東京土建 港支部

■群会議の話題≪第126号≫　［2013年10月10日］

社保未加入対策で法定福利費を別枠で計上する標準見積書の活用始まる

◆多方面で社会保険（厚生年金保険・健康保険・雇用保険）への加入指導が進められていますが、請負順位が下位になるほど低単価を強いられる建設業では、行政や上位請負業者から加入指導を受けても、社会保険に回せるお金がなく保険加入に踏みきれない事業主が多く存在します。◆そこで、法定福利費が上位請負業者から下請に支払われるようにするため、国土交通省は、工事費とは別に「法定福利費」（社会保険料）の欄を設けた「標準見積書」の書式（下請が上位請負業者に提出する見積書の標準的な書式）の作成を専門工事業団体（一次業者の50団体）に依頼し、日本潜水協会をのぞく49団体の標準見積書を取りまとめました。国交省は標準見積書を元請団体の日本建設業連合会（日建連）に周知するようを求めるとともに、関係者間の申し合わせを行い、９月26日から標準見積書の一斉活用をスタートさせました。◆今回の一斉活用を前に、法定福利費を別枠で明示した見積書を提出していた全国鉄筋工事業協会（全鉄筋）、全国基礎工業協同組合連合会（全基連）、日本建設大工工事業協会（日建大協）、日本トンネル専門工事業協会（トンネル専門協）の４団体の会員業者の中には、ゼネコンから法定福利費の全額支払いを認められたところも出ています。◆専門工事業団体からは、「社会保険への加入原資の確保のため、こういった取り組みは非常に助かる」、「いままでは総額での見積りをしていた世界なので、見積りの適正化という意味でも良い機会だと認識している」などの肯定的な声が出ている一方、「スーパーゼネコンのトップは理解していても、現場担当者や地場ゼネコンの理解が進んでいない」といった声も上がっており、標準見積書の活用を広める取り組みが早急に求められています。

消費税増税で吸い上げたお金を企業に分配〜経済格差の更なる拡大懸念

◆円安・株高で、輸出企業を中心に業績の回復が見られる一方、基本給の14ヶ月連続減に加え、ガソリンや電気、食品が値上がりを続け、家計負担が増していますが、10月１日に安倍首相が消費税増税（現行の５％から８％へ）を表明したことで、国民には来年４月から更なる負担が求められることになりました。消費税を価格転嫁できない中小業者にとっては死活問題です。◆政府は、「増税による景気の腰折れを防ぐ」として、消費増税による増収分8.1兆円（消費税率３％分）のうち５兆円（同２％分）をあてる景気対策と、地方税分を含めた法人税の実効税率引き下げ検討を打ち出しましたが、「せっかくの増収分を法人税減税で企業に還元し、国民には『財源がない』と消費税を押しつける」（日刊ゲンダイ）と批判されています。◆法人減税等で利益を得る企業が賃金と雇用を増やさないかぎり、国民は値上げと増税のダブルパンチを受けるだけとなり、大企業と中小企業、富裕層と低所得者層の経済格差が更に広がって行くことが懸念されています。

組合では、組合員を増やす秋の特別月間（秋の拡大月間）に取り組んでいます
組合未加入の仕事仲間、同業者の方などをご紹介ください

●９月・10月の２ヶ月間で51人以上の新しい組合員を迎えることを目標に「秋の組合員拡大月間」に取り組んでいます。●東京土建は、不払いや経営、建設業許可などの相談、労働保険（労災保険・雇用保険、特別加入労災保険）や厚生年金の手続きなどの事務代行、工事賠償保険や政府労災の上乗せ保険などで、みなさんの仕事をサポートしています。また、共済（私傷病での入院・通院への給付や「どけん火災共済」など）や、窓口自己負担を払い戻すなど充実制度の東京土建国保で、暮らしをサポートしています。●より多くの人に東京土建の業務や制度を活用してもらいたいと思います。みなさんのお知り合いで東京土建に加入していない人や事業所がいましたら、ぜひ、地域の役員や支部事務所にご紹介ください。

東京土建国保への東京都の補助金確保に向けて、ハガキを使った要請行動に取り組んでいます
今月が締め切りです。土建国保の安定運営のためご協力ください

●東京土建国保は、みなさんの保険料と「国と都からの補助金」で運営しています。国と都の補助金は、国保組合の歳入の約44％を占め、土建国保の運営のために欠かせません。●９〜10月は、都の補助金確保に向けて、都へのハガキ要請に取り組んでいますので、みなさんのご協力をお願いします。●９月に配付した「はがきシート（１シートにはがき４枚）」に文例を参考に記入し、地域の役員や港支部事務所にお届け下さい（はがきは、支部事務所でまとめて郵送しますので、各自で投函しないようお願いします）。

参加者募集中！〜お気軽にご参加ください

収穫体験（サツマイモ堀り）とＢＢＱ

青年・子育て世代の組合員とご家族を対象にした、貸切バスで行く「収穫体験とバーベキュー」です。
［日時］11月10日（日）午前９時品川駅港南口集合
［行き先］むさしの村（埼玉県加須市志多見）
［対象］49歳以下の組合員とその配偶者、子供
［参加費］中学生以上２千円、小学生以下無料、
［申込締め切り］10月31日（木）まで

事業所対抗ボウリング大会

職場の仲間（組合員）でお誘い合わせの上、ご参加下さい！応援だけの参加も可能です。
ボウリング後には懇親会も開催。
［日時］11月14日（木）午後７時開会
［会場］品川プリンスホテルボウリングセンター（品川プリンスホテル　アネックスタワー１・２階）
［参加費］無料
［申込締切］11月６日（水）まで

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい！

１）首都圏建設アスベスト訴訟関係
（１）東京高裁控訴審（横浜原告）第１回期日行動
［と　き］10月15日（火）午前11時30分集合
［ところ］東京高裁前⇒午後２時から星陵会館
［参加要請］みなと分会１人と近藤労対部長
（２）院内集会・国会議員要請
［と　き］11月７日（木）午前11時30分〜、
［ところ］参院議員会館「講堂」
［参加要請］みなと分会から２人
２)第２３回なくせ じん肺全国キャラバン関係
（１）厚労省前集会と衆議院第一議員会館での院内集会　
［と　き］10月15日（火）正午集合
［ところ］厚生労働省前（日比谷公園側）
［参加要請］みなと分会から３人
（２）国会請願行動　（霞門に集合後、国会請願デモ）
［と　き］10月16日（水）午前11時30分集合
［ところ］日比谷公園・霞門
［参加要請］みなと分会から３人
３）国民大運動実行委員会主催の要請行動
（１）臨時国会・開会日行動（請願デモ〜院内集会）
［と　き］10月15日（火）正午集合
［ところ］日比谷公園・霞門に集合
［参加要請］みなと分会から２人
（２）国会行動※集会終了後、議員要請を行います
［と　き］10月30日（水）正午集合
［ところ］衆議院第２議員会館前の歩道に集合
［参加要請］みなと分会から２人
４）対都要請と国保予算要求中央総決起大会
11月20日は一日、事務所を閉めさせて頂きますので、ご協力をお願いします。
（１）東京都連・都庁前行動
［と　き］11月20日（水）午前９時30分集合
［ところ］東京都庁第二庁舎前
［参加要請］みなと分会から26人（午後の集会・デモまで通しで参加いただける人）
（２）全建総連・予算要求中央総決起大会
［と　き］11月20日（水）12時30分開会
［ところ］港支部は日比谷野外音楽堂に入場
５）東京土建主催「憲法改悪反対決起集会」
［と　き］11月29日（金）午後７時開会
［ところ］「なかのＺＥＲＯ」大ホール
［内　容］伊藤真弁護士の講演ほか
［参加要請］みなと分会から20人
６）区内の共闘・友好団体との協働の取り組み
（１）働く仲間のみなと９条の会と港原水協の宣伝行動
11月８日（金）18時〜、浜松町駅北口、分会12人
（２）各界連・なくす会・港社保協の宣伝行動
10月24日（木）18時〜、新橋駅SL口、分会12人
◆各界連宣伝前の宣伝カー運行の取り組み
10月24日（木）13時〜16時、みなと分会から１人
（３）港春闘共闘「街頭労働相談会」
［と　き］11月13日（水）11時集合（〜午後７時）
［ところ］こうなん星の公園（品川駅港南口）
［参加要請］会場の設営・撤去、当日の宣伝要員として、みなと分会から10人
（４）第４１回港区消費生活展（土曜のみの参加）
［と　き］11月９日（土）午前10時集合（〜午後４時）
［ところ］港区立男女平等参画センター駐車場、
［内容］無料住宅相談、包丁研ぎ、まな板削り
［参加要請］包丁研ぎのできる組合員に個別要請(分会推薦にもとづいて)と住宅センター会員(別途要請) 、受け渡し等の要員として組合員に個別要請。受付は女性の会に別途要請

得する お知らせ〜　ご活用ください

１）「洋服の青山」で１０％割引（今月から提携）
初回特典として１点3,990円以上のお買い上げで2,000円割引となるカードを配布します。
２）吉本常設劇場（ルミネ、浅草）で入場料割引
「どけんファミリーカード」を提示することで、「ルミネtheよしもと」と「よしもと浅草花月」の入場料（一般公演で当日券のみ）が500円引き。
３）伊藤塾・伊藤真弁護士の憲法講座（３回講座）
［とき］10月12日（土）、11月９日（土）、12月６日（金）のいずれも午後６時〜午後８時　
［ところ］１〜２回目は駐健保会館、３回目は機械工具会館６階ホール
※支部で購入した３回連続券（2,000円、20組）を参加希望者にお渡しします。
４）組合員価格でご覧いただける演劇など
（１）劇団前進座公演『赤ひげ』（山本周五郎原作）
［統一観劇日］11月17日（日）午後４時開演
［ところ］国立劇場小劇場
［料金］５千円、25歳以下２千円（支部援助含む）
（２）俳優座公演「気骨（きこつ）の判決」
［公演日程］11月15日（金）〜11月24日（日）
［ところ］紀伊国屋ホール（新宿東口の紀伊国屋書店新宿本店４階）、全席指定
［料金］一般A席4,250円／Ｂ席3,200円、学生（Ｂ席のみ）2,675円（支部援助含む）
（３）年末・年始のキエフ・バレエや「第九」など
くわしくは今月配布のチラシをご覧下さい。