組みの中での行動となります。私たちは住まいづくり、街づくりの専門家集団として、地域住民の要望にこたえるとともに、被災地の復興支援にも全力で取り組んでいきます。困難も想定されますが、全力で春の拡大月間を成功させ、建設労働者が本来の役割を発揮できる建設産業の再生と建設不況打開に向け、組織前進の足がかりを築いていきましょう。

(1)目標 年間6%(82人の拡大)到達をめざし、月間拡大3.5%(48人)以上を目標とします。
 芝 :7(162)人、麻布:6(136)人、白金:6(132)人、新橋:5(127)人、事業所:22(527)人、
 大島:2( 46)人、直属:  (225)人、
(2)日程と節目標 春の月間は5次11日間の統一行動日とし、それぞれに到達目標を設定して取り組みます。分会は、昼間行動や日曜日行動を積極的に計画し、月間目標達成をめざします。
第1次=4月20・21日(水・木) 目標の15%
第2次=4月26・27日(火・水) 目標の30%
第3次=5月12・13日(木・金) 目標の50%
第4次=5月19・20日(木・金) 目標の75%
第5次=5月25・26・27日(水・木・金)
6月1日の登録終了までに100%達成!

参加者を広げ、全群が参加する拡大行動に
 拡大運動の参加者の規模と行動の水準を引き上げることが最重要です。従来以上に行動への参加を広げるには、徹底して全群からの参加を追求することが必要です。群ごとの拡大目標を設定し、行動日の担当群を決め、統一行動日には群の参加を集約するなど、群を意識する拡大行動に取り組みましょう。

◆分会四役・群三役学習会
国保や共済の新しい業務などメリット学習です。
 [と き]4月25日(月)午後7時00分開会、
 [ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
 [内 容]分会四役・群三役の役割と任務、他
 [参加要請]支部四役・常任執行委員、支部執行委員、分会四役、群三役、福寿会役員、主婦の会四役・役員

知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー

◆大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟「全面救済を求める判決署名」取組
 [署名]「大阪高裁」と「大阪地裁」向け2種類
 [規模]組合員1枚(5名連記)
 [時期]5〜6月の取り組み(6月末最終集約)。

◆前進座80周年記念5月15日国立劇場公演
 前進座の芝居は、伝統文化に親しみ、接する貴重な機会です。支部の観劇目標を30人として多くの仲間の参加で成功させましょう。
 [演 目]「唐茄子屋」、「秋葉権現廻船噺」
 [と き]5月15日(日)夜の部16時30分開演
 [ところ]三宅坂・国立劇場 
 [観劇料]組合員・家族は3,000円(支部援助含む)

◆「生公連」の国会請願署名にご協力ください

◆労働者派遣法の早期抜本改正を求める署名
派遣法改正案の早期審議入りと抜本改正を求める署名を4月の分会機関会議で取り組みます。
署名数…各群1枚
提 出…4月分会・群の会議での取り組みです。

◆無料経営相談
4月27日(水)、5月26日(木)、午前10時〜正午、けんせつプラザ東京。要、電話予約。
●2011年書記の定期異動について
1996年7月から港支部に勤務している御武ス人書記が3月26日付で板橋支部に異動します。具体的な異動は、支部大会後となります。
また、豊島支部から間中淳一郎書記が異動して来ます。宜しくお願いします。

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