組織部長 山本邦彦
秋の拡大月間で港支部は46人の新しい仲間を迎え、2003年春から26期連続となる月間目標の達成をかちとりました。昼夜をたがわぬ奮闘を貫徹された組合員・家族の皆さんに、心より感謝申し上げます。
本月間では、社会保険未加入等の従来の課題に加えて、マイナンバー制度への対応の相談活動を強化し、地域・事業所双方で大きな成果を獲得しました。地域においては子育て世代への繰り返しの訪問行動で、仲間の紹介依頼に加えて、ハガキ要請など土建国保を守る取り組みや組合総合共済推進を訴え、仕事と生活両面での悩みを聞き取るなどして、組合の諸課題、とりわけ後継者対策の課題の克服を図りました。
日本の建設産業の危機的現状の中、仲間のいのちとくらしを守る東京土建に各界から大きな期待が寄せられています。組織に社会保障改悪や庶民増税などの攻撃をハネ返す胆力を充分に身に付けて、同時に運動の広範な展開を可能にする多様性を発揮する事で、より強大な組織を作り上げ、年間の大幅な増勢を達成し、1500人支部の実現を目指しましょう。
来る2016年、より大きく、より強く、 過去最高現勢の港支部で迎えられますよう、今一度、より一層、共に頑張りましょう。
常任執行委員 林靖久
10月22日(木) 第62回大手企業交渉が行われ、港支部から3人が「鉄建建設株式会社」の交渉団として参加してきました。
午前10時 から豊島公会堂で全体集会が行われ、現場からの報告として「まわりの仲間も一人親方化して保障が無い。今忙しくて交渉どころではないが声をあげる為にここに来た。」「住宅メーカーの二次で一人親方。忙しく仕事は有るが満足はしてはいない。交通費その他経費を貰えない。企業交渉に期待している、だから来た。」と仲間からの訴えがあり、現場労働者の賃金・労働条件の改善を求めるべく交渉していく事を確認しました。
午後2時からの交渉では、全建総連の仲間20人程と鉄建建設からは4人の参加で交渉をスタートしました。最初に、前回から持ち越しの課題について、確認と指導したとの報告を受けました。賃金については、プリントで現場アンケートの結果が配布され、公共工事では賃金が上がっているものの、民間工事では横ばいのままでした。「全体として賃金はまだまだ少ないであろうと認識している」との企業側からの回答を得ました。交渉団からは、全ての工事で賃金が上がるように企業としての努力と対策を要求しました。社会保険未加入の問題では、「標準見積書は活用しており法定福利費は支払っているが、二次三次業者まで行きわたっているかは解らない」との回答で、園部副執行委員長もこの件について「標準見積書の活用と二次三次についても元請企業として確認・指導をお願いします」と発言されました。
鉄建建設株式会社からは、こちら側の発言・提案を受け入れ、改善していく姿勢が感じられました。
【と き】 12月3日(木)午前10時30分、午後1時30分の2回
(事業所向け)
12月3日(木)午後7時00分(個人向け)
【ところ】 東京土建みなと会館3階大会議室(港区芝2-30-7)
2015年10月5日からマイナンバー制度が始まりました。前回の学習会では、マイナンバーの制度について学習しました。来年1月からは、年金や医療保険の手続きをはじめ、確定申告など税の手続きといったあらゆる場面でマイナンバーの記載を求められることから、日常生活での影響や事業主がおこなうポイントを説明します。
【と き】11月24日(火) 18時30分開会
【場 所】中央区立築地社会教育会館
東京メトロ日比谷線 「築地駅」 徒歩3分
地下鉄都営浅草線「東銀座駅」 徒歩5分
【テーマ】公契約条例の課題と動向、取り組みの報告と
経験交流、意見交換
(講師:元日本大学商学部教授 永山利和)
お問い合わせ、申込みは支部までご連絡下さい。
戦後70周年のこの夏、安倍自公政権は、日本を「海外で戦争する国」にする戦争法案(安保関連法案)を、国民の多くの反対の声を無視して、強行採決で成立させました。どんな世論調査でも、「戦争法案」でも国民の5割以上が「憲法違反」の声を上げ、国民の8割が「政府の説明は不十分」と答える中での、戦争法案の採決強行は、憲法9条に反するだけでなく、国民多数の声を踏みにじり、国民主権の大原則に反する暴挙です。
みなと・9 条の会、東京合同法律事務所、働く仲間のみなと九条の会、東京港湾労働組合連合会、東京土建一般労働組合港支部の共同の呼びかけでの集会となります。
[と き]12月16日(水)午後6時00分開場 6時30分開会
[ところ]田町交通ビル 6階ホール
[内 容]長谷部恭男(早稲田大学教授)氏の記念講演と制服向上委員会のミニコンサート
今月D-LIFE(どけんライフ)をお届けします。イルミネーション特集から地元の居酒屋の紹介など、季節を楽しめる所を紹介するほか、常備薬あっ旋については、誌面以外にweb限定商品も取りそろえました。好評の丸大ハムは、購入者の中から抽選でハムのプレゼントを用意しました。