安倍暴走政治を忠実に遂行する靖国派の危険な閣僚たち
安倍首相(自民党総裁)は第２次安倍内閣発足以降初となる内閣改造と自民党役員人事を行ない、官房長官をはじめ財務、経済再生、文部科学、国土交通の主要閣僚を留任させる一方、小泉内閣発足時に並んで最多となる５人の女性閣僚を登用し、安全保障法制担当相、地方創生担当相を新設し、集団的自衛権行使の具体化のための法整備をすすめ、大企業減税や公共事業のバラまきを継続し、消費税10％増税、原発推進など民意不在の政治を加速させる布陣を整えました。党役員人事では、自民党が野党時代に民主・公明との間で消費税10％増税への道筋をつけた総裁経験者の谷垣禎一氏を格下の幹事長に据える異例の布陣で、党・政府一体で増税路線に突き進む姿勢を示しています。また、首相に近いと言われ、「靖国」派の日本会議国会議員懇談会に所属するタカ派の稲田朋美氏を「靖国」政治の後継リーダーとして政調会長に抜擢しました。
主な閣僚の顔ぶれでは、来春の統一地方選対策では新たな交付金つくりをめざして新設した地方創生相に石破茂氏を、幹事長続投願望を退けて起用して閣内に取り込み、女性活用相に有村治子氏や経済産業相に小渕優子氏と、実績未知数ながらも若手女性を据えて人気挽回をはかりました。長期化・難航状態のＴＰＰ交渉には甘利明氏を経済再生・経済財政相に続投、農産物関税問題にあたる農水相には、これまで党ＴＰＰ対策委員長を務めた農水族幹部の西川公也氏を立てて年内の大筋合意を狙い、安全保障分野では安保法制担当相を新たにつくり、防衛副大臣を３回務めた江渡聡徳氏を防衛相と兼務させ、集団的自衛権行使の関連法案作成と日米ガイドライン改定作業に専念させます。
厚労相には規制緩和論者で社会保障給付費の抑制や労働規制の緩和(残業代ゼロをめざす労働法制の改革など)、年金積立金管理運用独立行政法人の見直し(国内株式への年金積立金の投資率を高めること)を主張する塩崎恭久氏が就任しました。株価が暴落すれば、年金のお金を一気に失う恐れもあり、危険な政策の推進論者でもあります。
５月末賃金アンケート中間集約、若干の引き上げに留まる
 ５月末賃金アンケートの中間集約は、組合員の賃金実態が依然として大きく改善していないことを示しています。簡易集計した結果では、「常用」賃金は全職種平均で15,947円と昨年より403円上昇し、一昨年比でも462円の上昇に過ぎません。「手間請」賃金（全職種平均）は17,847円と昨年より792円上昇し、一昨年比では1,161円上昇しました。一人親方（全職種平均）は18,923円と昨年より435円、一昨年比で395円の上昇という結果でした。
2013年、2014年と２年を待たずに、22％以上もの公共工事設計労務単価の引き上げがあったにも関らず、この２年間（2012年比）で「常用」が2.99％、「手間請」9.69％、「一人親方」で2.15％上がったに過ぎません。一人親方の大工職では18,226円と、昨年より▲163円下落し、一昨年比で179円の上昇に過ぎないことは「パワービルダー」などの大手建売業者、住宅産業における、消費税駆け込み需要後の変化、消費税増税分の価格転嫁拒否や賃下げの動きに出ていると見られます。
｢意見・要望｣では、「状況が改善していない」、「賃金が上がらない中で社会保険加入があり生活が苦しい」、「ガソリンや資材の高騰、消費税の増税で経営が厳しい」など切実なものでした。
組合員を増やす秋の拡大月間
組合未加入の仕事仲間、同業者をご紹介ください
建設産業での多数派を形成し、力関係を変えていくために、安倍政権暴走の下ですすめられようとしている消費税再増税・戦争する国づくりをはじめとした悪政にストップをかけるためには、組合の仲間を増やし、組合を語れる仲間を増やして地域から反対の運動と声を大きくしていくことが必要です。10月は月間後半戦です。元気に攻勢的に活動するために、役員のみなさんと多くの組合員・家族の力を支部・分会に結集させ、拡大目標と実増目標をつかんで離さず、達成に向けて頑張っていきましょう。
◆年間実増は月間目標達成が絶対条件
年間実増１％にむけて、実増への展望を切り開くことが秋の月間の最大の獲得目標となります。月間目標51人を達成することが年間実増を実現する上での第一歩となります。月間目標の達成なくして、年間実増はありません。加入２〜３年未満の仲間、若手・子育て世代（20〜40歳代）の仲間、組織内事業所など、対話訪問による「仲間のつながり」を生かし、組合の運動成果や要求課題、相談業務・行事などを話題に、仲間の仕事と暮らしの要求、社保未加入対策の他、公契約条例制定運動や大手企業交渉に向けた現場状況の聞き取り、住宅リフォーム業者団体仮登録など、要求課題での対話を広げていくことにします。
◆統一行動日と節目標
第６次行動 10月14・15日(火・水) 75％、
第７次行動 10月21日(火) 85％、
第８次行動 10月28・29日(火・水)100％
泉南アスベスト国賠訴訟 最高裁が初めて国の責任認める
国の責任を真正面から問う泉南アスベスト国賠訴訟の最高裁判決 (10月９日、３時〜)が出され、国の責任を初めて認める勝利判決が出ました。
最高裁判決を受け、「建設を含むすべてのアスベスト被害を解決せよ」の大行動を展開するため、政治への働き掛けを強化し、「基金制度」の創設こそアスベスト被害解決の道であることを世論に訴え、早期解決の実現をめざします。
◆大阪・京都地裁の公正判決署名 大阪地裁は来年３月20日、京都地裁は来年５月に結審を予定しています。両地裁に向けた「公正判決を求める署名(連記式)」運動に取り組みます。
火災共済加入促進の本番は１１月、組織拡大運動と合わせて準備をすすめよう
11月を本番とする火災共済推進月間は、10月を準備期間として、（１）組合員の生活支援、（２）共済の新たな拡充を支える基盤を作る、（３）組合への結集強化の意義があり、仲間の助け合いである火災共済19件の加入目標を達成させます。火災共済へ加入しましょう。
東京土建国保への東京都の補助金確保に向けてハガキ要請行動
今月が締切。土建国保の安定運営のためご協力ください
●東京土建国民健康保険組合(略称：土建国保)は、組合員が納入する保険料と｢国と都からの補助金」(歳入の約44％)で運営されています。●東京都へのハガキ要請行動は、建設国保育成強化を目的に、例年通り「副知事」「財務局長」「福祉保健局長」「保険政策部長」宛てに取り組みます。
知って知らせて得する組合員のお知らせコーナー
◆国民運動大実行委員会主催の国会行動
［と き］10月29日(水)、12時集合
11月12日(水)、12時集合
［ところ］衆議院第二議員会館前の歩道
［参加要請］みなと分会２人
◆１１．７憲法学習交流決起集会
［と き］11月７日(金)、午後６時30分開会、
［ところ］けんせつプラザ東京５階会議室
［参加要請］支部九条の会から２人
◆九条の会「集会＆パレード」-安倍内閣の改憲暴走を許さない！
［と き］11月24日(月)、開場12時30分
（午前11時00分から整理券を配布）
［ところ］日比谷公会堂
［内 容］集会 午後１時〜午後２時30分、
パレード（銀座方面）午後３時出発予定
［参加要請］みなと分会５人
◆消費税増税阻止国会議員要請行動（各界連）
［と き］11月26日(水)午前10時15分集合
［ところ］衆議院第二議員会館第２会議室
［内 容］各界連行動の議員要請後、12時から国民運動実行委員会の集会に参加
［参加要請］みなと分会２人
◆打倒！安倍政権 守れ！国民のくらし、いのち、平和 １１・２９大集会・大行動
［と き］11月29日(土)午前11時〜午後３時
［ところ］日比谷野外音楽堂〜国会包囲行動
［参加要請］みなと分会５人
◆福岡地裁判決日行動
［と き］11月７日(金)午後１時30分〜
［ところ］厚労省正門前に集合（衆院会館で報告会）
［参加要請］みなと分会から２人
◆福岡地裁判決後、院内集会と議員要請
［と き］11月10日(月) 11時〜
［ところ］衆議院議員第１会館「大会議室」
［参加要請］みなと分会から２人
◆厚労省前要請行動と東京集結集会
［と き］10月15日(水)午前11時45分集合、
［ところ］厚生労働省前、12時〜集会、
15時〜衆議院第２議員会館多目的会議室集合
［参加要請］みなと分会から１人
◆国会デモ請願行動
［と き］10月16日(木)午前11時45分
［ところ］日比谷公園 霞門前集合
正午(12時)出発で、国会請願デモ
［参加要請］みなと分会から３人
◆自治研集会
［と き］12月７日(日)午前９時30分開会
［ところ］明治大学駿河台校舎リバティタワー
［内 容］メイン講演・渡辺治(一橋大学名誉教授)、［参加要請］みなと分会から１人
◆働く仲間のみなと９条の会と核兵器廃絶をめざす港原水協の共同宣伝行動
11月行動10日(月)午後６時〜、浜松町駅北口、
12月行動 ８日(月)午後５時半〜、田町駅芝浦口、
◆港各界連・消費税をなくす会・港社会保障推進協議会の共同宣伝行動
10月行動 24日(金)午後６時〜、新橋駅ＳＬ口、
11月行動 25日(火)午後６時〜、田町駅三田口、
12月行動 24日(火)午後６時〜、浜松町駅北口、
◆シネマで考える平和−３回連続上映会―
第１回「標的の村」
10月29日(水)赤坂区民センターホール
１回目 14時30分開場、15時〜16時35分
２回目 18時00分開場、宮崎礼二氏のトーク
19時00分〜20時30分上映
第２回「真空地帯」
11月25日(火)赤坂区民センターホール
１回目 14時30分開場、15時〜17時
２回目 18時00分開場、劉文兵氏のトーク
19時00分〜21時20分上映
第３回「ONE SHOT ONEK KILL」(邦題：一撃必殺)
12月17日(水)慶応大学三田キャンパス北館ホール
上映会 18時45分開場、宮崎礼二氏のトーク
19時45分〜20時53分上映
［入場券］３回鑑賞券を希望者に渡します。
◆第30回みんなと ＰＥＡＣＥ ＳＵＮＤＡＹ
［と き］10月18日(土)午後２時00分開会、
［ところ］高輪区民センターホール
［参加券］参加券を希望者に渡します。
◆経営相談会 10月28日(火)、11月27日(木) |
目次ページへ戻る