■群会議の話題≪第101号≫ [2011年9月12日] | 目次ページへ戻る |
野田政権−挙党体制と大連立で構造改革と日米同盟立直し■野田新首相は、挙党体制を確立し、自民・公明党との大連立や連携を模索しながら、「復興増税、消費税も所得税も」、「原発再稼働に意欲、前向き」「日米同盟最重要視」、「円高対策は期待薄」と見られ、「“財務省の傀儡”菅政権の二の舞も」との見方も出ています。■財界は野田新首相に対し好意的で、「税制や財政、社会保障など政策に通じ、安定した行動力のある政治リーダー」(米倉経団連会長)と熱烈歓迎するとともに、経営トップからは、東日本大震災の復興や円高対策、環太平洋経済連携協定(TPP)への早期参加や電力不足への対応、規制改革と成長戦略などの、政策実現を求める声が相次いでいます。■マスコミ各紙は、「政策(マニフェスト見直し、震災復興や社会保障改革の財源確保のための増税、TPP参加)実現へ動け」(読売)、「政治の歯車(挙党体制、ねじれ国会への対処、政権公約と政権運営のあり方)着実に回せ」(毎日)、「成長(第3次補正、エネルギー戦略、法人税減税、TPP参加)と財政再建(一体改革)の実現を」(日経)など、菅政権で行き詰まった構造改革路線の実行を後押しする社説を掲げました。■野田氏は代表選で、2010年代半ばまでに消費税率10%への引き上げを行うとした政府・与党の「社会保障・税一体改革成案」について「成案通り環境整備を実現することが大事だ」と発言し、来年の通常国会に増税法案を提出することを当然視する考えを示し、一方で、「法人税5%引き下げ法案の早期成立をめざす」としました。また、停止中の原発については「再稼働していかないといけない」と述べ、原発推進の立場も示しました。外交・安全保障については、「日米同盟が基軸であり、それをさらに深化させる」と強調し、新代表選出後の記者会見では、沖縄県名護市辺野古に米軍新基地を建設する「日米合意」について「合意を踏まえ、菅政権の政策は継承していきたい」と新基地建設に固執する姿勢を示しました。 第3次補正と税制議論の動き=復興増税の動きと消費税増税復興予算の基本方針は、今後10年間で23兆円、この5年間で19兆円を投じることが確認(東日本大震災復興本部)され、基礎年金財源の流用分、B型肝炎訴訟の和解金を含め全体では16.2兆円、3次補正を含めてその財源論議が本格化します。復興財源のための増税では、所得税と法人税、たばこ税などを中心に、2012年度からの増税と、「社会保障と税の一体改革」では2010年代半ばまでの本格的な消費税増税という社会保障改革と結合するという2段階での増税を狙っています。 東日本大震災支援の募金に引き続きご協力ください!全分会の目標達成で秋の拡大月間を成功させ、組合結成65周年に向けて、1300人組織の回復、組織増勢・反転攻勢の確かな展望を築こう!(2011年秋の拡大運動スローガン) 東日本大震災からの復旧・復興は遅々として進まず、原発事故の収束も見通しが立っていません。 5月現勢を“底”に1300人支部を早期に回復させよう!支部は、5月現勢1230人を『底』として、増勢に転じることを確認し、春の月間の成功をその第一歩として踏み出しました。また、東京土建は来年1月に結成65周年を迎えます。東京土建結成65周年を増勢の中で迎えるためには、都心3区を活動地域とする港支部が1300人を回復する大きな奮闘が求められます。具体的には、年間拡大目標13%の達成とその前提となる月間5%目標の達成となります。また、全分会が目標を達成するとともに、全分会が1月現勢回復に努力することも求められます。容易ではありませんが、決して不可能な数字ではありません。 月間前半戦で、月間目標の4割突破を全分会でやりとげよう!!月間前半戦、9月末までの月間目標の4割突破が、目標達成への仲間の確信を広げ、後半戦の飛躍につながります。対象者数や訪問件数、行動参加者数など、行動日ごとの到達も明らかにしながら、当面の節目標達成に全力をあげ、9月末での40%達成を最大の到達目標として前半戦をたたかいぬきましょう。 行動の中心を組合員訪問行動に◆9月中に1巡目の訪問行動を ◆「アンケート」「65周年キャンペーン」最大限活用して対話しよう ■中間決起集会を開催 東京都へのハガキ要請行動にご協力ください9月〜10月は東京都へのハガキ要請行動に取り組みます。医療費の伸びを見込んだ都費補助金の増額を求めつつ、国保法改正の影響を受けないよう、補助水準の維持をめざし、現行水準確保の運動をすすめます。特定健診・特定保健指導では必要額の確保を求め、胸部レントゲンの東京都独自の補助制度の実現をめざします。都費補助増額を実現するため、組合員1人1シート4枚(財務局関係2枚、福祉保健局関係2枚)を目標に取り組みを強化します。拡大月間の組合員訪問や事業所訪問とも結合し、組合員1人1シート・4枚(財務局関係2枚、福祉保健局関係2枚)の記入をめざします。9月を「重点月間」として、10月は「補強月間」として、重点月間でもれた仲間の集約に集中します。 当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!◆脱原発にむけた9.19「さよなら原発集会」 ◆都議会開会日行動 ◆消費税廃止港各界連、港社保協の宣伝行動 ◆働く仲間の9条の会と港原水協の宣伝行動 知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー◆じん肺・アスベスト被害根絶の請願署名 ◆「公正判決要請署名」の取り組み ◆国保組合の事業所健診に対する補助制度 ◆契約医療機関以外での健診に対する補助制度 ◆無料経営相談…電話予約が必要 ◆「食の安全と放射能」をテーマにした学習会 ◆普天間と連帯する東京のつどい(仮称) |