東京土建 港支部

■群会議の話題≪第115号≫　［2012年11月9日］

誰にでも可能性あるアスベスト被害、藤本義一さんも中皮腫に

12月５日判決の「建設アスベスト訴訟」にご支援を

◆テレビ番組『11PM』の司会で知られた藤本義一さんが中皮腫（ちゅうひしゅ）で亡くなりました。◆中皮腫は、肺などを包む胸膜などの表面をおおっている「中皮」に発生する腫瘍（しゅよう）で、肺の中皮腫の８割はアスベストが原因とされています。◆直接アスベストをあつかう労働者だけでなく、家族（作業着を洗濯する主婦など）や、石綿工場周辺の住民にも被害が発生しています。また、石綿吹き付けの校舎で勤務していた小学校教師が中皮腫と診断されるなど、一見、かかわりのない職業の人も被害を訴えています。◆日本では、アスベストの輸入総量（約１千万トン）の約９割が建材に使用されてきたことから、肺がん・中皮腫による労災認定件数のうち建設業が全体の過半数を占めるなど建設従事者の中に被害が大きく広がっています。ヨーロッパでは、80年代以降あいついでアスベスト使用が禁止され、使用量が激減していますが、日本では、75年に25万５千トンだった使用量が90年には29万２千トンと逆に増加し、全面禁止措置も2006年にようやく取られるなどヨーロッパとくらべて規制が大幅に遅れました。国の対策の遅れが被害増大の最大の原因といえます。◆健康被害をうけた東京土建などの組合員と遺族が「国と製造企業に謝罪と賠償、すべての被害者の救済と健康被害の根絶」をもとめて、たたかっている『首都圏建設アスベスト訴訟』（2006年に東京地裁と横浜地裁に提訴）では、今年５月25日に横浜地裁で原告全面敗訴の判決が下されましたが、判決で「国に石綿含有建材の使用を促進した面があったことは否定できない」と述べられています。◆東京地裁判決が来月５日（水）午後３時に出されます。アスベスト被害は、労災認定者だけでも毎年千人を超え、これからも増え続けると予想されています。被害者の全面救済と被害根絶に向けて、東京地裁で「勝利判決」を勝ち取るため、みなさんのご支援・ご協力をお願いします。

胸部レントゲンも基本項目の「東京土建健診」の受診を

■「東京土建健診」は、公営国保の健診項目に無い胸部レントゲン撮影（職業病対策として）を基本項目に加え、労働安全衛生法で事業主に義務付けられている「事業所健診」にも対応しています。東京土建国保の被保険者は、芝病院などの契約医療機関での受診が無料。日曜健診も行っています。■契約外医療機関で受診した場合は補助（特定健診で5,000円、特定健診と胸部レントゲンで7,000円。なお、補助の要件がありますので、事前にお問い合わせ下さい）がありますので、受診しましょう。

「秋の共済月間」本番の11月です！

どけん火災共済の加入・自動車共済の見積り運動を成功させよう！

●どけん火災共済と自動車共済は、組合員の力（経費の節減と安心保障）となっているだけでなく、（１）共済事業の前進の基盤(組合総合共済の安定運営、還元事業の発展、福利厚生の向上）、（２）組合員の結び付きを強め、脱退を防止する力となっています。●秋の共済月間は本番の11月を迎えました。どけん火災共済（加入）は、目標1.5％（19件）と年間加入目標３％（残目標25件）の達成、自動車共済（見積り）は目標1.5％（19件）の達成をめざしています。11月７日までの到達は、火災の加入２件、自動車見積もりは５件です。●達成に向けて、各分会は２日間の統一行動に取り組むことにします。統一行動では、「失効者」と新組合員への訪問と呼びかけを最優先で取り組みます。

【秋の共済月間・支部統一行動日】
　 11月16日（金）、11月27日（火）

どけん火災共済加入キャンペーン
どけん火災加入者は、ＪＴＢ旅行券や「ルンバ」などが当たる「どけん火災共済５万件キャンペーン」（４土建・京建労共催）にも参加できます。［加入者プレゼント］クオカード(500円) 、　　　　　　　　　　　　
自動車共済キャンペーン
10月から団体割引が10％から12.5％に改善されました。この機会に、まずは見積もりを。
［加入者プレゼント］
新加入車１台にクオカード(1,000円）

来年度の国保予算確保のために
財務省へのハガキ要請行動にご協力を

◆東京土建国保は、みなさんの保険料と補助金（国と都）で運営されています。国保の安定運営のためには、歳入の約45％を占める補助金の獲得が必要です。◆私たちの運動の成果で、厚労省は、来年度の「国保組合補助」として3,260億４千万円を財務省へ概算要求しました。国の予算案は、財務省案をベースに12月25日ごろ閣議決定されます。◆厚労省の要求額が財務省案で削られることなく確保されるよう、11月を最重点に12月にかけて「財務省へのハガキ要請」に取り組みます。◆今月、用紙を配布しますので、一人・１シート４枚記入のご協力をお願いします。

「秋の拡大月間」成功を確信に、年末拡大で１月実増めざそう！

●秋の拡大月間の奮闘で、１月現勢（1,240人）を31人上回る11月１日付現勢1,271を築き、「年間実増」の展望を大きく切り開くことができました。●11月〜12月の脱退者数を昨年並み（昨年は46人）とした場合、２ヶ月で16人以上拡大することで、年間実増を達成することが可能です（1,271−46＋16＝1,241人）。●月間成功を確信に、11月〜12月は、脱退の抑制・防止（予告脱退者や滞納者への働きかけなど）、「1.5%拡大」(19人＝みなと分会６人、事業所分会12人、大島分会１人）に取り組み、年間実増を果たすことにします。
●11月は、「秋の共済月間」、はがき要請のとりくみなどと結合して、12月は未納・滞納一掃と脱退防止のとりくみと結び、行動日を設定して、全分会の行動としてとりくんでいきます。
【年末拡大・11月の支部統一行動日】
　 11月16日（金）、11月27日（火）
※11月は「秋の共済月間」統一行動日と同じ日です。
【年末拡大・12月の支部統一行動日】
12月 ４日（火）、12月11日（火）

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい！