芝・麻布・白金・新橋の各分会が6月5日に港区内4会場で「第34回住宅デー」を開催(会場は次の通り)。
◆港区立男女平等参画センター駐車場(芝分会会場)
◆港区立笄公園(麻布分会会場)
◆港区立白金一丁目児童遊園(白金分会会場)
◆港区立赤坂小学校ピロティ(新橋分会会場)
今年は、複数の分会が事前のチラシ・ポスティングや会場周辺への告知を行い、また、開催4分会中3分会が飲食(焼きそば、フランクフルト)を扱うなど、多くのお客さんに来てもらえるよう工夫しました。
初参加の若手組合員にも頑張ってもらった分会や、会場の入り口に住宅デーの横断幕を掲げるなど会場作りに力を入れた分会もあり、活気ある住宅デーでした。
当日会場で受けた住宅相談の内容は、網戸設置・屋根の塗装・照明の改修・天井の改修などで、複数の案件で各分会の仲間が受注。
「こういうイベントの時に業者と顔見知りになっておきたい」という人も来場し、「区内業者といえば、区内に本社がある複数のスーパーゼネコン」という港区にあっても、住民との結びつき方しだいで、中小事業者や建設職人の仕事確保の余地はまだまだあることを確信できました。
はじめてフランクフルトに取り組んだ白金分会会場
「第34回住宅デー」おつかれさまでした。仕事対策部長として、全4会場を見せて頂きました。焼きそばやフランクフルトの販売等、飲食を扱う分会も3分会となり、多くのお客さんを呼べる「イベント型住宅デー」へと発展してきました。
イベント用テント、カラフルなワンタッチテントを多用する分会も増えて、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。又、新しい参加者の割合も増えてきていて、「『群』から少なくとも一人の参加者を出して頂きたい」というお願いも聞いて頂き感謝いたします。
さて、私が所属する白金分会では、「組合員拡大運動」の間を縫って、会場予定地におもむき、テントの設置レイアウトや横断幕の取り付け方法を皆で事前に確認し、当日を迎えました。その結果、当日のセッティングはスムースに行動でき、設営と撤収も楽々こなす事が出来ました。
アイデアが一つ出ると、それに続いてアイデアも出てくるもので、分会の仲間との話し合いの中で、例えば、包丁とぎも、(地べたではなく)テーブルの上で行うと、通行人からもハッキリ包丁とぎを行っているのが良く見えていいのではないかと話題になり、実際やってみると、アピール度は良好でした。
来年の「第35回住宅デー」では、これまで以上に皆でアイデアを出しながら、さらに上を目指していきます。
包丁とぎでにぎわった芝分会会場
芝分会は、今年も、JR田町駅そばの「港区立男女平等参画センター(リーブラ)」を会場に、住デーを開催しました。
今年は、昨年以上に天気にめぐまれ、参加した組合員やご家族の顔にも笑顔が浮かんでいました。
参加した組合員とご家族一同受け持ちにつき、住宅相談、包丁とぎ、まな板けずり、焼きそば、木工工作、花・野菜・ヤクルトの販売を行いました。
当日は、会場前にある区のスポーツセンターが休館していて、例年そちらから流れて来る子供連れの父兄が少なかった半面、会場周辺でのポスター貼り、チラシ配布、前日に分会長が行った宣伝カーによる告知活動の効果があったのか、例年以上の盛り上がりがありました。
さて、当日は、多くのベテラン組合員に参加して頂きましたが、今後は、一人でも多くの若手の組合員の参加が必要になってきていると思いました。
来年、その次の年と、「住宅デー」に終わりはありません。年一回のお祭りです。芝分会所属の多くの仲間にご参加頂けるよう工夫していきたいと思います。
終わってからの打ち上げは、すっごく楽しいですよ。
花のコーナーが人気の新橋分会会場
曇天とはいえ、まずまずのお天気でスタートした今年の住宅デー。入念な前宣伝もあり、開催時間前より「待ってたわ!」と声を掛けながらいらしたお客さんたちで、会場(港区立赤坂小学校のピロティ)はすぐににぎわい始めました。
お客さんは、昨年「包丁研ぎ」を利用してくれた来場者に送ったダイレクトメールを手に駆け付けた常連の方、お子さんと手をつないでチラシを持っていらした若いご家族(最近、赤坂地区に居住されたニューファミリー)などなど多彩な顔ぶれです。
お客さんには、包丁研ぎ・まな板けずりの受け付けを終えると、花の販売、タイル工作と順番に参加していただき、会場に来た子供たちは風船をもらって満面の笑顔で帰っていきました。
住宅相談では、大型開発が進む赤坂地区にもまだまだ地元の職人が活躍できる木造住宅についての相談も具体的に受けました。
参加した分会メンバーは、早速来年のイベントのアイデアを出しながら、心地よい汗と共に片付けをして無事閉会しました。
横断幕でアピールする麻布分会会場
住宅着工戸数が急増した高度経済成長期(昭和29年〜48年)に大手住宅企業が出現するとともに、在来の町場業者・職人とお施主さんとの関係が失われていきました。
このような状況に対して、地域住民と業者・職人との絆の再構築をめざし、昭和53年に全国建設労働組合総連合(全建総連)が提唱したのが「住宅デー」。
「住宅デー」では、住まいの身近な守り手としての建設業者・職人による「無料住宅相談・耐震診断」や「包丁とぎ・まな板削り」などのサービス活動、模擬店などを行い、地域住民との交流を行っています。
都内全域では、毎年約1000会場で開催しています。