機関紙建設なんぶ

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2018年8月10日号

原水爆禁止2018年世界大会・広島大会

核兵器禁止条約の発効と朝鮮半島での非核化が求められる中、原水爆禁止2018年世界大会・広島大会の開会総会が8月4日、広島市で開催され、全国各地から5千人が参加しました。原水爆禁止港区協議会(略称:港原水協)からは代表7人が参加しました。
 開会宣言では、核兵器禁止条約と南北、米朝の首脳会談は核兵器のない世界と朝鮮半島実現への大きなチャンスであり、安倍政権はその流れに背を向けると指摘し、「逆流を押し返す力は市民社会の協働のたたかいだ」であり、「ヒバクシャ国際署名」、安倍9条改憲阻止の「3000万署名」の成功が訴えられました。連帯あいさつでは、「総がかり行動実行委員会」の共同代表からのあいさつで、「日本の平和運動、民主主義運動は分裂の時代から共闘の時代へと確実に新しいステージに立っている。未来のために共にがんばろう。」と呼びかけられました。

広島は8月6日、被爆73年となる慰霊の日、「原爆の日」を迎えました。広島市の松井一実市長は平和宣言を読み上げ、核兵器のない世界の実現に向けて、「核兵器禁止条約を核兵器のない世界への一里塚とするための取り組みを」各国の政治リーダーに求めました。「日本政府には、核兵器禁止条約の発効に向けた流れの中で、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現するためにも、国際社会が核兵器のない世界の実現に向けた対話と協調を進めるよう、その役割を果たしていただきたい。」と、国際社会が対話と協調をすすめることを促す役割を求めました。

これに対して、安倍晋三首相は式典あいさつで、「近年、核軍縮の進め方について、各国の考え方の違いが顕在化している」と言及し、核兵器保有国と非核保有国との橋渡しに努め、国際社会の取り組みを主導するとの決意を述べるに留まり、核兵器禁止条約には一言も触れず、被爆者の願いに背を向けました。

平和記念式典には、被爆者や遺族、85ヵ国の駐日大使や欧州連合の代表など約5万人が参列し、8時15分の原爆投下時刻に黙祷し、子ども代表が「平和への誓い」を読み上げると大きな拍手に包まれました。

原水爆禁止2018年世界大会・広島大会の閉会総会では、オーストラリアの欧州統合外務省軍縮軍備管理不拡散局長があいさつで、「核兵器禁止条約は“二度と戦争を繰り返すな”を確かなものにする具体的な一歩だ」と強調しました。日本共産党の小池晃書記局長は、被爆者国民お願いに背き、核兵器禁止条約に反対する安倍晋三首相を「どこの国の総理大臣か」と批判し、「禁止条約の発効に向けて、『ヒバクシャ国際署名』を広げよう。市民と野党の共闘をすすめ、禁止条約に署名する政府を創ろう」と訴え、自由党の小沢一郎代表、参議院会派「沖縄の風」糸数慶子代表、「無所属の会」岡田克也代表のメッセージが紹介され、オーストリアのファンデアベレン大統領からのメッセージが届きました。

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港原水協代表団 オバマ米大統領が広島を訪問した時に奉納した折り鶴

ヴァンティアンクルーズ食事交流会

【後継者対策部長 中村鎮雄】ヴァンティアンクルーズ食事交流会を7月22日(日)午後4時から開催しました。竹芝桟橋から豪華クルーズ船に乗船し、149名の多数の組合員とご家族にご参加頂き、美味しい料理とお酒、そして東京湾のサンセットの景色を堪能しながらクルーズを楽しみました。

クルーズ船では大宴会場を貸切り、お子様向けのイベントも催され、会場内は大いに盛り上がりました。

 また組合員同士での交流が活発に図られて、大変有意義なひとときとなりました。当日ご参加頂いた方々には改めて感謝申し上げます。今後も家族向けの楽しいイベントを企画しますのでご期待ください。
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組合員・家族のみなさまへ
映画チケット前売券のご案内

昨年から引き続き映画チケットの前売り券を下記のとおりご案内致します。
 前売り券の取り扱いについては、窓口販売となります。前売り券を希望される方は、港支部事務所に現金をご持参してご購入下さい。
 尚、チケットの枚数には限りがございますので、ご購入の際は事前に港支部までお問合わせ下さい。

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