国民のたたかいはこれから、今秋から来春にかけ憲法が一層輝きを増すとき
(1)悪法目白押しの通常国会(6月22日閉幕)の中でも要求運動で法改正も取る 「生涯ハケン」に固定する労働者派遣法の改悪は反対世論と運動で廃案に追い込みました。建設分野では、建設産業の現状打開に道を開く可能性を含んだ「公共工事品質確保法、建設業法、入札契約適正化法」の一部改正が全会一致で成立しました。他に、地域経済の振興が期待できる小規模企業振興基本法と小規模支援法が成立しました。(2)集団的自衛権行使の閣議決定を強行 安倍内閣は戦後歴代内閣の自衛権解釈を180度転換し、集団的自衛権行使容認を閣議決定しました。閣議決定の問題点は、「立憲主義と法治国家の否定(権力を縛れなくする)」であり、日本国憲法の3大原則である『国民主権』、『基本的人権』、『平和主義』を蹂躙したことです。閣議決定に前後して全国各地で集会や大規模な宣伝行動が連日のように繰り広げられ、日本弁護士連合会(日弁連)は全国すべての51の単位弁護士会が反対を表明し、弁護士350人が参加する東京都内のパレードが実施され、沿道の市民も加わり、道行く人にアピールしました。(3)経済の減速の懸念 石油の高騰が生活と営業を圧迫 全国平均給油所価格は、政府・日銀の円安政策による輸入価格の上昇や有数の産油国であるウクライナとイラクの情勢の悪化などを要因として6年ぶりの高値水準となる169.9円/1?に達し、国民の営業と暮らしを圧迫しています。(4)賃金動向 勤労者全体では3.8%の下落 2014年春闘の最終集計(連合が7月4日に発表)では、平均賃上げ率2.07%と15年ぶりの2%台となりました。しかし、アベノミクス・円安による物価上昇率3.4%を下回り、賃上げできない中小企業も35%以上(東京商工リサーチ)という状況です。また、厚生労働省の5月の毎月勤労統計調査(7月18日に発表)によると、実質賃金指数は現金給与総額で11カ月連続して前年同月を下回りました。(5)激化する矛盾 広がる運動 政権基盤は脆弱 首相は盛んに外遊をしていますが、中国と韓国とは首脳会談も開けずに、アジア外交は無策状態に陥り、関係が悪化しています。消費増税と解釈改憲以後は、世論からの乖離が顕著になり、国民との溝が深まっています。安倍政権の危険性には十分な警戒をしなければなりませんが、政権の土台は急速に揺らぐ可能性があります。もともと基盤は脆弱で、総選挙では小選挙区制(自民党の得票は全有権者の25%程度)、参院選も一人区での大量当選によって成り立ったものです。集団的自衛権行使を閣議決定したとはいえ、自衛隊法など関連法の改定がなければ海外派兵は実行できません。そもそも閣議決定自体が違憲であり、そのもとでの関連法改定は違憲に違憲を上塗りするものでしかありません。(6)秋から春へ「難所」が続き、憲法は輝きを増す、10月の福島県知事選、11月の沖縄県知事選、消費税再増税判断が12月、ガイドライン改定も12月、統一地方選挙が4月と、暴走政権の一番目の難所といえます。憲法に攻撃が加えられれば加えられるほど、国民は学び関心を持ち、その存在が輝きを増すことになります。
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組合未加入の仕事仲間を紹介してください!
集団的自衛権の行使容認の解釈改憲に向けて安倍政権が暴走している今、私たちは集団的自衛権の本質をよくつかみ、改憲策動を許さず、憲法と平和を守る運動をすすめるとともに、「建設産業は平和でこそ成り立つ」立場で幅広い共同の取組みをすすめなければなりません。
社会保険未加入対策でも未加入事業所の排除強化がすすみ、法定福利費の確保・新設計労務単価の獲得が喫緊の課題となっています。建設労働者の賃金引き上げ、公契約条例制定など、人が育つ明るい建設産業をめざして組織を強く大きくして産業の力関係を変えていきましょう。
私たち東京土建はこのように建設産業民主化の運動と、平和護憲・反増税・反TPP・社会保障改悪阻止・脱原発の国民的運動課題を大きく前に進めていくためにも、この秋の拡大月間で組織を強く大きくして新たな仲間を迎えるとともに、団結して月間目標をやりぬき、1月現勢の突破をめざすことにします。
◆月間目標
秋の拡大月間の目標は、年間12%の拡大到達を基本(月間中に到達)に、月間4%拡大を基準目標とします。支部の4%目標は51人となります。
◆統一行動日
第1次行動 9月10・11日(水・木)
第2次行動 9月18日(木)
第3次行動 9月25・26日(木・金)
第4次行動 10月 2・ 3日(木・金)
第5次行動 10月 9日(木)
第6次行動 10月14・15日(火・水)
第7次行動 10月21日(火)
第8次行動 10月28・29日(火・水)
◆決起集会、出陣式を成功させ、スタートダッシュを成功させよう
「入っていてよかった」「加入していて助かった」など、仲間の声を集めた意思統一の場とします。会議終了後、出陣式も開催します。
≪2014年秋の活動者会議≫
[と き]8月30日(土)午後1時30分開会、
[ところ]東京土建みなと会館 3階会議室、
[学習会]組合総合共済をはじめとする「どけん共済会」の事業内容と給付実績(仮題)
[講 師]三木 勉(どけん共済会常務理事)
[参加対象]四役・常任執行委員、執行委員、群三役、福寿会役員、主婦の会役員、書記
春闘の成果も消費税増税で5月の実質賃金3.6%低下!
実際の購買力を示す実質賃金(5月・速報値:実際に支払われた賃金の額から、物価上昇による影響を除いたもの。消費購買力を測る指標)が前年同月比で▲3.6%になったことが、厚生労働省の毎月勤労統計調査(7月初旬)で発表されました。政府はベースアップを行った企業が増えたとアピールしていますが、庶民の懐は逆に冷え込んでいます。
連合が7月初旬にまとめた春闘回答最終集計でも、賃上げの平均は2.07%と、1999年以来の高水準となっていますが、5月の生鮮食品を除く総合物価指数は+3.7%となり、組合のない職場の多くで、ベアが実施されていないことを考えれば、実質賃金は確実に低下していることを示しています。政府は来年10月からの消費税率10%への引き上げ予定ですが、このままでは内需を冷え込ませ、不況を招きかねません。
どけん共済会15周年を記念して「子どもの作品展」を募集します
応募規定は次のようになります。
小学生のお子様の応募をお願いします。
[応募規定]
(1)応募対象は小学生(組合員、主婦会会員の家族)。
(2)作品は絵画(画用紙を使用、絵具は自由)。
(3)テーマは「家族」。
(4)作品の大きさは八つ切り(271mm×391mm)迄。
(5)1人1点、支部20点まで。
(6)締め切りは10月末日、本部必着とします。
(7)参加賞として図書カード1,000円分を贈呈。
知って知らせて得する組合員のお知らせコーナー
◆豊島園で「BBQを楽しもう会」
子育て世代の組合員との交流、事業所に所属する組合員の交流をめざし、「BBQ(バーべキュー)を楽しもう会」を開催します。
[と き]10月5日(日)午前10時00分
豊島園チケット売り場前集合
[ところ]午前11時50分BBQ広場集合
[参加対象]子育て世代(50歳まで)の
組合員と家族(配偶者と子供)
[会 費]大人(中学生・高校生を含む)2,000円/1人
(小学生以下の子どもは無料)
◆戦争させない・9条壊すな!総がかり行動
[と き]9月4日(木)午後6時?
[ところ]日比谷野外音楽堂(集会後、銀座デモ)
[集 合]日比谷図書館前に午後5時30分集合
[参加要請]みなと分会3人
◆東京都連「消費税増税反対、ターミナル駅宣伝
[と き]9月19日(金) 12時15分集合、
宣伝行動:午後1時〜午後1時40分
[ところ]有楽町マリオン前
[参加要請]みなと分会3人
◆さようなら原発1000万人アクション
フクシマを忘れない 再稼働を許さない!
[と き]9月23日(火・祝日)
[ところ]代々木公園
[参加要請]みなと分会5人
※集合時間およびデモ実施等の詳細が未定です。
■事業主のための経営セミナー
事業主向けの年金制度のしくみや給付内容、中小企業への助成制度などのセミナーです。
[と き]9月11日(木)、午後2時〜午後4時
[ところ]けんせつプラザ東京5階C会議室
[講 師]是永社会保険労務士(第一経理所属)
[資料代]500円(会場で支払い)
[定 員]先着40人
[申込み]希望者は支部にお問い合わせ下さい。
☆三菱下関造船「じん肺・アスベスト訴訟」の公正判決署名
三菱の造船訴訟は、14年前の長崎訴訟で三菱重工に「じん肺補償制度」をつくらせ、現在は同じ職場で働いた下請・孫請労働者を社員と同様に救済することを目的にたたかわれています。広島高裁に向けた署名です。
■原子力規制委員会への意見募集(パブコメ)■
原子力規制委員会は7月17日から8月15日まで、九州電力川内原発1、2号機の新基準による審査結果案について意見募集が行われます。原子力規制員会への意見を集中しましょう。
【意見送付の宛先】
住所:〒106-8450
東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル
原子力規制庁 安全規制管理官(PWR担当)宛て FAX:03-5114-2179
■無料経営相談
8月28日(木)午前10時〜、要予約。相談無料。
9月30日(火)午前10時〜、要予約。相談無料。
建設国保育成強化と補助現行水準確保をめざすたたかい
建設国保育成強化と共に国保組合補助の現行水準確保を勝ち取るために、(1)国庫補助についてはハガキ要請行動として組織人員比400%(1シート比100%)をめざし、(2)地元国会議員要請行動については健保適用除外の要件緩和も対象議員全員にアポイントをとって議員本人に直接要請を実施します。
都費補助は、(1)ハガキ要請行動として組織人員比400%(1シート比100%)をめざし、(2)がん対策におけるレントゲン補助の必要性はすべての都議会議員から賛同署名獲得を目標とします。(3)東京都福祉保健局への要請行動を取り組みます。
第31回仲間の作品コンクール写真の部の課題は「仲間の笑顔」
今年度の仲間の作品コンクール写真の部の課題は「仲間の笑顔」に決定しました。是非応募下さい。 |