群会議の話題

■群会議の話題≪第200号≫ [2019年12月11日]

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臨時国会「桜を見る会」疑惑に応えず閉幕 日米貿易協定で日本は不利に

 税金が投じられた「桜を見る会」にまつわる疑惑について、安倍首相は予算委員会の開催を拒否し、まともに応じることがないままに臨時国会は閉会しました。
 安倍首相には「会」を自らの支援者をもてなす巨大な選挙区サービスに変質させた公職選挙法違反と、「会」前夜の懇親会に関わる政治資金規正法違反が疑われています。事実であれば安倍首相による国政の私物化・有権者買収に他なりません。さらに支援者はおろか反社会的勢力やマルチ商法会社「ジャパンライフ」の会長を招待したことは、反社会的勢力を「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人」と第一次安倍内閣が定義し、排除するとした国の指針を安倍内閣自らが否定するものです。
 行政の公正性をゆがめる約7,000人分の参加者名簿廃棄に代表される虚偽答弁と証拠資料の隠ぺいなどもあわせ、「桜を見る会」をめぐる疑惑はこの国の議会制民主主義の根幹を揺るがすものとなっています。疑惑の徹底した解明と、安倍内閣の責任追及が求められます。
 今国会では、12月4日に日米貿易協定の国会承認を求める議案が参議院本会議で可決されました。これにより日米両政府は来年1月1日を協定の発効日とする方向で調整しています。
 交渉トップを務めた茂木外相は「日米双方にとってウィンウィンな合意」と成果を強調していますが、日米貿易協定で先送りとなった日本から米国への輸出時にかかる自動車関連の関税撤廃が実現しない場合、米国に納める関税の削減額が大きく減る可能性があり、日本にとって著しく不利になります。一方で日本の農産物の市場開放・自由化は一層拡大し、政府は国内農産物の生産額が最大1,100億円減少すると見込んでいます。

10月の新設住宅着工戸数…7万7,123戸(前月比7.4%減)

 昼間の事業所訪問では、組合内事業所で新規採用による加入と外注職合計4人の紹介を獲得し、うち外注1人が高額な公営国保料の負担軽減を求めて加入書類の準備に入りました。事前に社長にアポイントを取り、仕事の話などを深く掘り下げ、対象者紹介を要請したことが掘り起しにつながりました。
 他には社会保険整備にむけた取り組みを進めている新規事業所の社長が加入を準備、組合内事業所から新規雇用の報告が来るなどで対象者が広がってきました。

組合員と家族、すべての仲間に訴えます

 国土交通省が発表した10月の新設住宅着工戸数は、前年同月比7.4%減の7万7,123戸で、前年同月比で4か月連続の減少となりました。
 分譲住宅は増加していますが、持ち家は前年同月比5.6%減で3カ月連続減少、貸家は同16.5%減で14カ月連続減少しました。
 貸家着工戸数の連続減少の背景には、レオパレス21の違法建築問題、スルガ銀行の不正融資問題、住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」が不動産投資用に不正に利用されたことなどにより、金融機関が個人のアパート建設向け融資を厳しくしていることが影響していると見られ、持ち家など建設業全般への影響も心配されます。

九州建設アスベスト訴訟勝訴 国の責任認める11回目の判決

 11月11日、福岡高等裁判所は九州建設アスベスト訴訟で国および建材メーカーの責任を認め、国に対し総額2億2,082万3,304円、建材メーカー4社に対して総額1億2,636万1,558円の支払いを命じる勝訴の判決を言い渡しました。
 国の責任については11回連続、一人親方に対する国の責任も認める4回目の判決内容であり、今後の最高裁に向けて大きな影響を持つ判決です。
 年明けに神奈川2陣(東京高裁)が結審、原告団結成が急がれている東京3陣の提訴は3月、東京2陣(東京地裁)判決は4月17日と、来春は首都圏建設アスベスト訴訟のスケジュールが目白押しです。引き続き運動へのご協力をよろしくお願いします。

年末拡大、春一番拡大、組織強化にご協力ください!

◆年末拡大と春一番拡大
 今年は2019年1月現勢1,214人の12%の146人を年間目標として組織拡大運動に取り組み、12月11日現在までで132人を新たに組合に迎え、年間目標までの残人数は14人となりました。
 来春の増勢と年間拡大目標の達成めざし、最後までの奮闘にご協力ください。
 また年明け早々から、春一番拡大運動に取り組みます。1月〜3月の間の目標拡大率を2020年1月現勢数の2.5%として取り組みますので、引き続きご協力をお願いします。
 秋の月間で掘り起こした対象者は、この年末・年始での加入の有無を確認するとともに、仲間への訪問行動で新しい対象者を掘り起こすことにします。
◆新年度にむけて組織強化をはかります
 年明けから年度末に向け、組織と役員体制の確立、年末調整や確定申告相談、土建国保の就業実態調査相談、労働保険の年度更新、新年度保険証の交付会、建設キャリアアップシステム対策など、相談業務や実務が集中する時期となり、多くの組合員が事務所に結集し、組合の運動と業務の最繁忙期となり、事業所との結びつきや分会・群の仲間との結びつきを強める重要な時期となります。
 組合員の信頼に応える実務と相談活動を軸に、対話を大きく広げて組織を強化していきます。

建設アスベスト 被害全面解 決被害者救済 判決を求める要請署名にご協力ください

 建設アスベスト訴訟において国の責任は明白となりつつある中で、来春には首都圏建設アスベスト訴訟の結審や判決が続きます。組合は、すべてのアスベスト被害者の全面救済にむけ、国に対し原告への謝罪と国の責任で「建設アスベスト被害者補償基金制度」創設を求める要請署名と最高裁判所に対して公正判決を求める要請署名を行なっています。今月署名用紙を配布しますので、ご協力をお願いします。署名は「建設アスベスト被害の全面救済を求める請願署名(国向け、用紙右側赤い印刷面)」と「すべての建設アスベスト被害者を救済する判決を・建設アスベスト訴訟最高裁公正判決要請署名(最高裁向け、用紙左側青い印刷面)」の2種類があり、いずれも氏名、住所を記入して、組合までご返送ください。

登録建築大工基幹技能者講習のご案内

 東京土建が加入している全建総連(全国建設労働組合総連合)は、登録建築大工基幹技能者講習を2020年2月に開催します。この受講により、建築キャリアアップシステムのレベル4(ゴールドカード)を得ることができます。
 建設技能者の人材確保・育成にあたって、多くのゼネコンで実施されている優秀な職長に手当を付与する優良技能者認定制度では、登録基幹技能者であることが認定基準にあり、賃金アップが望めます。
 また、登録建築大工基幹技能者を雇用している事業者は、経営事項審査において加点の対象となります。
 詳しくは登録建築大工基幹技能者講習チラシをご覧ください。

知って知らせて得する組合員へお知らせコーナー

2020年東京土建港支部
旗開き 開催のお知らせ

日時 2020年1月16日(木)午後6時30分開会
会場 乃木會館 (港区赤坂8-11-27千代田線乃木坂駅より徒歩1分)
会費 組合員・家族(中学生以上):3,000円
締切 2020年1月9日(木) 申し込みは支部事務所までご連絡下さい

当面の集会宣伝行動学習会にご協力下さい

◆国民春闘「民間と公務の共同のディーセントワーク宣伝とサウンドデモ」
[日時]12月15日(日)正午〜午後2時
[場所]新宿アルタ前(新宿駅東口)
[要請]支部3人(1号動員)
◆総がかり行動「国会議員会館前行動」
[日時]12月19日(木)午後6時30分〜
[場所]衆議院第二議員会館と参議院議員会館の間
[要請]支部3人(2号動員)
◆恒例! 餅つき大会
[とき]12月22日(日) 10:00〜
[場所]東京土建みなと会館 ※お餅がなくなり次第終了
◆港原水協・ヒバクシャ国際署名宣伝行動
[日時]2020年1月25日(土)午前11時〜
[場所]田町駅芝浦口
[要請]分会10人(2号動員)
◆2020東京春闘中央総決起集会
[日時]2020年1月29日(水)
午後6時45分〜8時50分(6時30分集合)
[会場]中野ゼロホール(JR中野駅南口徒歩10分)
[対象]支部15人(2号動員)
◆建設首都圏共闘「イエローアクション! 建設労働者の未来をひらく2.19大集会」
[日時]2020年2月19日(水)午後1時〜
※集会終了後、新橋駅前で3時15分から1時間程度の宣伝行動に取り組みます。
[会場]ニッショーホール(銀座線虎ノ門駅徒歩5分)
[要請]支部8人(1号動員)
◆港春闘共闘学習会
[日時]2020年2月27日(水)午後6時開場
[会場]港区立商工会館
◆東京都連春闘シンポジウム
[日時]2020年3月18日(水)午後2時〜
[会場]星陵会館(千代田区永田町)
[要請]支部6人(1号動員)
◆以下の行動は各分会10人の参加要請です!
開始時間は午後6時です(※は午後5時30分より開催)

◆安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名(3,000万人署名) 街頭宣伝行動
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などによる新しい署名運動が提起され次第、署名と宣伝内容を変更して実施します。なお、下記※の行動は東京一区市民連合との共催となります。
2020年2月17日(月)※、麻布十番駅出口4
2月28日(金)、赤坂見附駅出口A
3月19日(木)、新橋駅SL口
4月28日(火)、田町駅芝浦口
5月29日(金)、品川駅港南口
◆港各界連・消費税をなくす会・港社会保障推進協議会の共同宣伝行動
12月24日(火) 、浜松町駅北口
2020年1月24日(金)、田町駅三田口
2月25日(火)、新橋駅SL口
3月18日(水)、浜松町駅北口
4月24日(金)、田町駅三田口
5月25日(月)、新橋駅SL口
6月24日(水)、浜松町駅北口

事務所の閉所日程
12月19日(木) 南部ブロック書記研修
12月28日(土)〜
2020年1月5日(日) 冬期休暇

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