機関紙建設なんぶ

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2022年01月10日号

“らしさ”を失わず前進する年に(執行委員長 出井章史)

 新年を迎え皆様には御健勝の事とお喜び申し上げます。
 東北大震災より十余年。被災された地域の現状も大きな進展をみないまま、この二年は都市過密型の災害・コロナ禍にも我々は罹災しました。昨年も見えぬ敵と戦いながら、先達から脈々と繋ぐ東京土建の運動の灯を消すまいと本・支部執行部、組合員を問わず懸命にもがいた年となりました。幸いワクチン効果もあり厳しい中にもこの未曽有の災害に少しずつ沈着化傾向がみられます。
 この間、密であることを主たる運動の結集軸としてきた我々には前例を根幹から立て直す試練ともなりましたが、危機の中にも文殊の知恵のごとく各方面からの今一度の団結との声も上がり、立場を超え助け合う労働組合運動をあらためて意識する時になり得ました。また、都心部支部の先駆けとしての役割も果たすべく、多方面に渡った地域運動にも積極的かつ柔軟に参加し各方面から感謝の賛辞を多数頂戴しました事をこの場にてご報告申し上げます。
 自然界や政治の世界も混乱をみる処ではありますが、港支部ではWEB会議や適度な距離を保った活動をし、“らしさ”を失わず前進してまいります。この一年が皆様にとって掛け替えのない年になります様、心より御祈念し年初のごあいさつと代えさせて頂きます。本年もよろしくお願い申し上げます。