安倍首相、いよいよ改憲に本腰
安倍首相は8月12日、山口県下関市内で開かれた講演会で、自衛隊の憲法9条明記を盛り込んだ憲法改正案について「自民党として次の国会で提出できるよう取りまとめを加速する」と述べ、秋に予定される臨時国会への提出を明言しました。安倍首相は自民党総裁選で、憲法9条を総裁選の争点にして勝つことで石破茂元幹事長の反論を封じ、党内議論に決着をつけ、臨時国会に向かう算段です。
安倍自民党が掲げる4つの改憲項目はいずれも憲法を変えるべき課題ではありません。
戦力不保持、交戦権否認を定めた日本国憲法第9条2項の後に、自衛隊を明記した「9条の2」を書き加えることは、「後法優先の原則」(後から定めた法律は前の法律に優先する)により、後から定めた「9条の2」が優先され、9条2項を死文化し、名実ともに戦争できる国とすることになります。
「緊急事態条項」の創設は「緊急事態」を宣言した総理大臣に権力を集中させ、法律と同等の政令発布により国民の基本的人権を制約し、国民の運動を弾圧できることになります。戦前のドイツのワイマール憲法は、人身の自由、言論の自由、集会の自由などの基本権を停止できる強い非常事態権限を大統領に与えていたため、大統領令でドイツ共産党議員を逮捕し、さらにその他の政党への脅迫と懐柔で全権委任法が成立、ヒトラーの独裁を許した歴史があります。国民の権利を制限する条項がないことこそ、現行憲法が戦前の人権軽視の歴史への反省に基づいていることの証です。
他には参院選「合区」解消、教育の充実を改憲項目に挙げていますが、いずれも現行法制下で実現可能であり、改憲の理由にはなりません。
来年4月には統一地方選、5月には皇位継承、7月には参議院選挙と大阪でのG20サミット開催、10月には消費税率の引き上げなどの大きな政治日程が目白押しであることに加え、たとえ“総裁3選”を果たしても、最後の任期となる安倍政権がレームダック(死に体)化する可能性があり、改憲派も必死です。ここで改憲論を打ち破ため、安倍9条改憲NO!の3,000万署名運動をもう一回り大きく広げていきます。
平和と基地問題 横田も沖縄も安保条約の下で進む軍事拠点化
横田基地では「なし崩しに配備(朝日)」が決められたCV22オスプレイの離着陸回数が、6月下旬から約1カ月半の間に前月までの10倍超す125回に上り、低空飛行・急旋回など危険な訓練が繰り返され、周辺住民の安全や平穏が脅かされています。
沖縄では8月14日、米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ1機が、奄美大島の空港に緊急着陸しました。同空港にオスプレイが緊急着陸したのは今年3回目。同日はさらに、普天間飛行場所属とみられる同機2機が相次いで米軍嘉手納基地に緊急着陸しており、運航の不安定さが改めて浮き彫りになっています。
沖縄県は、名護市辺野古海上の米軍新基地建設に向けた埋め立て承認を撤回。基地押しつけを絶対に許さないという翁長知事の不退転の決意を表明しました。8月8日、翁長知事はすい臓がん悪化のために急逝され、遺志を引き継ぐ固い決意のもと、11日には県民大会が7万人で開かれています。知事選は辺野古基地建設反対と基地の無い経済振興を争点に、9月30日投開票で行われ、政権や改憲に影響与えるものとして、全国の注目を集めています。
秋の組合員拡大月間 いよいよ始まる
都心区独自の組織構成をつかみ、事業所と後継者世代の仲間の結集を追求し、1500人の港支部建設をめざそう
組合未加入の仕事仲間をご紹介ください!
秋の拡大月間の目標は年間12.0%の拡大到達を基本目標に、1月現勢の3.5%43人(みなと分会9人、事業所分会32人、大島分会2人)の拡大と、うち新規事業所2社の加入を目標とします。
夏の取り組みでは、事業所との関係強化では設計士の集いや算定基礎届けなどで対話を深めてきました。またヴァンテアンクルーズ交流会では新しい参加者とのつながりも出来つつあります。後継者世代や新しい仲間を含め運動の裾野を広げる、専門部横断で諸課題を共に進めていく組織戦を展開し情勢に大きく左右されない強靭な組織建設をめざし、秋の組合員拡大月間に入ります。
すべての仲間のみなぎる力を結実させ、建設産業民主化と仕事とくらしを守る運動ができる組織づくりを皆で進めていきましょう!
【統一行動日と節目標】
第3次行動日9月19日(水)節目標40%・16人
第4次行動日9月26日(水)節目標50%・21人
第5次行動日10月3日・4日(水・木)節目標60%・25人
第6次行動日10月10日・11日(水・木)節目標75%・31人
第7次行動日10月17日・18日(水・木)節目標100%・42人
第8次行動日10月24日・25日(水・木)現勢突破・上積み
※休日行動10月14日(日)を全都一斉行動日とします。
※登録日9月25日(火)、10月24日(水)
※臨時登録10月1日(月)、10月31日(水)
【拡大打ち上げ式】
[とき]10月31日(水)午後7時開会、[会場]未定
9月は東京都あて! 国保予算要求ハガキ要請行動
東京都あての予算要求ハガキは、先月全組合員に個別郵送しました。返信用封筒で9月21日(金)までにご返送ください
◆9月は東京都あて、10月からは春に取り組んだ厚生労働省の概算要求を認めさせるための財務省あての予算要求ハガキ行動に取り組みます。
◆東京土建国民健康保険組合(略称:東京土建国保)は、組合員・家族のみなさんが納める保険料と「国と東京都からの補助金」で運営されています。東京土建国保の安定運営のためには歳入の約41.4%をしめる国と都の補助金の確保が絶対に必要です。国と都の補助金が減額されると私たちの保険料に直接影響します。ハガキ要請行動は、土建国保を守るために組合員とその家族全員が参加する個人請願行動です。組合員・家族全員でご協力ください。
当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!
◆いのちをつなぎくらしを守れフクシマと共に9.17さようなら原発全国集会
[とき]9月17日(月・祝)午前12時30分〜
[会場]代々木公園B地区・野外ステージ周辺
[参加]支部5人
◆都民連主催「都議会開会日行動(予定)」
[とき]9月19日(水)午後12時15分〜1時
[場所]都庁第一庁舎前地上歩道
[参加要請]支部3人
◆安倍9条改憲NO!集会とパレード
[とき]9月19日(水)、午後6時30分〜
[会場]日比谷野外音楽堂集会後、銀座パレード
[要請]支部5人
◆アスベスト大阪高裁(大阪ルート)判決日行動
[日時]9月20日(木)午後1時30分〜
[場所]厚生労働省前
[参加]支部5人
[内容]厚労省前集会→判決報告集会(国会内)
◆関西W判決国会集会・官邸前宣伝
[日時]9月25日(火)午前11時30分〜
[場所]衆議院第一議員会館大会議室
[参加]支部5人
◆東京ブロック・キャラバン出陣式行動
[日時]10月3日(水)午前9時〜午後1時
[場所]東京労働局前(東京メトロ九段下駅徒歩5分)
[参加]支部5人
[内容]労働局宣伝・交渉→新宿駅西口駅宣伝
◆憲法・いのち・社会保障まもる10・11国民集会
[日時]10月11日(木) 午後1時
[会場]日比谷野外音楽堂
[要請]12人(組織人員の1%、)
◆東京土建独自国会議員要請行動(消費税反対)
[とき]10月11日(木)、午前10時開会
[会場]衆議院第2会館第1会議室※地下1階
[要請]支部2人
[備考]午前9時30分から入館証を配布します
◆社保協・巣鴨地蔵通り入口宣伝
[日時]10月14日(日) 午前11時〜午後1時
[場所]巣鴨地蔵通り入口 [参加要請]支部1名
◆以下の行動はいすれも午後6時から、各分会10人の参加要請です
◆安倍9条改憲NO! 憲法を生かす全国統一署名(3,000万人署名) 街頭宣伝行動
9月28日(金)、赤坂見附駅出口A
◆港各界連・消費税をなくす会・港社会保障推進協議会の共同宣伝行動
9月25日(火)、浜松町駅北口
10月24日(水)、田町駅三田口
※宣伝場所は他団体との競合などで変更する場合があります |