機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ2015年1月10日号

執行委員長 堀部 忠次

写真2015年平成27年乙未(きのとひつじ)新玉の年の年頭にあたり新春のお慶びを申し上げます。 

昨年は、私共の組合活動に対しましては、公私共にご多用中にも係わりませず、多くの方々からのご支援ご協力を頂きまして厚く感謝申し上げる次第です。お陰様で、組合員の団結努力の結果、春・秋の拡大運動では、成果をあげて厳しい状況でしたが、本部目標をクリアして組合員拡大をする事が出来ました。

一方、地方に目をやりますと、台風や集中豪雨による広島地方をはじめとする多くの地方での土砂災害、そして御嶽山・阿蘇山での火山噴火が続けて発生し、御嶽山では、楽しいはずの登山が一瞬にして多くの人達の生命が奪われる悲しい災害もあり、新しいところでは、年末近くで起きました、長野県白馬村を襲った地震の痕跡は、一昨年の大島での土石流と同様に未だに回復しておらず、天災の恐ろしさを教えており、まさに自然の力・脅威をまざまざとしらされた一年でした。 

さて、私達の仕事生活に目を向けますと、不況の波が続いている中に行われた消費税5%から8%への変更は、諸物価の値上げを誘発してボクシングのボディーブローの様にジワジワときいていまして、より一層の仕事・生活の困窮をまねいています。設計労務単価が上がり、最下賃金がそれに伴い上がったと言われていますが、実際私達の仕事のうえでは、賃上げ・収入の上昇が感じられているでしょうか。私には、実感がありません。それどころか、消費税に同調するかの様に数々の材料費や経費などが値上がりして負担は増々増えるばかりで生活を苦しめ一層厳しい状況に追いやられています。消費税は、社会保障の充実に的て強勒日本を作らなければ、日本は参ってしまうと言っていますが、その前に私達の方が先に参ってしまうのではないでしょうか。それほど体力のない零細・小企業の私達にとって死活問題となっています。

この紙面が皆様の手元に渡る頃には、年末選挙の結果によって大勢も決まりますが、より厳しい状況になる事も予想されます。私達は、仕事・家族・健康を守り、生活していかねばなりません。私達一人一人の力は微力ですが、一人が二人から三人・十人。百人・千人と集合となって団結していけば、それは大きな力となります。私達の要求実現のために一人でも多くの拡大仲間を増やし、大きな力となって安心して生活出来る環境を実現のものとして作りたく思います。団結して共に頑張りましょう。