群会議の話題

■群会議の話題≪第99号≫ [2011年7月11日] 目次ページへ戻る

菅おろしが激化する中、究極の死んだふり内閣が続投

■菅内閣不信任決議案は、大差で否決されました。被災地無視の不信任案騒動は、菅首相の「復興に一定の目途ついた段階で若い世代に引き継ぐ」発言で流れが変わり、「究極の死んだふり続投」が続いています。不信任案が否決された夜、菅首相は早期辞任を否定し、年明け(原発冷温停止)までの長期続投を示唆、鳩山氏から「うそつき」「ペテン師」と批判され、閣内、民主党内から一斉に早期辞任論が噴き出し、菅降ろしがさらに激化しました。■菅降ろしは、内閣支持率の低下による退陣の危機を3.11大震災で九死に一生を得たところからきています。首相は追い詰められ、「小沢・菅ぬき大連立」構想が急浮上してきています。■大連立構想は、「大震災と原発事故への対応のため」と言われていますが、大衆増税となる消費税の大増税、大企業本位の経済をすすめるTPPへの参加、地域主権の推進という、新自由主義(構造改革)路線を強行しようとするもので、連立を組まなくても、復興基本法は成立しています。『大連立』が成立すれば、即座に消費税の増税構想が浮上することになるでしょう。■終盤国会では、「被災者の生活再建が復興の土台であることがあいまいにされ、農業や漁業の大規模集約化、民間企業参入のための規制緩和などが優先され、被災者が置き去りにされてしまう懸念が広がる」復興基本法が成立しました。■「税と社会保障の一体改革」は、社会保障給付の伸びを抑え、増加する費用を「消費税を2010年代半ば(2014年から2016年)までに10%まで引き上げる」政府案を確定し、消費税増税を明確にしました。■第177通常国会は8月31日まで70日間会期を延長しました。被災者救援のための会期延長は当然ですが、首相と民・自・公3党は、内閣不信任決議騒動と同じように、首相の退陣時期をめぐって、被災者そっちのけの政争に明け暮れています。■延長国会では、菅首相の下での2次補正予算案と公債特例法案が議論されることになります。検討されている2次補正予算案の二重ローン対策は、中小零細業者が救われない仕組みなど、被災者の願いに応えない問題点が浮かび上がっています。公債特例法案は、(2兆円減税など大企業・大資産家優遇など)の予算執行ために赤字国債を発行するものですが、財源は被災地に回すべきものです。菅政権は、「復興に逆行する」との被災者の声も聞かず、財界・大企業やアメリカが求める環太平洋連携協定(TPP)参加、税と社会保障の一体改革の名による消費税増税、米軍新基地建設などをすすめようとしています。■私たちは、被災者の生活・生業・住宅の再建に必要な補正予算を実現すること、原発事故被害者の賠償、原発からの撤廃などについて、しっかり議論することを求めていきます。

雇用情勢は変わらないが景気は上向きの動き

 6月の月例経済報告では、景気全体の基調判断を「東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にある中で、このところ上向きの動きがある」と前月から引き上げました。しかし、雇用情勢の厳しさは変わらない状況です。内閣府は、2011年度の実質国内総生産(GDP)の成長率が0%近くになる見通しをまとめ、2011年1月の予測を大幅に下方修正し、IMF(国際通貨基金)も日本の2011年実質成長率を−0.7%に修正した。

5月末発表の経済指標から 6月の月例経済報告の項目別判断

東日本大震災「被災者復興支援募金」への再度のご協力を訴えます

 全建総連加盟の現地組合員の被害は、組合員・家族の死亡と行方不明が6月初めで237人、家屋被害は全壊が890戸以上、半壊・床上浸水は6,380戸にも達し、多くの組合事務所が流失・破壊に遭い、機能できない状態にもあり、これら仲間に対する支援に募金が使われます。
 東京土建全体では60,565,136円、港支部では390,723円(目標額は1,308,000円)の募金がこれまでに寄せられています。この募金の中から全建総連に一人当たり500円、都連に100円、合計で約6,000万円弱を拠出し、この見舞金を基本に、流失組合事務所再建の支援、家屋修繕ボランティアの材料費・宿泊費、行動費・交通費、ほか支援に関する諸費用としての支出となります。
 東京土建の独自活動に関する募金会計(組合員一人当たり400円を充当)からのこれまでの支出は合計13,664,760円(6月23日現在)となり、現地の仲間への直接的な支援に使われています。
 港支部の募金の到達は390,723円と目安額の30%以下にとどまり、「事業所」「直属」所属の組合員への働きかけが弱いことが指摘されています。被災地の組合員・家族の仲間は、冬から夏に代わり、物資も不足しており、多くの義援金を必要としています。事業所や直属の仲間、遠方に住む仲間等に訴えが届いていないのが現状です。善意の気持ちを募金に変え、広く協力を求め、組合訪問・事業所訪問の際に、積極的に募金を訴えていくことにします。

国保予算要求のハガキ要請行動にご協力ください

 土建国保を守り抜くためは、国庫補助金獲得が最重要であり、厚労省概算要求段階での現行補助水準確保に全力を挙げて取り組むことが必要です。「組合員1人ひとりが参加する」ハガキ要請行動を成功させり事が重要です。組合員1人1シート4枚をやりきることを目標に全分会、全群、全事業者が挑戦します。成功のポイントは、(1)やりきる構えを分会段階でつくり、(2)分会財政分会での集約・点検活動の強化し、(3)事業所分会、直属組合員対策の強化で個別対策の前進をはかります。
 厚労省の「保険局長、審議官、国保課長、国保課長補佐」を宛先とするハガキ要請7月〜8月の取り組みは、都連作成のハガキ要請シートをもとに、組合員一人1シート4枚をやりきることにします。

知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー

◆東京・横浜地裁への「公正判決要請署名」の個人署名の取り組み
 横浜地裁は年内結審・来春判決が明確になり、東京地裁は来春の結審が予定され、両地裁に提出する「公正判決要請署名」に取り組みます。
 組合員一人5筆を目標とし、8・9月を集中期間に、12月末までの達成をめざし取り組みます。

◆原水禁世界大会の成功に向けて
 世界大会には、小宮文雄(常任執行委員)さんが支部代表として、港原水協の一員として参加します。

◆新「アピール署名」と原水禁カンパ、
「核兵器全面禁止のアピール署名」と原水禁大会カンパに取り組みます。アピール署名は、新しい署名で、原水禁大会に届けて国際連合に提出します。原水禁大会のカンパは、世界大会への支部代表の派遣費用に使われます。多くの組合員・家族の皆さんのご協力をお願いします。

◆港原水協総会と世界大会代表派遣結団式
 [と き]7月28日(木)午後6時30分開会
 [ところ]東京土建みなと会館3階会議室

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!

港各界連、消費税をなくす会、港社保協との共催による宣伝行動
 税と社会保障の一体改革では、消費税の増税を前提に議論が進められようとしています。
 消費税廃止港各界連と港社会保障推進協議会との共同宣伝として、社会保障財源・復興支援財源としての消費税の増税に反対し、社会保障の拡充を求める定例宣伝に取り組みます。
◆7月の宣伝行動
 7月25日の宣伝行動は、当初の予定を変更し、東京各界連の宣伝行動に合流します。
 [と き]7月25日(月)午後5時〜6時まで、
 [ところ]新橋駅SL前、
 [要 請]各分会3人
◆8月の宣伝行動
 [と き]8月24日(水)午後6時〜7時まで、
 [ところ]新橋駅SL前、
 [要 請]各分会3人

働く仲間のみなと9条の会と核兵器の廃絶めざす港原水協の共同宣伝行動
 「世界に誇れる平和憲法を守りましょう」の憲法9条を守る宣伝署名行動と「核兵器のない世界を」人類の生存と子どもたちの未来のための共同の宣伝署名行動です。
◆8月の宣伝行動
 [と き]8月 9日(火)午後6時〜7時まで、
 [ところ]浜松町駅北口、
 [要 請]各分会3人
◆9月の宣伝行動
 [と き]9月 9日(金)午後6時〜7時まで、
 [ところ]新橋駅SL前、
 [要 請]各分会3人

◆豊島園で「BBQを楽しもう会」
 青年組合員の交流、事業所に所属する組合員の交流をめざし、次の企画を開催します。
 [名 称]BBQ(バーべキュー)を楽しもう会
 [と き]10月2日(日)
 [ところ]豊島園バーベキュー広場集合、
 [参加対象]20代〜40代の青年子育て世代組合員とその家族、主婦の会会員とその配偶者、
 [会 費]大人2,000円/1人(中学生以下は無料)、
 [受付け]豊島園チケット売場前午前10時00分集合

◆「原発事故と放射能汚染」学習集会のお知らせ
 港区労連や港春闘共闘、港大運動実行委員会では、福島第一原発の事故を受け、放射能が私たちの生活に具体的にどのような影響があるのか、放射能の何が問題なのか、専門家を招いて学習することとしました。皆さんのご参加をお願します。
 [と き]7月20日(水)午後6時30分開会、
 [ところ]機械工具会館6階ホール、
 [講 師]野口邦和日本大学専任講師(放射能防護学)
 [参加費]資料代500円は支部負担とします。

■アスベスト健康教室を開催しAランク対象者の受診促進をすすめます
 アスベスト被害者掘り起こしは、芝病院・しばぞの診療所への受診から始まります。しばぞの診療所・芝病院への受診の呼びかけと受診促進の取り組みとして、アスベスト健康教室を開催します。
 [と き]7月25日(月)午後7時00分開会、
 [ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
 [講 師]藤井正實芝病院医師、
 [参加要請]執行委員と国保Aランク対象者

◆無料経営相談…要電話予約
 6月28日(火)、7月26日(火)いずれも午前10時〜正午、けんせつプラザ東京。

◆全都書記決起集会
 全都の書記の月間に向けての意思統一の場として、学習決起集会が開催されます。事務所を閉めて、書記全員で参加します。
 [と き]8月3日(水)午前10時〜午後4時、
 [ところ]けんせつプラザ東京
 [参加要請]書記全員

◆本部拡大出陣式(活動費はレセプション費用に充当)
 [と き]8月27日(土)午後6時30分開会、
 [ところ]京王プラザホテル
 [参加対象]四役・常任執行委員、
 各分会の代表各1人、福寿会会長、

★主婦の会主催の「夏休み親子映画会」
 [と き]7月30日(土)午後1時30分開場、
      1時45分上映開始
 [ところ]東京土建みなと会館3階

◆支部事務所の「夏期休暇」について
 8月13日(土)〜17日(水)を「夏期休暇」として、事務所を閉めさせていただきます。

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