機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ2013年7月10日号

第36回住宅デー特集に武井港区長が初来場
●町の建設業を知ってもらういい機会

うしろ右から武井港区長、清水仕事対策部長、堀部執行委員長(プラタナス会場)

うしろ右から武井港区長、清水仕事対策部長、
堀部執行委員長(プラタナス会場)

港支部は、日頃お世話になっている地元地域のみなさんに奉仕するとともに、「すまいの相談は東京土建へ」をアピールする取り組みとして「住宅デー」という催しを開催してきました。今年は6月9日(日)に開催。多くの地域住民が来場し、にぎやかなイベントとなりました。また、港区長が初めて来場し、港支部の地域活動を知ってもらうことができました。
 今年の「第36回住宅デー」は、古くからの住民が多く木造住宅が比較的多い地域(港区立白金一丁目児童遊園。以下「白金会場」)と、比較的若い世代の家族が多い「芝浦アイランド」内の公園(港区立プラタナス公園。以下「プラタナス会場」)という対照的な2会場で開催しました。
 組合役員による組合員と家族への参加呼びかけにより、主催者側として、組合員・家族66人(プラタナス会場36人、白金会場30人)が参加しました。 
 梅雨時の開催でしたが、当日は天候にもめぐまれ、450人の来場者(プラタナス会場200人、白金会場250人)をむかえました。住宅相談は各会場2件ずつあり、プラタナス会場では「築16年の戸建の外壁メンテナンス」と「住宅のリフォーム」の相談、白金会場では「リフォーム」と「洗面台交換」の相談が寄せられました。また、港区社会福祉協議会向けの募金にも取り組み、来場者から募金が寄せられました。
 今回の住宅デーにあたって区長や区議会議員に案内状を出したところ、武井雅昭港区長にプラタナス会場に来場いただきました(そのほか、何人かの都議会議員や港区議がご来場)。区長が支部の住宅デーに来場するのは今回がはじめてです。
 堀部忠次執行委員長と清水弘之仕事対策部長とともに会場内をまわった武井区長は、「町の建設業を知ってもらういい機会ですね。地域の『ふれあい』に活躍していただきありがとうございます。今後は、地域防災の『安全・安心』に(港支部が)役割を発揮されていくとのことなので、大いに期待します」と話してくれました。
 また、BS朝日の番組『週刊記念日〜この日なんの日』(毎週水曜の午後7時54分〜午後8時00分)の取材もあり、今年の住宅デーは、住民や行政に東京土建の地域での役割を広く知ってもらういい機会となりました。
 今回の成功を今後のわたしたちの活動に活かしていきたいと思います。

●多彩な企画に、笑顔の子どもたち

スーパーボールすくい

スーパーボールすくい

煙ハウスから笑顔で出てきたお子さん

煙ハウスから笑顔で出てきたお子さん

今年の住宅デーでは、プラタナス会場で「住宅相談、包丁とぎ、まな板けずり、花、野菜、ヤキソバ、フランクフルト、綿菓子、ポップコーン、モザイクタイル工作、木工工作、射的、乳酸菌飲料」、白金会場で「住宅相談、包丁とぎ、まな板けずり、花、野菜、ヤキソバ、フランクフルト、綿菓子、ポップコーン、モザイクタイル工作、水鉄砲、ジュース、乳酸菌飲料」に取り組みました。
 また、今回はじめて、芝消防署と高輪消防署・高輪消防団のご協力による「煙ハウス体験」と、芝病院の看護師・保健師のご協力による「無料健康チェック」を両会場で実施したことで、よりイベントらしい住宅デーになりました。
 「煙ハウス体験」では、「たのしかった」「おもしろかった」と言って、何度もハウスに入る小学校低学年の子どもたちがいました。「熱い空気は上にあがるので、姿勢を低くして進まないと息苦しくなる」(高輪消防署員)ので、低学年のまだ身長の低い子供たちは、そのまま歩いても、息苦しくならないというわけです。
 モザイクタイルや木工工作コーナーなどでは、子どもたちが夢中になって参加する姿が見られました。 大会翌日の4月15日(月)は振替休暇として、支部事務所を閉めさせていただきます。

今もアスベスト含有建材が流通〜蛇紋岩の玉砂利に注意!

煙ハウスから笑顔で出てきたお子さん

久永教授が調べた玉砂利
(写真は久永教授提供)

わが国では2006年9月に「石綿と石綿を重量の0.1%を超えて含有するすべての物の製造・輸入・譲渡・販売・使用」が全面禁止されましたが、三重県建設労働組合の顧問医でもある久永直見愛知教育大学教授が、2012年購入の「蛇紋岩の玉砂利」を電子顕微鏡で調べたところ、「白石綿(クリソタイル)」などが含有しており、ふるいで選り分けるときに多量の粉じんが発生することを確認しました。
 蛇紋岩については、2004年7月に厚生労働省労働基準局から、蛇紋岩の中にアスベストが混在していることに対して注意をうながす通達(『蛇紋岩系左官用モルタル混和材による石綿曝露の防止について』)が出されています。
 今回、久永教授が調べた玉砂利の袋にはメーカー名の記載がないことから、アスベストが含有していることを知りながら責任をのがれるために名前を出さずに売りさばいている業者がいると思われます。メーカー名などの記載のない蛇紋砕石などを見つけた仲間がいましたら、支部事務所にお知らせください。