機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ
2019年7月10日号

第42回住宅デー

地元の建設労働組合、地元の建設技能者団体として、地元住民への奉仕活動となる第42回住宅デーを6月2日の日曜日に区立網代公園で開催しました。
 住宅デー開催のお知らせは、新聞折込と網代公園でのチラシ配布、昨年の住宅デー参加者への郵送による案内を実施しました。当日は暑くも寒くもなく過ごしやすい、梅雨入り前の絶好の日和となり、包丁研ぎコーナーでは開始時間前に多くの区民が並び、焼きそばの模擬店や産直野菜の販売コーナーでも開始を待つ区民の行列ができるなど、公園いっぱいに区民が集まり、来場者数は昨年を大きく上回りました。
 初めて取り組んだ足場の組み立てや建て方の実演、設備の配管模型の実演、内装クロス張り、外壁塗装など現場体験コーナーでは、多くの子どもたちが作業を体験することができ大成功を収めました。また石工部の墓石コーナーや港区防災課の家具転倒防止器具の案内など、新しい取り組みも実践することができました。
 区民への奉仕活動となる包丁研ぎとまな板削りでは、昨年の来場者に案内チラシを郵送し昨年より多くの包丁が持参され、住宅相談も8件寄せられています。
 住宅デー成功のため、芝診療所の看護師さん、東京合同法律事務所の弁護士さん、港区防災課地域支援係の職員などの協力も受け、組合員・家族など60人以上の参加をいただき、大きく成功に貢献することができ、支部が設定した住宅デー開催の5目標のすべての指標で目標を上回り、達成することができました。

 

 

 

 

 

6・26予算要求集会

6月26日、全建総連東京都連による、建設国保への都費補助要請を中心とした全都建設労働者対都要請行動が、午前10時から行われました。例年東京都庁周辺でおこなっていた集会を、今年は日比谷野外音楽堂で開催し、音楽堂壇上にて都職員に小池都知事あての都費予算請願署名を手渡しました。同時に都庁では東京都各局・都議会各会派交渉が行われ、港支部の代表は福祉保健局、財務局、環境局、都議会自民党と交渉しています。
 同日午後は、全建総連賃金・単価引き上げ、予算要求中央総決起集会が同じく日比谷野外音楽堂と小音楽堂を会場に開催。各組合の代表者による省庁要請行動が取り組まれました。来賓あいさつでは、自民、立憲民主、国民民主、公明、共産、社民の6党の代表あいさつがあり、運動への協力、賃金・単価引き上げと処遇改善、来年度予算編成に向けた支援が表明されました。大会の基調報告、決意表明、大会決議案の採択の後、参加者全員で銀座の数寄屋橋を通り鍜治橋までデモ行進しました。

建設キャリアアップシステム(CCUS)登録をすすめよう!
建設業の構造変化が起きている、CCUSが施策の基盤に

建設業は数十年に一度の大きな構造変化(地殻変動)が起きています。今後の国土交通省の建設産業施策はCCUSが基盤となり、産業構造を変革し、本運用を開始した4月から今後5年間にさまざまな動きが予想され、組合員である技能者と事業者が高く評価される制度の実現が追求されることになります。
 組合運動では、業種別の要求運動の具体化、技能評価に連動した技術センターでの系統的な資格の取得、企業評価を活用した仕事と人材確保などの事業所支援など、活動の発展が求められます。あわせて、組合として制度・政策要求を実現していくためには、事業者と技能者登録をすすめていくことが欠かせない課題となります。
CCUS登録推進の意義
 組合員は技能者証明となるCCUSカードを持つことによって、今後運用される技能評価制度に賃金を連動させるなどで処遇改善をすすめる必要があります。また、技能向上の目標を持てるようにするため、仕事への誇りと労働意欲を高めることとなります。CCUSに登録する事業所にとっても、担い手育成と地域貢献、施工能力を向上させるという経営改善に努力する事業者が評価され、上位企業とユーザー・住民にアピールできる仕組みとなるものであり、日本の建設産業が魅力ある業界へと変革していく土台となるものです。

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