機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ2010年06月10日号

晴天の中で開催 第33回住宅デー

 

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去年は、雨に叩かれた住宅デーでしたが、6月13日に行われた今年の住宅デーは数年越しの晴れた天気に恵まれました。やはり天気次第で仲間のモチベーションは、かくも違うのかと元気一杯の住宅デーになり、積年のウップンを晴らす仲間が多く見受けられました。

新しい会場で新しい企画を盛り込んで意気をあげた麻布分会、2回目の会場ながら来場者数の多さに負けずに奮闘した白金分会。初めて飲食(焼きそば)の提供をした芝分会。少数精鋭で挑んだ新橋分会など、従来の住宅デーに一ひねりを加え、各会場ともに盛況に終わることができました。

新しく参加者してくれた分会の仲間への配慮やお昼休みの取り方、アピールを前提とした横断幕の設営や会場入り口の雰囲気づくりなど、貴重な意見をいただきました。次回に向けて改善し、さらに地元の皆さまに喜ばれる取り組みにしたいと思います。

 

7月11日参議院選挙 必ず投票に行きます

 

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【芝分会・造園・戸田義生さん】庶民の大変な状況をわかっている候補者と政党に投票します。たとえば消費税の値上ではなく、若い人の雇用問題などにまじめに取り組み、景気の上向く政策をしてほしい。仕事・くらし・命が大切にされる「人に優しい政治」を望みます。

 

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【新橋分会・畳・城所 勇さん】「社会保障のためには消費税率をアップするのもしかたがない」というのは大きな間違いです。金持ちや大企業を優遇する不公平な税制を正し、軍事費を見直すべき。庶民増税、消費税はきっぱりノーに投票します。

 

 

港社保協で学習会 医療保険一元化を許すな

 

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6月14日、東京土建みなと会館にて港社会保障推進協議会主催の学習会が開催され、「医療保険一元化の策動と2010年代の医療制度改革の方向と私たちのたたかい」と題しての講演を東京土建本部の松尾慎一郎常駐中執を講師に行いました。

2002年以来の5年間、小泉内閣は社会保障を連続して改悪しつづけました。本人の自己負担3割、際限のない保険料の引き上げ、介護保険の給付制限、障害者への応益負担の導入、06年には後期高齢者医療制度が創設されました。そして今、格差と貧困が広がる中で、国民皆保険制度が危機的状況になっています。非正規労働者の増加で収入は減少し、生活保護世帯も増えています。また、健康保険無保険者も増え、公営国保も財政危機です。このよう状況の中、「医療保険一元化」が策動されています。

「医療保険一元化」とは国保(市町村の公営国保・東京土建などの国保組合)と社会保険(協会けんぽ・健保組合)などを一緒にすることです。一元化されれば国の負担(補助金を含む)が都道府県に転嫁され、保険料と窓口負担など国民の負担は増えます。また、保険のきかない診療も増え、それには民間の保険を活用するよう医療の営利市場化も狙われています。

昨年秋から朝日新聞などで、建設国保に対するマスコミ攻撃が執拗に行われていますが、これは医療保険一元化に向けての地ならしです。建設国保は多額の補助金を受け、優遇された付加給付がある。東京土建とは関係のない他の国保組合を取り上げ、ずさんな国保運営をしている。政治的影響力でささえられているなどの朝日新聞の論点がいかに根拠のないものかは明白です。

憲法25条に保障されている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を崩すことにつながる「医療保険一元化」の策動をはね返し、「命の綱」である土建国保を守るために力を合わせてたたかいいましょう。

75歳以上組合員の宿泊旅行費補助

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国保加入の組合員・家族には年度内1回の宿泊旅行費補助がありますが、組合総合共済(どけん共済)にも、75歳以上組合員を対象とした宿泊旅行費補助があります。

宿泊1泊につき5千円で、同宿した配偶者も対象です。利用できる回数は年度内1回。所定の「申請書」に宿泊施設の証明印が必要ですので旅行に行く前に「申請書」をお忘れなく。