機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ2012年10月10日号

港支部の請願、港区議会が採択
アスベスト被害者早期救済求める意見書、国に提出へ


区民文教委員会で趣旨説明する堀部執行委員長

区民文教委員会で趣旨説明する堀部執行委員長

港支部は、9月13日開会の港区議会第3回定例会に「建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図るよう国に働きかける意見書の提出を求める請願」(提出した請願書本文は次頁)を提出し、請願は区民文教委員会に付託されました。
  9月20日の同委員会では、堀部忠次執行委員長が趣旨説明を行い、若干の質疑をへて、全会一致で採択され、10月5日の本会議で意見書が採択されました。
  意見書は「港区議会は政府に対し、建設アスベスト被害者と遺族が生活できる補償の実施とアスベスト被害の拡大を根絶する対策を直ちにとり、アスベスト被害の早期の解決を強く求める」もの。
  請願を提出した9月13日の前日には「アスベストを断熱材に使った煙突から石綿粉じんが飛散しやすいことが調査で分かった」との新聞報道があったこともあり、議員の皆さんのアスベスト問題への関心は高く、請願提出にあたっては全会派(自民・公明・みなと政策・共産・みんな・一人の声)の議員から賛同署名を頂きました。
  意見書の採択に力を得て、「首都圏建設アスベスト訴訟」の東京地裁判決(12月5日午後3時)で勝利判決をかちとれるよう、「公正判決要請署名」にご協力下さい。

 

建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図ることを求める意見書