臨時国会開幕 首相、改憲問題審議入りをめざす
臨時国会は10月24日から12月10日までの会期で開かれています。争点は、改憲問題審議入りの攻防、外国人就労の大幅拡大に関する出入国管理法の改定が急浮上、全世代型で負担増の社会保障制度、消費税増税と反発回避のためのポイント還元・商品券や軽減(複数)税率、外交問題、70歳までの雇用継続、「モリカケ」疑惑の継続追及、自然災害対策などの18年度補正予算案審議、などですが、もつれると来年の統一地方選や参議院選にも影響を及ぼすことから、与党は数で押し切る構えです。
首相は臨時国会の所信表明演説において改憲を最重要課題とし、改めて強い意欲を示しました。しかし公明党は慎重姿勢を崩さずに、事前の与党協議に応じない構えのままです。自民単独での臨時国会提案も探る状況にあります。増税を前にした来夏の参議院選で議席が減ることを見越して、その前に改憲国民投票を実施しよう、という乱暴な議論まで自民党内には飛び交っていて、危険な情勢にあります。
外国人就労 労働法制無視の実態を放置したまま 受け入れ拡大
政府は外国人材の受け入れ拡大に向けて、新たな在留資格を設ける出入国管理法などの改定案を閣議決定しました。新たに設ける在留資格のうち「特定技能1号」は、「相当程度の知識または経験を要する技能」をもつ外国人に与えるとしていて、日本に滞在できる期間を最長5年としています。さらに「熟練した技能」をもつ外国人に与える「特定技能2号」は、在留期間の上限は設けず、家族の同伴も認められる内容となっています。外国人を受け入れる分野は介護や農漁業、外食宿泊、機械製造、建設など14分野が当面の検討の対象ですが、省令で他の産業・業種に広がる恐れがあり、事実上の移民受け入れに道を開くものです。
野党が行ったベトナム人などの技能実習生合同ヒアリングでは、「作業中の事故で指を3本失ったが、病院には自分で行けと言われた」「朝8時から深夜12時まで働かされた。残業代は1時間300円しか支払われなかった」などの過酷な実態が語られ、深刻な労働法制無視の実態を放置したまま受け入れを拡大することになります。
国、辺野古基地建設断念に応じず、法律の乱用で工事再開を強行
沖縄県・玉城デニー新知事は安倍首相と直接会談して、辺野古新基地建設断念を迫りましたが、首相は応ぜずに平行線のまま、玉城知事らは政府の態度を厳しく批判しています。10月に入ってからも豊見城(とみぐすく)市長選挙に続き、那覇市長選挙では現職を押す「オール沖縄」勢がダブルスコアに近い票で圧勝しており、新基地建設反対の民意は明確です。沖縄の3連敗で政権には危機感が募っています。
沖縄県は8月、名護市辺野古の沿岸部埋め立て承認を撤回し、工事を中断させてきましたが、10月防衛省は国交相に行政不服審査請求と同時に執行停止の申立てを行い、石井国交相は辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回の効力停止を決めたことで、埋め立て工事が再開されています。行政不服審査請求は国民が行政に対する不服を申し立てる制度であり、国の機関が私人を装って利用することは想定されておらず、法律の乱用に他なりません。
東京土建港支部 2018年秋の組合員拡大月間
引き続き年末拡大にご協力をお願いします
大島分会は事業主が雇用した労働者と、長年口説いていた個人事業主が加入し、分会目標を達成。事業所分会はフルハーネス教育を目的とした加入と新規採用、仲間のつながりで目標を達成、みなと分会は高額な公営国保から土建国保への加入を求めた元組合員や新規の個人事業者、労災特別加入、仲間のつながりを求めた仲間の加入で目標を達成、念願の秋の拡大月間16年連続支部目標と10年連続全分会目標を達成させることができました。
最後まで目標達成に尽力したすべての仲間のみなさん、ありがとうございました。11月25日開催のフルハーネス特別教育には、現在49人の仲間が参加します。組合の優位性を伝え、継続的な加入を訴えていきます。
年末までの拡大運動は、年間拡大目標12%到達までの残目標12人(分会ごとの年間残目標は、みなと分会8人、事業所分会2人、大島分会2人)の達成と2019年1月現勢の前年比実増(2018年1月現勢1,222人+α)をめざすことになります。
引き続き、平日の昼・夜の訪問行動も実施し、年間増勢に挑戦します。組合員のみなさんのご協力をおねがいします。
今年最後のハガキ要請! 国保予算要求ハガキ要請行動
先月全組合員に個別郵送しました。返信用封筒で11月22日(木)までにご返送ください
財務省は12月下旬までに2019年度予算案を確定させます。春に取り組んだ厚生労働省あて予算要求ハガキ行動で勝ち取った概算要求額2,916.4億円を減額させることなく満額確保し、現行補助水準を維持して国保組合の安定運営めざす、財務省に向けたハガキ要請行動に取り組みます。
ハガキ要請行動は、土建国保を守るために組合員とその家族全員が参加する個人請願行動です。組合員・家族一人1シート(主計局長、主計局次長、主計官、主査:ハガキ4枚)の記入を目標に取り組みます。ハガキ要請行動は、@憲法に基づく国の社会保障充実、A東京土建の業務や運動の前進の基盤となる東京土建国保の財政を安定させることを目的に、全組合員、家族に関わる運動です。
今年のハガキ請願はこれで最後。「土建国保」の被保険者だけでなく、労働組合の運動として、組合員・家族の協力をお願いします。
「賃金討議」アンケート&アスベスト署名にご協力ください
◆賃金・仕事と生活をめぐる討議資料
11月〜12月は、「2019年賃金・仕事と生活をめぐる討議資料」にもとづいてアンケート集約をします。頂いたアンケートは建設業界の低賃金構造、過酷な労働環境を変えるための資料として活用します。群・事業所単位で取りまとめ、組合までご返送ください。
◆じん肺とアスベスト被害根絶を求める請願
国と建材メーカーの責任の下、すべてのアスベスト被害者を救済する補償基金創設などを求める国会あての請願署名をお送りします。組合員や家族で記入して、ご返送ください。
知って知らせて得する組合員へのお知らせコーナー
◆所得サポート保険
生命保険、医療保険では補償されない長期間の入院や自宅療養による収入の減少を補償する保険です。掛金は生命保険料控除対象(企業での加入は損金)とすることができ、組合総合共済給付満了後の休業が対象となります。
◆高速料金割引制度
仕事で高速道路を使う方に朗報!お使いのETCカード(信販系)をETCコーポレートカード(NEXCO)に切り替えることで、全国のNEXCO高速国道で最大40%、首都高で最大20%の高速道路料金の割引となります。
当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力下さい!
◆安倍9条改憲NO!全国市民アクション集会
[日時]11月19日(火)午後6時30分〜
[会場]参議院会館前(予定)
[要請]支部3人
◆11・20予算要求行動
@東京都連11.20対都要請行動(午前の集会)
[日時]11月20日(火)午前9時30分集合
[集合]新宿中央公園「水の広場」
[参加要請]支部25人
[集会の開催]集会後に個人請願行動を取り組みます。参加者は筆記用具の準備をお願いします。
A全建総連11.20賃金・単価引き上げ、予算要求中央総決起大会
[日時]11月20日(火)午前11時30分開場、12時30分開会
[会場]日比谷公園小音楽堂(第2会場)
※会場を間違えないよう周知徹底をお願いします(夏と入れ替わっています)。
◆消費税廃止各界連絡会「院内集会」
[日時]11月21日(水)午後1時
[会場]衆議院第1議員会館大会議室
[要請]支部2人
◆脱原発の金曜日官邸前行動(東京土建デー)
[日時]11月23日(金・祝)午後6時30分〜
[集合]衆院議員面会所前 午後6時15分受付
[参加]自主参加でお願いします
◆社保協・消費税廃止各界連共同巣鴨駅頭宣伝
[日時]12月14日(金)午前11時30分〜
[会場]JR巣鴨駅前
[参加]支部1名
◆交渉を拒否するアスベスト建材(被告)企業への抗議・宣伝・要請行動
[日時]12月17日(月)午前10時集合
[場所]クボタ東京本社前
[参加]支部5人、原告
[当日の流れ]10時〜11時クボタ東京本社前で抗議・宣伝・要請行動、12時〜13時新日鐵住金化学前で抗議・宣伝・要請行動
※2社に対し事前通告で再度、交渉を受け入れ要請し、受け入れた場合は中止とします。
◆2019年支部旗びらき(新春の集い)
[日時]2019年1月17日(木)午後6時開場、午後6時30分開会 [会場]乃木會館
[会費]3,000円
◆2019年東京春闘総決起集会
[日時]2019年1月30日(水)午後6時30分
[会場]杉並公会堂大ホール(荻窪駅北口7分)
[参加対象]支部15人
◆以下の行動はいすれも午後6時から、各分会10人の参加要請です!
◆安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3,000万人署名) 街頭宣伝行動
11月29日(木)、品川駅港南口
12月6日(木)、三田駅芝浦口
12月20日(木)、浜松町駅北口
◆港各界連・消費税をなくす会・港社会保障推進協議会の共同宣伝行動
11月26日(月)、新橋駅SL口
12月25日(火)、品川駅港南口⇒場所が変更になりました
2019年1月24日(木)、田町駅三田口
※宣伝場所は他団体の競合などで変更する時があります。
事務所の閉所日程
昼間の取り組みや研修により、下記日程で支部事務所を閉所します。
11月20日(火) 11・20予算要求行動
12月12日(水) 南部ブロック書記研修 |