「数は力」と言います。働き方改革への準備や建設キャリアアップシステム(略称:CCUS)本稼動への対応など、建設技能労働者と建設事業者を守る準備が必要です。
組合への加入・未加入を問わず、建設事業者(社)の情報収集と組合加入事業者(社)の組合活動への参加をすすめながら、事業者(社)と一体となった運動の展開を模索していくことにします。春の組合員拡大月間では、第42回住宅デー(6月2日(日)、網代公園で開催)への現役世代組合員の参加を呼びかけるとともに、建設技能労働者を抱える事業所への訪問行動で要求に基づいた運動を強化することになります。
春の拡大月間では、年間拡大率6.5%の月間中での到達を基本目標に、春の月間での4.0%・49人(みなと分会:9人、事業所分会:37人、大島分会3人)を基準目標として、1月現勢の回復をめざすことになります。
第六五回港支部定期大会が四月三日(水)、駐健保会館四階会議室において開催され、代議員、特別代議員、来賓など六七人の参加がありました。
石井正執行委員長より、昨年の大会以降亡くなられた組合員へ黙とうをささげた後、桜が満開のもと、石井家の子息が今春より大学生になり入学式に参加し、一昨日には新年号が発表されるなど様々なところで新たなスタートが開始されています。港支部も今定期大会を期して、多くの組合員の意見を反映させた新たな方針に基づき活動が開始されます。今大会が多くの組合員の参加で開催できることへの御礼が述べられました。
東京土建本部を代表し、島原孝中央副執行委員長、横沢勉常任中央執行委員、竹腰隆樹書記が参加され、島原副執行委員長より激励のあいさつがありました。
来賓として、武井雅昭港区長に出席していただき、みなと区民まつりや芝地区のふれ愛まつりでの子供工作の取り組みについての感謝と住宅デーをはじめとする区内での工作教室の際に寄せられた募金を港区社会福祉協議会へ毎年届けていることへの感謝が表されました。合わせて、首都直下型地震の発災の可能性が指摘されているなか、建物の危険度判定や発災の際には被災者の救出などを防災協定として港区と締結し、住民の家具転倒防止器具の取付事業にも積極的に取り組んでいることへの感謝と引き続く協力要請がありました。
港区議会議員三四人を代表して参加頂いた池田こうじ港区議会議長からも、みなと区民まつり等でのモザイクタイルの工作教室について自らの娘さんの例も出しながらの感想と心豊かな地域社会を築くために奮闘している区議会活動が報告されました。
南部ブロックの大田支部関根泰則副執行委員長と品川支部野村和好執行委員長、千代田区・中央区・港区の都心三区で全建総連の運動を協働で取り組んでいる全建総連東京都連千代田・中央・港地区協議会の代表を努めて頂いている東京都建設組合の月居利久組合長にも参加頂き、激励のあいさつを頂きました。
出井章史書記長からの大会議案書に基づく基調報告と清水弘之財政部長からの二〇一八年度決算報告と橘秀仁監査からの監査報告、清水財政部長からの二〇一九年度予算案の提案をもとに質疑討論を行いました。
質疑討論では、「後継者対策の課題として、若い人の活動がない、参加が少ないのではないか」との問に、出井書記長は「港区には次世代の職人がいないと言われてきましたが、石井初代後継者対策部長をはじめ歴代の後継者対策の活動のなかで、若い職人が参加できるようになり、昨年はヴァンティアンクルーズや元オリンピック選手であった組合員でもある今井さんの協力を得ながらスケート交流会を開催し、家族での参加者が増えてきました。今年は次世代の執行委員を四人新たに推薦することもできました。今後とも努力します。」と答弁がありました。「建設キャリアアップシステム:CCUSにはどのように取り組むのですか」との問いに、御ア書記次長から「すべての技能労働者を五年間で登録することになります。職人、技能労働者の真正性を証明できるカードになり、技能評価を賃金に反映できる仕組み作りにもなります。技能者登録をすすめ、すぐれた技能者を雇用している事業者としての企業価値を高めるツールともなります。事業者登録も積極的に進めてください。」と答弁がありました。
大会の採決では、大会議案、二〇一八年度決算、二〇一九年度予算案のすべてが全会一致で承認されました。
新役員の選出では、役員選考委員会の推薦したすべての役員が承認され、新四役体制は、執行委員長に石井正(みなと分会)、副執行委員長に川ア久則(事業所分会)、清水弘之(みなと分会)、書記長に出井章史(事業所分会)、書記次長には軍司有紀乃(書記局)、御ア誠人(書記局)の皆さんを確認し新年度の組合活動を推進することになります。