群会議の話題

■群会議の話題≪第104号≫ [2011年12月12日] 目次ページへ戻る

野田政権TPP交渉参加、消費税増税、構造改革路線鮮明に

■野田政権は、米国と財界、マスコミの歓迎と期待のもと、菅政権の下で方針は打ち出されながらまったく進まなかった構造改革と日米同盟強化の四つの緊急課題((1)消費税引き上げと社会保障改悪の一体改革、(2)TPPへの参加決定、(3)原発の再稼働、地域主権改革を柱とする構造改革型地域づくり、(4)普天間の辺野古移転を中心とする日米同盟の修復、強化)遂行を使命として誕生し、20カ国・地域(G20)首脳会議の場で、消費税率を10%に引き上げることを事実上の国際公約として表明し、来年3月に消費税増税準備法案として提出する構えです。また、TPP交渉参加に向けては、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、来春にも交渉入りをめざすことを国際公約として表明しました。TPPへの参加は、(1)東日本大震災の復興の最大の妨げになり、(2)食料の安定供給を土台から壊し、(3)「食の安全」、「医療」、「金融・共済・保険」、「政府調達」などに米国の対日要求が押付けられ、(4)雇用と内需・日本経済に深刻な打撃となる内容となっています。TPP問題は、食の安全のみならず、日本社会のありようを、すべてアメリカンスタンダード(標準)に合わせるものであり、TPP参加は論外です。私たち東京土建は、国民生活と建設産業の将来に重大な影響を与える懸念が十分払拭されない中での、TPP交渉参加には反対です。
■原発事故をめぐっては、一日も早い収束と放射能汚染地の除染が求められていますが、8月に成立した放射性物質汚染対処特措法(原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境汚染への対処に関する特別措置法)にもとづき、11月11日の閣議決定(原発事故で発生した汚染廃棄物の処理や除染に関する基本方針)では、警戒区域(半径20km圏内で原則立ち入り禁止区域)や計画的避難区域(20km圏外で放射線量が高い区域)を「除染特別区域」と定めて国が除染するとしています。環境省の試算で除染が必要な年間1ミリシーベルト以上の地域は、国土の3%以上に上るにも拘らず、政府の除染費用は来年度予算含めても1.2兆円、しかも地域も極めて狭い範囲に限定するなど、不十分な計画になっています。私たちは、徹底した除染をすすめ、子ども・国民の命を守るとともに、除染などにたずさわる下請労働者や外注労働者を含む作業者の安全確保を求めていきます。併せて、原子力発電所の新規計画を中止、既存原子力発電所の計画的廃炉の実施、再生エネルギーを中心に据えた、エネルギー政策への転換を求め、原発再稼働に反対していきます。

生活保護世帯205万人突破「戦後最悪に」

 景気の低迷による雇用の悪化は一層深刻さを増し、非正規雇用の割合は、若年層(15〜24歳)が高く1,729万人となっています。就職を希望するが求職活動をしていない潜在失業者が469万人と、リーマンショック以降の急激な雇用悪化があった2009年7〜9月期(461万人)を超える数字となっています。
 さらに7月の生活保護受給者は205万人、戦後の混乱を引きずる1951年度を超え、過去最多となり、貧困層の増大は抜本的な雇用対策を行わない政府の責任が問われています。しかし、こうした中で社会保障改革ではこの生活保護制度の見直し、医療の一部負担導入をすすめようとしています。さらに難病による医療費助成(難病と言われる疾患5,000〜7,000のうち56疾患)の対象基準の見直しの検討を開始するなど、国民各層への切り捨て政策がすすもうとしています。

土建国保を守る財務省へのハガキ要請行動にご協力ください!

◆「ハガキ要請行動」の取り組み
≪12月は、国保予算要求の総仕上げ≫
 9月末に締め切られた各省概算要求に基づき、財務省へのハガキ要請行動を、12月は国保予算要求の総仕上げの月です。国庫補助金の現行水準確保および増額を求めて補助制度の改悪を許さない取り組みとしてすすめます。予算確保へ向けた重要な取り組みです。
◆1人 1シート(4枚)記入を徹底し、
組織人員200%以上の到達をつくりだそう
 目標は1人1シート(4枚セット)です。財務省「主計局長、主計局次長、主計官、主計局主査」の4人を対象とするハガキ要請です。仲間の取り組みと組織的な取り組みの強化を図ります。締め切りは、閣議決定の日程から12月22日の分会長・書記長会議までとします。

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!

◆首都圏建設アスベスト訴訟の「公正判決」を求める宣伝署名活動≪港支部の独自行動≫
 [と き]12月16日(金)午後6時00分〜1時間
 [ところ]田町駅三田口(雨天の場合は芝浦口)
 [参加要請]各分会5人のご協力をお願します。
◆東京春闘共闘決起集会
 [と き]1月26日(木)午後6時30分集合、6時45分開会
 [ところ]中野ゼロホール
 [参加要請]芝・麻布・白金・新橋から各4人
◆首都圏建設労働者春闘決起集会
 [と き]2012年2月10日(金)
 12時30分〜霞ヶ関(国交省)包囲行動と個人請願
 2時00分〜決起集会(日比谷野外音楽堂)とデモ行進
 [ところ]国交省前と日比谷野外音楽堂
 [参加要請]芝・麻布・白金・新橋から各7人
◆港春闘共闘学習決起集会
 [と き]2月23日(木)午後6時00分開場、6時30分開会
 [ところ]港区立商工会館
 [参加要請]執行委員と希望する組合員・家族

秋の「自動車・火災」共済推進月間が折り返し

◆組合の魅力さらに高める「組合総合共済」の改定(案)
  改定案では、引き続き入院給付の強化、「固定具の扱い」を現在の治療に対応した規定への見直し、組合の「規定」で「私傷扱い」としている「病気」に関わる“年来の課題”の抜本的な改善を実施します。財源は、一人ひとりの組合員の掛金とし、給付額は掛金収入を超えない範囲で運営します。
 2011年度は、(1)入院5日以上の場合は待機なしで給付。(2)成人祝金を2万円に増額に改定し、内部努力をはかりつつ、共済の魅力をさらに高め、頼りになる日本一の共済をめざしました。制度・給付の改善では、(1)A型・S型の私傷入院給付の引き上げ(A型:3,000円⇒3,500円,S型:2,000円⇒2,500円)、B型の病気私傷入院給付の引き上げ(1,000円⇒1,500円)、(2)病気見舞金の範囲の拡大、(3)固定具の規定の拡大を主な内容としています。
 掛金は、今後、5年から7年の数年間を見越し、安定的な運営できる掛金に改定とし、A型・S型は855円から1,005円(+150円)に、B型は295円から505円(+210円)に引き上げることになります。制度実施は2012年6月が予定されています。

◆どけん火災共済に地震見舞金制度を付加する改定(案)
 どけん火災共済に地震見舞金を創設することは、組合員が万が一の罹災の時こそ、見舞金を給付し、支援、激励、労働組合の仲間の助け合いの力を発揮していくこととし、2012年4月から「地震見舞金」の創設を準備することになります。

<損害区分(損害区分は「罹災証明書」)と見舞金額>
○全 壊 :1口/1万円 最高限度額100万円
                 (家財一律20万円)
○半 壊 :1口/5千円 最高限度額 30万円
                 (家財一律10万円)
○一部壊 : 1口/1千円 最高限度額  5万円
                 (家財一律 3万円)

知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー

◆2012年度港支部「旗びらき」の開催
 「2012年東京土建港支部旗びらき」を、役員・組合員・家族と区内友好団体及び港区長、港区選出の国会議員、都議会議員、区議会議員などの参加を要請し、交流・懇親の場として開催します。
 組合員・家族の皆さんと友好団体などとの懇親の場として開催します。都政、区政などに対する要望を、懇親の際に積極的に訴えましょう。
 [と き]1月13日(金)午後6時00分開場、6時30分開会、
 [ところ]ホテル・JALシティー田町東京、
 [参加要請]区内友好団体及び港区選出の首長や議員のみなさんと組合員・家族
 [会費]組合員・家族(男女とも中学生以上):5,000円、小学生以下無料、
  新加入者(2011年2月〜2012年1月の新加入者):4,000円、
 [支部集約]1月執行委員会までに会費を添えて、お申し込みください。
◆年末恒例の「餅つき」を開催します
 2005年から支部会館で実施している「餅つき」を、支部の有志による支部の行事として実施します。近隣へも案内し、楽しい餅つきとします。
 [と き]12月18日(日)午前9時00分から、
 [ところ]東京土建みなと会館
 [参加要請]組合員・家族のみなさん
◆仲間の作品コンクール、将棋大会、囲碁大会
 仲間の親睦、交流を深め、働くものの文化活動として開催されます。仲間の積極的な応募者をお願いします。
◎第28回仲間の作品コンクール
     (文芸 短歌・俳句・川柳、写真)、
◎第33回将棋大会≪2012年1月22日開催≫
     (審判・講師 島 朗九段、斎田晴子女流五段)、
◎第3回囲碁大会≪2012年2月5日開催≫
     (審判・講師 淡路修三九段、巻幡多栄子三段)、
◆前進座「新春公演」と「2011年度友の会総会」
 初春公演は創作歌舞伎「髪飾不思議仕掛(かみかざりはてなのからくり)」を観劇します。楽しむためには、「歌舞伎」と「現代劇」の違い、歌舞伎の特長や面白さを知ることです。今回そのために、上演前に「歌舞伎の楽しさ」を企画しています。歌舞伎の面白さ、華やかさ、スリリングな物語を楽しめます。公演後、友の会総会が開催されます。大稽古場をお借りして、俳優のみなさんと懇親します。
 [演 目]髪飾不思議仕掛(かみかざりはてなのからくり)
 [会 場]前進座劇場、
 [観劇料]3,400円、
 [統一観劇日]1月4日(水)午後1時00分開演、
 [友の会総会]観劇後開催。懇親会(会費:3,000円) 、
 [申込み]希望者は支部に問い合わせ下さい。
◆劇団俳優座1月公演「カラマーゾフの兄弟」
 ドフトエフスキー代表的な長編小説を、千田是也の演出で初演を演じた中野誠也が演出に専念して、千田演出の良さを生かしながら、新しい「カラマーゾフ兄弟」に挑戦します。
 [と き]1月11日(水)〜22日(日)まで、
 13時30分開演と18時30分の1日2回公演、
 [ところ]俳優座劇場(六本木)、
 [観劇料]一般3,200円、
 [申込み]希望者は支部に問い合わせ下さい。
◆2012年度国保カレンダーを届けます
 2012年の国保カレンダーを12月の分会・群経由でお届けします。活用をお願いします。
◆無料経営相談…12月27日(火)午前10時〜正午、けんせつプラザ東京…電話予約必要
◆年末統一募金のご協力下さい
 国民救援会、東京平和委員会、東京都障害者団体、港区労連などの友好団体から組織強化と活動支援のための年末募金の協力要請が来ました。各分会でのご協力をお願いします。

◆年末年始の書記局業務◆
12月度分会長・書記長会議  2011年12月22日(木)午後7時00分開会、東京土建みなと会館
2011年仕事納め         2011年12月28日(水)午後5時00分まで、
2012年仕事始め         2012年 1月 5日(木)午前9時00分から、
1月度常任執行委員会     2012年 1月 5日(木)午後2時00分開会、東京土建みなと会館
1月度(第9回)執行委員会   2012年 1月10日(火)午後7時00分開会、東京土建みなと会館
1月度分会長・書記長会議   2012年 1月23日(月)午後7時00分開会、東京土建みなと会館

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