群会議の話題

■群会議の話題≪第118号≫ [2013年02月12日]

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建設業就業者が増加するも、技能労働者不足が課題
「人が育つ」建設業への転換が急務

■総務省が2月1日に公表した「2012年の労働力調査」によると、全産業の就業者数が5年連続で減少する中で、建設業の就業者数(1〜12月の就業者数の平均)は、2011年から1万人増え、503万人となっています。建設業で働く人が増えるのは1997年(平成9年)以来で、2年ぶりに500万人を超えました。■建設業の就業人口は、1997年に685万人でピークをむかえ、その後は、建設投資の縮小などを背景に減少に転じ、2010年には500万人を割り込みました。このように就業者数の減少する中、震災以降、復興需要で建設労働者が被災地に集中したことで、全国的に技能労働者(特に鉄筋や型枠など躯体工事に従事する職人)が足りなくなり、工事が進まない現場も出ていました。■復興関連工事の本格化に伴い、今回、一時的に就業者数が増加したと見られます。しかし、「本当に必要な技能労働者や技術者」の数が不足している状況は続いています。■建設業は、ゼネコンを頂点とするピラミッド型の重層的な分業構造(重層下請構造)を特徴にしています。重層下請構造の下では、下請になればなるほど、手数料や経費の負担を強いられます。そこで働く職人・労働者には、低賃金・低単価、長時間労働などの「しわ寄せ」が来ることから、この間、多くのベテランや中堅の技能労働者が離職し、若者(将来の建設業の担い手)が入職を敬遠してきました。そのことが現場を支える技能労働者不足の背景にあります。■日本の基幹産業である建設業の将来ことを考えると、技能労働者の確保(特に若者の入職の促進)を早急に行う必要があります。賃金・単価、作業環境の改善などを行い、「人が集まり、人が育つ」建設業にしていくことが急がれます。まずは、公共工事において、発注者(自治体)が、法定福利費(社会保険料相当)を別枠支給すべきです。

庶民増税反対社会保障拡充を求める署名運動を成功させよう!

◆昨年8月に、消費税増税(消費税率を2014年4月に8%へ、2015年10月に10%へ引き上げる)と「社会保障制度の見直し(改悪)」を柱とする「社会保障と税の一体改革関連法」が成立しました。◆消費税は「逆進性」(所得が低くなるほど、税の負担感が重くなる)が強い税制です。また、増税(消費税率が、2014年4月から8%に、2015年10月から10%に引き上げられる)されると、家計の負担が増すだけでなく、消費税を価格に転嫁できない中小建設業者の負担が一層増すことになります。◆世論調査(毎日新聞12/28、朝日新聞1/22)では、「消費税増税に反対」が過半数(毎日で52%、朝日で53%)を占めています。◆消費税増税については「景気条項」(経済状況を判断し、その時の政府が税率を引き上げるかどうかを決める)が付けられており、安倍内閣は、来年(2014年)4月に税率を8%へ引き上げるかどうかは、今年4〜6月の経済成長率(国民総生産が名目3%、実質2%伸びるかどうかが目安)を見た上で判断する、としています。◆多数の国民が「反対」していることも含め、消費税増税を中止・撤回に追い込める可能性があります。組合では、1月から3月まで、消費税増税を中止し、社会保障改悪を止めることを署名運動(「庶民増税反対と社会保障拡充を求める請願書」)に取り組んでいます。署名運動を成功させ、消費税増税を撤回させるとともに、社会保障改悪の動きを止めましょう。

東京土建国民健康保険組合・2013年度保険料決まる
2012年度の保険料を基本に、新法人区分の設定と子育て世代に配慮

(1)2013年度保険料について
 国保予算要求ハガキ要請行動などでの組合員とご家族の奮闘により、国と都の2013年予算での「補助金現行水準確保」をかちとることができました。あらためてお礼申し上げます。
 東京土建国保の2013年度保険料は基本的に据え置きとなります。しかし、(1)法人事業主の保険料区分の改定、(2)子育て世代に配慮しての家族保険料の改定、(3)介護保険料(40〜64才の本人とご家族)の200円引き下げ(現行の2,600円を2,400円に引き下げ)により、それぞれ該当する人については保険料が変わります。
(2)2013年度から法人事業主区分を変更
 法人事業主区分は、現行、「法人A種」(株式会社の代表者のうち1人)・「法人B種」(株式会社をのぞく法人の代表者のうち1人)・「法人C種」(法人A種または法人B種の組合員のうち所得一定額《200万円》以下の人)の3つに区分されています。「新会社法」(2006年施行)で有限会社制度が廃止されたことにより、法律上はすべて株式会社あつかいとなったことから、2013年度から法人事業主区分の見直しが行われることになりました。
 (1)現行の法人A種(現行では都内32,500円)と法人B種(現行では都内32,700円)を統合した「新法人A種」(都内31,500円)が新設され、すべての法人事業主の保険料区分は基本的に「新法人A種」となります。(2)その上で、所得一定額以下の組合員に配慮し、「新法人B種」(所得200万円超250万円以下の事業主。本人保険料は都内29,700円)が設けられます。(3)「法人C種」は継続されます。
(3)子育て世代に配慮し、家族保険料を変更
 家族保険料の区分は、現行、「成人男性」(23才〜59才の男性。現行11,400円)・「一般」(成人男性と幼児以外の人。現行4,100円)・「幼児」(7才未満。現行1,800円)となっています。
 子育て世代への配慮として、2013年度から、「小学生相当(7才)から高校相当(18才未満)までの人」の保険料が3,800円(300円引き下げ)になり、それに伴い、それ以外の「一般」の人の保険料が4,200円(100円引き上げ)となります。
 保険料改定へのご理解とご協力をお願いいたします。今回の保険料改定の概要については、同封の『けんせつ』2月10号をご参照ください。

2013年度(平成25年度)の「新保険証交付会の日程

(1)みなと分会所属の組合員への交付について
みなと分会所属の組合員のみなさんには、3月下旬開催予定の「合同群会議」の中で新保険証をお渡しします。合同群会議の日時・会場については、後日、分会・群よりご案内します。
(2)事業所分会(群)への交付
[とき]3月26日(火)の 午前10時30分開会と午後1時30分開会の2回(軽食を用意します)。
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[参加要請]事業所の代表者または担当者ほか
(3)直属組合員への交付
[と き]3月21日(木)、22日(金)のいずれも午前10時00分〜午後7時00分
[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、

今年の年間増勢のカギをにぎる春一番拡大を成功させよう!

●1〜3月は、「春一番拡大」と分会総会の成功をめざす特別月間として、目標を2.5%(32人)に設定し、税金相談や労働保険(労災保険、雇用保険)年度更新などの業務と結びつけながら拡大運動を推進することにします。同時に、分会総会と支部大会の準備を通じて、「新しい活動家」の協力をうながし、支部・分会の新年度の執行体制を確立することをめざします。●年度末(3月末)の繁忙期において取り組まれる支部・分会の行事や日々のあらゆる取り組みの中で拡大を最大限追求し、春一番成功に結びつけていきましょう。
【統一行動日(計6日間)】
2月(3日間):12日(火)、19日(火)、26日(火)
3月(3日間):12日(火)、19日(火)、26日(火)

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!

1)「2013年春闘」関係
(1)港春闘共闘・港区労連共催の街頭労働相談
[と き]2月20日(水)午前11時〜午後7時
[ところ]区立桜田公園
[参加要請]みなと分会10人(設営と撤去、宣伝行動をお願いします)(1号動員)
(2)南部(港・品川・大田・目黒)春闘共闘・共同宣伝行動 [とき]3月14日(木)午後5時30分〜6時30分
[ところ]大井町駅・東急口(品川区役所方面)
[参加要請]みなと分会6人
2)区内共闘団体との協働の取り組み(雨天中止)
(1)働く仲間のみなと9条の会と港原水協の宣伝行動 
3月8日(金)午後6時、新橋駅SL口、分会12人
(2)消費税廃止港各界連と港社保協の共同宣伝行動 
2月25日(月)午後6時、新橋駅SL口、分会12人
3)中央集会・国会行動・対都行動など
(1)都議会開会日行動(都民連主催)
[と き]2月20日(水)正午より
[ところ]都庁第一庁舎前の大通りの歩道
[参加要請]みなと分会3人(1号動員)
(2)「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」(「さようなら原発一千万署名 市民の会」主催)
集会後はパレードが予定されていますので、健康な仲間の参加をお願いします。
[と き]3月9日(土)正午集合
         ※昼食は各自で食べてきてください
[ところ]明治公園
[内 容] 12時00分〜:オープニングライブほか
午後2時00分〜午後3時00分:集会
午後3時15分〜:パレード出発
[参加要請]みなと分会10人(1号動員)
(3)全建総連生活危機突破中央集会(デモ行進は無し)
[と き]3月27日(水)12時30分開会
[ところ]砂防会館・別館1階「利根」
[参加要請]みなと分会8人(1号動員)

知って、知らせて、得するお知らせコーナー

(1)東京建築カレッジ第18期生(今春入学)募集
労働組合が作った職業能力開発短期大学校です。ご家族やお知り合いに、ご紹介ください。
応募者試験:2月19日(火)、3月5日(火)、3月19日(火)
(2)サンリオピューロランドの「春の特別優待デ―(3月16日〜3月31日)」の優待割引券付チラシ(1人1,000円で大人も子どもも入場できる)を今月配布します。ご家族でご利用ください。
(3)「渡されたバトン〜さよなら原発」上映会の案内  
原発建設を断念させた新潟県巻町の住民運動を題材にした映画の本部試写会(無料)が開催されます。
[とき]3月2日(土)午後2時/6時30分の2回
[ところ]けんせつプラザ東京・5階大会議室
[参 加]希望する組合員・家族(希望者は2月22日までに支部に連絡を)※活動費・交通費はありません
(4)劇団銅鑼創立40周年記念公演「からまる法則」
ホームレス支援を題材にしたお芝居です(全席座席指定)。
[公演]2月27日(水)〜3月3日(日)
[会場]六本木・俳優座劇場
[チケット料金]支部援助1,000円含め4,000円(組合員家族の学生は3,000円) ※2月20日(木)までに支部事務所に現金を添えてお申し込みください。チケットは取り寄せとなりますので、後日をお渡しします。

第59回港支部定期大会告示

[と き]4月14日(日)午前9時30分開会
[ところ]南部労政会館・第5会議室(品川区大崎1-11-1ゲートシティ大崎ウェストタワー2階)
[ぎだい]2012年度活動のまとめと2013年度活動方針(案)の確認、2012年度決算と2013年度予算(案)の確認、2013年度新役員の選出、その他
[代議員数]2013年3月1日付分会組合員15人に1人(端数は7捨8入)とします。また、特別代議員(評議員)を選出する場合は、各分会若干名の選出とします。
[役員定数]
◆ 執行委員長:1人
◆ 副執行委員長 :4人
◆ 書記長:1人
◆ 書記次長:2人
◆ 常任執行委員 :8人
◆ 執行委員:20人(うち、分会長執行委員2人、
推薦執行委員4人<みなと分会2人+事業所分会2人>、 オープンで選出16人)
◆ 会計監査:3人

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