全国建設労働組合総連合(全建総連)の「住宅デー」も今年で31回目。東京土建では6月22日(日)を統一開催日として、都下約1000会場での開催を予定。港支部では、港区と港区教育委員会の後援をうけ、6月22日午前10時から、港区内4会場で開催します。
第31回住宅デーのポスター
今年も4会場で みんなきてネ
「住宅デー」は、全建設総連が1978年(昭和53年)から毎年、地域の皆さんに私たちの仕事や技能を理解してもらう日として開催しているイベントです(国土交通省、林野庁、東京都、東京都社会福祉協議会など後援多数)。
住宅デーに参加したことのない組合員でも、ご近所で一度は、住宅デーの催しをみかけた人もいるのでは?
港支部住宅デーの今年の会場は、昨年に続き、JR田町駅近くの「港区立男女平等参画センター(リーブラ)」(芝分会)、麻布十番の「港区立網代公園」(麻布分会)、白金高輪駅近くの「港区立四の橋通児童遊園」(白金分会)、乃木神社近くの「港区立赤坂小学校」(新橋分会と事務所分会合同)の4ヵ所です。
すべての会場で楽しい企画準備
(1)建設従事者の技術・技能をいかした地域奉仕活動として、樋(とい)の修繕・サッシの取り替えから、増改築・新築に関して住民から寄せられる相談に無料でのる「無料住宅相談」
(2)ご近所の皆さんから持ち寄られた包丁やマナ板の研ぎ・削り
(3)親子連れ向けの工作教室をおこないます。そのほか会場ごとに、楽しい企画も準備されています。
多くの組合員とご家族の参加(主催者側として)と、多くの来場者(お客さん)にきていただくことが、住宅デー成功のカギです。宣伝を広め、当日多くの人にきてもらいましょう!
今回主催者側として参加されない組合員やご家族の皆さんも、どうぞ遊びにきてください。
各分会が意欲的取り組み
住宅デーでは、参加者数・来場者数・住宅相談受付件数で目標を決めて取り組んでいます。芝分会と麻布分会は昨年、3つの目標のうち一つ以上達成しました。今回、八木下芝分会長と小野麻布分会長から、今年の住宅デーに対する抱負を聞きました。
カンナがけやカツオ節削りも
芝分会長・八木下常美さん(電気)
今年で住宅デーも31回目。僕が参加し始めてから、かれこれ十数年。
毎年毎年、包丁研ぎとマナ板削りに取り組んできました。住宅デーの時期になると、会場近くのおばちゃんが楽しみにしていて、「自分じゃ、研げないから」と、2、3本包丁を持ってきてくれました。
三田や芝近辺の分会は、以前は三田児童公園で住宅デーに取り組んでいましたが、おととしからJR田町駅近くの港区立男女平等参画センター(リーブラ)に会場を移しました。多くのお客さんにきてもらおうと、去年は、新しい趣向としてカンナがけ、ノコギリ挽きとカツオ節削りの体験コーナーなどに取り組みました。そのときの写真は、07年度の本部の機関紙コンクールで、写真賞に選ばれた。
去年は、道行く人に「今日は何をやっているんですか?」と声を掛けられました。住宅デーが地域の人に知られ、定着するよう、分会あげて取り組んでいきたいと思います。
来年は、リーブラ近くの今の倍くらい広さがある場所に会場を移し、地元の町会・商店会の皆さんにも一緒に参加してもらえる住宅デーにできればと思っています。
野菜、花売りヨーヨー釣り
麻布分会長・小野健三さん(石工)
麻布分会は、麻布十番の網代公園でおこないます。今回、野菜、花などの販売、ヨーヨー釣り、タイル工作、マナ板削りなどを企画しました。
まず「住宅デーとはなんぞや」ということを、組合員全員が心して、みんな協力しあい団結しなければなりません。
開催にあたり、事前ルール作りをしておかないと、当日いろいろと問題が起こります。
前もって決めておき、よかったなと悔やまないようにしたいものです。
組合員、地域のお客さんが明るく楽しく一日を過ごすことができたらと思います。
そして、今年よりも来年と、ますます発展するよう努力します。
当日は太陽の下で開催できることを心より願うばかりです。
今年の「春の組合員拡大月間」では、港支部は4、5月で49人の新しい仲間を迎えようと取り組んできました。
結果は、7分会中6つの分会が分会目標を達成、全体で目標を大きく上回る74人の新しい仲間を迎え、6年連続での月間目標達成! 6月1日付での組合員数は、1423人(東京土建全体では13万1469人)となり、支部史上最高の組合員数となりました。皆さまの月間へのご協力、ありがとうございました。
今回の組合員拡大月間では、組合員のいる事業所が新規雇用した人を組合に紹介してくれたり、3つの新規法人の加入などで、事業所分会で順調に拡大が進み、また、地域の分会でも麻布分会と白金分会で数年にわたり組合加入をすすめてきた事業所が新加入。
芝分会および新橋分会、大島分会での地道な拡大運動の結果、すべての分会で新しい仲間を迎えることができました。
組合員とご家族のご協力に感謝いたします。
◇
さて、今春はじめて組織部長となったばかりで、組合員拡大についてまだまだ手探り状態の私ですが、拡大運動の進め方について多くの課題があると思っています。
まず、未加入者の掘り起こしや訪問活動などで頑張ってくれた役員、組合員、ご家族もいる中で、まだまだ分会全体の運動になっていないんじゃないかと思います。
拡大運動の意義、「何のために組合の仲間を増やしていくのか?」という目的意識が、すべての組合員に共有されていない、ということもあると思います。
拡大運動の意義については、私自身まだまだ理解不十分のところもあるのですが、賃金や現場環境などの労働条件の改善や生活水準の向上など、私たちの様々な要求を実現するために、一人の声よりも何千、何万、何十万人の声を集め、状況を私たちに有利な方向に変えていく、そのために未加入の仲間を組合に結集していくのが拡大運動だと思います。
建設従事者数は全都で30万人ともいわれています。現在、東京土建全体で組合員数は13万人を超えていますが、これが過半数の15万を超えれば、建設産業全体における私達の影響力は無視できない強固なものとなるのです。
私たち建設従事者の仕事や生活の改善、向上を目指して、今後も多くの仲間を組合に迎えていきましょう。
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港支部では当面、組合員数1500人到達を目指していますが、目標を高くもち、2000人支部を目指していきたい。そのため、組織部では、今秋の拡大月間(秋の拡大)の大成功を目指し、チラシなどによる組合の大量宣伝や未加入者への訪問活動、支部ホームページの活用などで組合加入の魅力を十分伝えることも含め、組合員拡大のより効果的な方法を考えていきたい、と思います。
また、各分会にお願いしたいのですが、拡大について分会の会議で十分話しあっていただき、従来の方法にとらわれないで、効果的な方法(戦術)を練って、拡大運動を進めていただくようお願いします。
港区で働く労働者で作る「働く仲間のみなと九条の会」は、5月14日(水)、三田の専売ホールで「第3回みなと講演と交流の夕べ」を開催。
旧日本火災海上保険の社長、会長を歴任され、現在は経済同友会の終身幹事、財団法人国際開発センターの会長をつとめられる品川正治(しながわ・まさじ)氏を講師に迎えた今回の会には、会場がいっぱいとなる120人が参加しました。
1924年生まれの品川さんは、旧制第高等学校在学中の昭和19年(1944年)に召集され、中国戦線で従軍。復員後、東京大学を卒業し、経済界に身を投じました。
中国で戦闘中に被弾し、弾丸の破片が今も脚(あし)に残るという品川さんは、復員中に現行憲法の草案を読み、感動で涙を流されたそうです。
経済界の人というと、自衛隊の海外派遣推進派というイメージがありますが、品川さんは、自身の戦争体験とそこから得た「戦争を始めるのも人間なら、戦争を止めるのも人間」という信念にもとづいて、「憲法・平和・人間」をテーマにした講演活動を各地でおこなっています。また、『これからの日本の座標軸』『財界人の直言』(新日本出版社)、『9条がつくる脱アメリカ型国家』(青灯社)などの著作も発表されています。
今回、1時間半ほど講演いただきました。トークのプロでない品川さんの語り口は、あくまでも淡々としていましたが、その分、聞くものに言葉の重みが伝わるものでした。
講演の内容については、著書にゆずりますが、今回は、当日の参加者からいただいた感想を紹介します(下段)。講演の雰囲気を感じとっていただければと思います。
品川さんの講演、感銘受けました
涙が出ました
◆大変感銘を受けました(村山さん)
◆品川さんのお話は、すばらしかったです。戦争体験を語られた言葉の重さ、憲法をはじめて読みあげられたときに、居並ぶ復員兵士が泣かれた、というくだりには、涙がでました。経済人としての信念にも頭が下がるものがありました(阿部さん)
◆経済、政治などの仕組みについて、分かりやすくお話くださり、良かったです。私の父もテニアン島で戦死しております。現憲法9条は死守しなければならない、と思っております(匿名)
怒りヒシヒシと
◆「日本の憲法は戦争を人間の目で書かれている唯一の憲法」という言葉が印象的でした。今の政治に対する品川さんの怒りがヒシヒシと伝わってきて、すごくいい話でした(九野さん)
◆憲法をめぐる情勢をあらためて認識しました。戦争を人間の目で見た憲法は日本だけの、たったひとつの憲法、だということを初めて知りました。(世界の人が)持とうと思っても持てない九条を手放してはいけない!(石賀さん)
◆淡々とした語り口でのお話でしたが、大変感動的な話でした。品川さんが80歳過ぎまで、戦争体験を語られなかった2つの理由には胸を打たれました。憲法や経済について「国家の目で見る」か「人間の目で見るか」という視点で語られたのが印象的でした(坂田さん)
(アンケートより)
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