着工戸数伸びるが、技能工不足深刻化
◆2月の全国の新設住宅着工戸数(国交省発表)は、おもに分譲マンションが好調(3ヵ月ぶりの増加)で、66,928戸(前年同月比7.5%増)と6ヵ月ぶりに増加しました。都内の着工戸数もマンションと分譲住宅が好調で、3ヵ月ぶりに増加(同17.8%増)しました。◆ただし、国土交通省は「雇用と所得などの推移、建設労働者の需給状況などを見極める必要がある」として、このまま回復に向かうか疑問視しています。◆全国の建設業従事者数(2010年国勢調査速報値)が、前回調査時(2005年)から81万2,000人減の457万9,900人となる中、関東で、左官・とび・型枠(土木)・鉄筋工の不足率が高くなっており(国交省の2月の建設労働需給調査)、技能者不足が深刻化しています。
国土交通省、「建設産業の社会保険未加入対策」打ち出す
◆「建設産業の持続的発展に必要な人材の確保と、事業者間の公平な競争環境を構築する」として、社会保険(雇用・年金・医療保険)未加入問題への対策を検討してきた国交省の「社会保険未加入対策の具体化に関する検討会」は、今年2月に、(1)建設業の事業所と従事者の社会保険加入の徹底を図る、(2)法定福利費の別枠での明示・積算に含めることの周知徹底、(3)未加入事業者と労働者の排除、建設業許可新規・更新時と経審での点検・指導などの対策を発表しました。◆3月には、国土交通省の土地・建設産業局長通達「建設産業における社会保険加入の徹底について」が業界団体に出され、大手ゼネコンなどでは、下請業者に保険加入状況の調査をすすめています。◆この問題について、港支部では、組合未加入事業所を含めた事業所との対話をすすめ対応していきます。
「首都圏建設アスベスト訴訟」大詰め、5月25日に横浜判決
◆現場でアスベストを吸ったことで健康被害をうけた東京土建などの組合員と遺族が、国とアスベスト製造企業に謝罪と賠償を求め、2008年に東京地裁と横浜地裁に提訴した「首都圏建設アスベスト訴訟」は、今年1月に横浜で結審(審理を終えること)、4月25日に東京で結審しました。◆判決は、5月25日に横浜で、9月26日に東京で出されることが決まっています。◆支部では、法廷外からの支援として、この訴訟で被害者側に立った「公正な判決」が出されることを求める署名活動に取り組んでいます。署名へのご協力をお願いします。
世論に反し、政府は「特別委員会」設置で消費税増税を加速
◆新聞各社の調査では、消費税増税に反対する人が多数をしめ、特に産経新聞の4月調査では、反対が78%に達しました。◆世論に反し、4月26日には衆議院本会議で、消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」関連法案を短期間で一括審議する特別委員会の設置が決まりました。◆「欧米では20%台が当たり前」「消費税を上げないと国が立ち行かなくなる」との声もありますが、消費税率23%のギリシャは財政状況が好転しないまま破たんしました。21%のイタリアも財政危機に直面しています。◆消費税は、所得税と違い、自分の収入の多い少ないに関係なく、定率なので、収入が少ないときは負担が重くのしかかります。また、付加価値を生み出す労働に課する税金であり、課税業者の場合、消費税を払えない状況にもなります。また、消費を冷え込ませ、経済活動を阻害します。◆組合では、消費税増税と「社会保障と税の一体改革」を進める動きに対して、署名活動などで、反対の世論を喚起していきます。
組合未加入の仕事仲間をご紹介ください
低単価・低賃金が続く建設産業の危機を打開し、「明るい建設業」にしていくとともに、私たちの仕事とくらしを直撃する「消費税増税・社会保障改悪・TPP参加」を見直させ、「首都圏建設アスベスト訴訟」で勝利判決を勝ち取るためには、組合を大きくすることが求められます。4、5月に取り組んでいる「春の組合員拡大月間」では、44人(月間目標)の新しい組合員を迎えるとともに、「年間6%到達目標」の75人を実現して、1月現勢(1240人)回復をめざします。
仕事仲間、取引先などで、東京土建未加入の人がいましたら、ぜひ組合にご紹介ください。
5月7日までに21人の新しい組合員を迎えました
【麻布分会】ひとつの事業所での新規雇用で2人、組合員の親戚1人が加入しました。
【白金分会】組合員の息子さんが「一人親方労災保険」への加入で加入しました。組合加入の事業主に雇用された従業員が加入しました。
【事業所分会】組合加入の6事業所での新規雇用で13人が加入。神奈川で起業する人が一人親方労災で加入。事業所労災保険の手続きで2人の事業主が加入しました。
5月の取り組みの重点・・・
「組合員アンケート」で紹介活動を広げよう
(1)アンケートで全組合員と対話しよう
『組合員アンケート』への記入を呼びかけ、組合員訪問をすすめます。組合員とのつながりを強め、未加入者の紹介や組合員拡大への協力を広げていきます。
(2)若手・子育て世代を最優先で訪問しよう
若手・子育て世代の組合員への訪問を最優先にすすめ、「新入学祝金」の紹介やディズニーリゾート特別割引券の活用など、若手・子育て世代向けの話題や材料を提供していきます。分会に配布する「みなと健康まつり・福引賛助券」も活用し、「健康まつり」への来場も呼びかけます。
(3)住宅デーの参加を広げる取り組みと結んで
6月3日(日)開催の「第35回住宅デー」への参加・協力をおねがいし、子育て世代の組合員には、「子どもを連れて気軽に遊びに来て」と声をかけていきましょう。
今後の「統一行動日」の日程と「節目標」
第4次=5月15・16日(火・水)、目標の60%(26人)
第5次=5月22・23日(火・水)、目標の80%(35人)
第6次=5月29・30日(火・水)、 100%達成!
目 標 月間目標は3.5%達成(支部目標44人)を基準に、年間6%到達(支部到達目標75人)をめざします。
芝 分会 月間目標 5人、到達目標 9人
麻 布分会 月間目標 4人、到達目標 7人
白 金分会 月間目標 4人、到達目標 6人
新 橋分会 月間目標 4人、到達目標 7人
事業所分会 月間目標25人、到達目標43人
大 島分会 月間目標 2人、到達目標 3人
★現場前での宣伝行動にご協力ください
大手現場で働く仲間に、東京土建を宣伝する取り組みとして、現場退場時の宣伝行動に取り組みます。
(1)[と き]5月15日(火)午後4時半〜5時半、[ところ]「港区立港南小学校」前集合
(2)[と き]5月16日(水)午後4時半〜5時半、[ところ](別途、分会にご連絡します)
[参加要請](1)(2)とも、各分会より各3人(2,000円)。主婦の会にも別途個別要請します。
当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!
◆国会行動(国民大運動実行委員会主催)
5月行動 ※23日(水)正午集合、麻布分会2人、
6月行動 6日(水) 正午集合、白金分会2人、
20日(水) 正午集合、新橋分会2人、
[ところ]衆議院第二議員会館前の歩道
◆東京社保協国会行動
※午前の東京社保協行動に続き、午後は国民大運動実行委員会主催の国会行動に合流します。
[と き]5月23日(水)午前10時〜12時
[ところ]衆議院第二議員会館地下会議室
[参 加]麻布分会から2人、
◆「アスベスト訴訟」横浜地裁判決に向けた運動
1)判決日当日の行動
(1)勝利判決に向けての朝の宣伝行動
[と き]5月25日(金)午前8時〜、
[ところ]田町駅三田口コンコース
[参加要請]各分会3人(2号動員)
(2)おもな被告企業への控訴断念・早期解決求める要請行動
※企業側が要請に応じない場合は、行動に変更があります。
[と き]5月25日(金)午後4時30分まで
に、「ニチアス本社」前集合
[参加要請]各分会4人(1号動員の半分)
※朝宣伝から通しで参加した人は、1号動員とします。
2)判決日以降の早期解決を求める行動について
控訴期限の6月8日に向けて、次の行動に取り組みます(判決内容などによって、変更があります)。
(1)全国公害被害者総行動総決起集会
[と き]6月5日(火)午後6時00分開会
[ところ]日比谷公会堂、
[参加要請]各分会3人(2号動員)
3)判決日に向けた行動
横浜地裁あての「公正判決要請署名」を最終集約します。署名を5月10日までに、支部事務所にお届けください。
◆いのちとくらしを守れ!怒りの国民大集会
[テーマ]消費税大増税・社会保障大改悪阻止、許すなTPP参加、雇用拡大で景気回復を
[と き]6月23日(土)午前11時集合
文化行事11時、メイン集会12時開会、デモ、
[ところ]明治公園
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋より各6人
◆働く仲間のみなと9条の会と核兵器の廃絶めざす港原水協の共同宣伝行動
憲法9条を守る宣伝署名行動と「核兵器のない世界を」を求める共同の宣伝署名行動です。
6月行動 8日(金)午後6時〜 新橋駅SL口
7月行動 9日(月)午後6時〜 浜松町駅北口
※各分会3人のご協力をお願します。
◆港各界連、消費税をなくす会、港社保協との共催による宣伝行動
社会保障財源・復興支援財源としての消費税の増税に反対し、社会保障の拡充を求める定例宣伝行動です。
5月行動 24日(木)午後6時〜、浜松町駅北口、
6月行動 25日(月)午後6時〜、田町駅三田口
※各分会3人のご協力をお願します。
◆第23回みなと健康まつり
[と き]5月27日(日)午前10時00分開会、
[ところ]都立芝公園(みなと図書館となり)、
[取組内容]焼きそばの模擬店、主婦の会バザー、
[要員要請]模擬店の要員として各分会2人
◆健康まつりの設営などの要員(1号動員の半分)
◎港区「防災テント」借り出し
[と き]5月25日(金)午後2時から2時間程度)、
[ところ]港区役所正面玄関に集合
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋の各分会1人、
◎前日準備(会場の設営と机・いすの駆り出し等)
[と き]5月26日(土)午後1時から3時間程度、
[ところ]都立芝公園に集合
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋の各分会2人、
◎港区「防災テント」返却
[と き]5月28日(月)午前9時30分から
2時間程度、
[ところ]港区役所正面玄関に集合
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋の各分会1人、
※テントの搬入・搬出・前日設営は、肉体労働となります
◆無料経営相談(要電話予約):5月25日(金)午前10時〜正午、けんせつプラザ東京
◆「まちの救助隊・チームNAMAZU」会員登録
ジャッキやバールなどの「救助道具」を所有する組合員を中心に、会員登録をすすめます。
◆「年金の改悪・消費税増税反対・安心の年金制度を求める請願署名◆
友好団体の年金者組合港支部から協力要請があった署名に取り組みます。
□署名数・・・群1枚、□取組期間・・・5月 |