野田政権TPP交渉参加、消費税増税、構造改革路線鮮明に
■野田内閣が閣議決定した東日本大震災と東電福島第一原発事故後、初の本予算となる2012年度予算案は、注目の原子力予算は前年度からほぼ横ばいで、野田政権の「脱原発」の意思は示されず、一般会計の歳入に占める国債の割合は49.0%となり、新たな借金を示す新規国債発行額は前年並みの44兆2,440億円で税収42兆3,460億円を上回り、借金依存の構図がいっそう強まる3年連続での異常事態となりました。■一般会計の総額は、2011年度当初予算に比べ2.2%減の90兆3,339億円となり、6年ぶりに前年度予算を下回りました。しかし、国債の発行額を増やさないために、一般会計から基礎年金の財源2兆5,882億円を一般会計に計上しない前例のない措置をとり、2010年代半ばに消費税率を10%に引上げることを前提として、将来の消費税増税で穴埋めすることにして財源確保を先送りしました。また、東日本大震災の復興費3兆7,754億円を「別枠」分としたために、新規国債の発行額を2011年度なみの44兆円に押さえるという政府の「財政規律」目標を“隠れ借金(交付国債)”で見せかけ上の当初予算は減少していますが、実質的な予算規模は96兆6,975億円と過去最大に膨れ上がることになります。■野田政権はあくまでも原発に固執し、原発推進関連予算として4,188億円を盛り込みました。震災からの復旧・復興のための費用は、新たな特別会計をつくり、3兆7,754億円を計上し、除染・汚染廃棄物処理など原子力災害復興関係経費に4,811億円を充てます。大型公共事業を軒並み計上し、幹線道路ネットワークの準備に4,899億円、首都圏空港の強化に118億円、建設中止を掲げた八ッ場ダム本体工事再開に向け58億円(国費)を盛り込み、教育関連予算は2011年度より94億円減額し、1兆5,575億円と圧縮しました。また、軍事費は4兆7,138億円と引き続き5兆円規模を維持しています。
国保補助は、現行補助水準を確保し、総額は3,222.3億円
2012年度予算での厚労省予算のうち、国保組合に対する補助金は総額で3,222億3千万円(対前年度比29億円減)となり、所得水準の高い国保組合の補助の見直し等「国保組合に対する補助の見直し」を、見込まない形で算出し、定率補助の減額は、国保組合の被保険者数の減少と組合特定被保険者の増加によるものと説明(厚労省保険局国保課)しています。
2011年度予算2012年度予算案対前年度比
定率補助 |
2,106.6億円 |
2,076.8億円 |
△29.8億円 |
調整補助金 |
1,058.8億円 |
1,059.8億円 |
1.0億円 |
出産育児一時金補助金 |
25.6億年 |
24.6億円 |
△0.9億円 |
高額医療費共同事業補助金 |
22.2億円 |
22.2億円 |
±0.0億円 |
事務費負担金 |
26.0億円 |
26.6億円 |
0.7億円 |
特定健康診査・保健指導補助金 |
12.1億円 |
12.2億円 |
0.1億円 |
社会保障と税の一体改革、TPP参加阻止 「30万人署名」にご協力ください!
◆署名運動の意義
野田政権が鮮明にした構造改革路線再の推進は、「社会保障と税の一体改革」による消費税増税、社会保障制度総改悪を推しすすめ、さらにTPP参加による国内産業の疲弊、国民生活のさらなる悪化と、社会保障改悪、消費税増税、自主共済の規制緩和、(TPPは)低賃金・単純労働者の流入による公共工事・建設産業への影響など、東京土建のすべての活動分野に影響を及ぼすことになります。
◆組織人員3倍を目標と具体化
署名は、組織人員の3倍、一人3筆以上を基本に、東京土建全体で30万人を目標に、支部は3,500筆を目標に取り組みます。実施期間は1月〜3月の3カ月間です。署名を推進するために、(1)分会の目標を明確にし、目標をやりきることの意思統一を図ります。(2)組織的な取り組みとして分会では群での取り組みを徹底し、納入ルートでの集約をはかります。(3)一人で50人以上の署名に取り組む「チャレンジ50」は分会段階での署名50筆チャレンジャーを組織し、個人単位での署名推進の広がりをつくります。支部執行委員は全員が登録し、組織内署名を当面強化します。(4)支部行事や各界連の宣伝行動など他の取り組みと絡め、他団体への働きかけを強めた署名行動をすすめます。
「春一番拡大」を成功させ、年間実増実現へ!
今年こそ年間増勢を勝ち取るために、1〜3月春一番拡大行動を成功させましょう。「目標は2.5%」とし、「行動日設定(1月2日間、2・3月各4日間)」、「本・支部200万枚のチラシ宣伝」、「事業所訪問を日常拡大の柱とする」、「税金相談や労働保険の年度更新、新保険証の交付などの業務との結合」、「分会総会など分会行事の活用」を柱に準備をすすめます。同時に分会総会、支部大会に向けて役員体制、とりわけ子育て層・青年層の役員登用を複数で行うよう準備を進めましょう。
◆春一番拡大の目標
2012年1月当初現勢は1238人となり、支部の目標は、2.5%で31人となります。
(芝:4人、麻布:3人、白金:3人、新橋:3人、大島:1人、事業所:14人、直属:3人)
当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!
◆東京春闘共闘決起集会
[と き]1月26日(木)午後6時45分開会
[ところ]中野ゼロホール
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋から各4人
◆首都圏建設労働者春闘決起集会
[と き]2月10日(金)
12時30分〜 霞ヶ関(国交省)包囲行動と個人請願
2時00分〜 決起集会(日比谷野音)とデモ行進
[ところ]国土交通省前及び日比谷野外音楽堂
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋から各7人
◆港春闘共闘学習決起集会
2012年春闘共闘の学習決起集会です。
[と き]2月23日(木)午後6時30分開会
[ところ]港区立商工会館
[テーマ]新たな福祉国家を展望して(仮題)
講師:渡辺治(一橋大学名誉教授)、
[参加要請]執行委員の参加をお願します。
◆港各界連、なくす会、港社保協による宣伝行動
税と社会保障の一体改革では、消費税の増税を前提に議論が進められています。社会保障財源・復興支援財源としての消費税の増税に反対し、社会保障の拡充を求める定例宣伝に取り組みます。
1月行動 24日(火)午後6時〜、田町駅三田口、
2月行動 24日(金)午後6時〜、浜松町駅北口、
3月行動 23日(金)午後6時〜、新橋駅SL口、
4月行動 24日(火)午後6時〜、田町駅三田口、[参加要請]各分会3人
◆働く仲間の9条の会と港原水協の宣伝行動
憲法9条を守る宣伝署名行動と「核兵器のない世界を」求める共同の宣伝署名行動です。
2月行動 9日(木)午後6時〜、新橋駅SL口、
3月行動 9日(金)午後6時〜、田町駅三田口、
4月行動 9日(月)午後6時〜、浜松町駅北口、[参加要請]各分会3人
知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー
◆第35回港支部住宅デー活動者会議
[と き]1月30日(月)午後7時00分開会、
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室
[参加対象]支部執行委員、分会住宅デー実行委員長、分会選出の実行委員若干名、
◆仲間の作品コンクール、将棋大会、囲碁大会
第28回仲間の作品コンクール
(文芸 短歌・俳句・川柳、写真、申込締切は1月27日)、
第33回将棋大会(審判:島朗九段、斎田晴子女流五段)
日程は1月22日、申込締切は1月19日、
第3回囲碁大会(審判:淡路修三九段、巻幡多栄子三段) 日程は2月5日、申込締切は1月26日
◆映画チケット斡旋販売
若い組合員が組合事務所に顔を出してくれる。子育て世代の仲間との接点づくりをめざし、お正月に上映される映画の前売りチケットをあっせん販売します。希望者は、別紙チラシを参照のうえ、支部までお問い合わせください。
◆本部主催の婚活イベントの開催
本部主催の取り組みとして独身者向けの交流イベントとして、男女の出会いの場を提供するいわゆる‘婚活イベント’が開催されます。
[目 的]独身組合員の組合活動参加のキッカケ
※建設業界は圧倒的に男性多数の職場となっていることから、異性との出会いの場を提供することにします。
[と き]1月29日(日)午後6時開会
[ところ]パーティースペースnom−3(新宿駅東口徒歩3分)
新宿区歌舞伎町2-45-4 与三郎ビル6階
[対 象]
(1)30歳〜40歳代までの独身組合員(男女問わず)、
(2)組合員の家族で30歳〜40歳代までの独身女性、
(3)協力関係にある団体の独身女性(30歳〜40歳代)、
[参加費]男性2,000円、女性1,000円(支部援助含)
[申込の締切]参加希望者は1月25日(水)までに、支部事務所までご連絡ください。
第65回本部・第58回支部大会及び分会総会の準備
1)第58回港支部定期大会関係
[と き]4月15日(日)午前10時00分開会、
[ところ]未定
(1)役員選考委員会の設置
支部四役、常任執行委員で構成します。
(2)予算委員会の設置
支部四役(執行委員長・副執行委員長・書記長・書記次長)と財政部長で構成します。
(3)大会準備委員の選出と第1回準備委員会の開催
準備委員長は園部滋副執行委員長、事務局長は間中淳一郎書記にお願いします。また、準備委員会に清水弘之・出井章史・横山清忠の各常任執行委員を派遣します。
◆第1回準備委員会の開催
[と き]1月30日(月)午後7時00分開会、
[ところ]東京土建みなと会館、
[参加要請]各分会2人の準備委員
(4)第58回港支部大会告示
2・3月の執行委員会で確認のうえ、告示します。
2)東京土建一般労働組合第65回定期大会代議員選挙告示
第65回本部大会が3月18日(日)〜19日(月)の日程で熱海「後楽園ホテル」他で開催されます。本部大会「代議員」(議決権と選挙権を有する)の選挙を次のように実施します。本部大会代議員を希望する組合員の立候補を受け付けます。
◆本部大会代議員、補欠代議員の立候補の受付
本人が指定の届出用紙(事務所にある)で、支部選挙管理委員会に届け出ることにします。
[と き]2月9日(木)
午後7時00分から7時30分までの30分間、
[ところ]東京土建みなと会館
[立候補者の資格]2012年2月分までの組合費等を納入していること。
◆本部大会代議員選出のスケジュール
2月9日(木)本部大会代議員への立候補の受付
(受付時間は、午後7時00分〜午後7時30分とし、定数内の場合は、無投票当選となります。)
2月22日(水)≪投・開票≫組合員による不完全連記・直接無記名投票で実施します。
(投票時間は、午後6時〜午後8時とし、即日開票します)
3)分会総会関係
支部大会議案の作成との関係から、分会総会の開催は、3月24日(土)から4月1日(日)の日程での開催を準備してください。
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