機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ2010年03月10日号

春の組織拡大の成功を
  数の力で攻撃はねかえそう

 

土建国保への不当な攻撃

 

北川副委員長

北川副委員長

昨年11月30日付の朝日新聞は、土建国保を含めた建設国保があたかも多額の補助金を受け、違法な給付をしている。この制度ができるのは政治的影響力で国庫補助を多くもらっているのだと一方的・不当な記事を掲載しました。これは「給付は低レベルに統一、保険料負担は高い水準に統一」という「医療保険一元化」がねらいです。朝日新聞は2月6日付のコラムでも『昨年10月、仙石由人行政刷新相が「建設国保については手厚く守っていく」と発言するなど、国保組合は政治との強い結びつきが指摘されている。他の医療保険とのバランスを欠く優遇を続けるようでは政府が公約に掲げる「医療保険の一元化」の実現は到底おぼつかない』と掲載し、一元化に向けた反国保組合キャンペーンを執拗に続けています。

 

医療保険一元化とは

 

民主党は後期高齢者医療制度を廃止する代わりに「医療保険の一元化的運用」をマニフェストに掲げました。実施されれば、市区町村国保と一緒に東京都広域連合に統一され土建国保はなくなってしまいます。独自給付はなくなり、保険料や窓口負担が増えます。

 

不当な報道は許さない

 

厚生労働省の調査結果1月6日)では、保険給付費に対する国庫補助割合は国保組合全体で40・5%。このうち建設関係国保組合では45・2%です。市町村国保は55・4%です。市町村国保には国庫補助以外にも市町村の一般財源の繰り入れがあります。また、土建国保の一部負担払戻金などの独自給付は法律で認められたもので、すべて私たちの保険料で賄われており、国や都の補助金は一切使われていません。私たちは土建国保をハガキ要請や集会、各省交渉、国会議員要請などの「大衆運動」で守り育ててきました。
  土建国保を含む国保組合は「国民健康保険法3条」ほか日本の法律で認められた制度です。仲間の多くが「日給月給」で病気やケガで仕事ができなくなれば、即収入が途絶えます。安心して医者にかかれる土建国保はなくてはならないものであり、憲法25条にもとづく当然の権利です。

 

数の力で攻撃はね返そう

 

組織を拡大することは最大の組織防衛です。土建国保の正当性やメリットが伝われば、必ず理解は得られます。分会などで、ぜひ学習会を計画してください。「数は力」、不当な攻撃をはね返すためにも春一番、春の組織拡大月間を成功させましょう。
【副委員長・社会保障対策部長 北川静男】

 

医療保険の一元化許すな
 土建国保は必要な制度

 

国会前で行動に参加する仲間

国会前で行動に参加する仲間

3月3日(水)、国民要求大運動実行委員会が主催する国会行動に白金分会の仲間3人で参加しました。
 民主党が与党となって初めての通常国会(第174国会)が開かれています。
 建設国保への予算確保や社会保障の拡充を求める運動、医療保険一元化反対の運動、非正規雇用を増加させた労働法制の見直し、自衛隊海外派兵の恒久法づくりの阻止・消費税率引き上げ阻止など、重大な課題が山積みで予断を許しません。
 集会では、この不況で苦しむ仲間の厳しい現状が次々と報告されました。集会終了後は東京土建の参加者は「庶民増税に反対し、社会保障の拡充を求める要請書」と「国保組合の育成・強化パンフレット」を手に東京選出国会議員51人の議を手分けして訪ねました。
 私は丸山珠代議員(自民党)、蓮舫(民主党)、山口那津男議員(公明党)を訪ねました。議員は全員留守で、秘書に要請書とパンフレットを手渡し「私たち建設業で働く者は、病気やケガで休んでも有給休暇があるわけでなく、即収入が途絶えます。国保組合制度はどうしても必要な制度なので一元化せず、引き続き育成・強化して下さい。必ず議員に伝えてください。」と訴えました。
【白金分会・大工・ 三井田昭男】

 

福寿会のレクレーション
 保田漁協「ばんや」で交流

 

海を見ながらのお風呂と料理で交流

海を見ながらのお風呂と料理で交流

小雨降る2月13日の土曜、福寿会の会員はバスに揺られて千葉の保田に向かいました。
 車中の賑やかな雰囲気を背にして保田漁協「ばんや」に着き、海を見ながら風呂に入り、昼食です。
 さすがに漁協だけに料理の数も量も多く、満足でした。残った料理を持って帰りましたが、私にとっては2食分ありました。
 小雨の中、夕方4時頃には出発地の支部事務所の近くに到着し、楽しい一日でした。
 福寿会の集まりには皆さまふるってご参加ください。次の集まりを楽しみにしております。
【福寿会会長・大澤良夫】