機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ
2025年07月10日号

ふれ愛まつり

 6月7日、芝公園で行われた“ふれ愛まつりだ、芝地区!”に参加をしてきました。
 取組みした内容は、タイル工作83枚と、ピンボールでした。ピンボールは4月に開催した春の住宅デーでデビューして今回で2回目となります。後継者世代の建築家具職人の仲間が製作した大型の本格的なピンボール台は、子どもも大人も、その出来栄えと楽しさに夢中になって楽しんでいました。
 タイル工作とピンボールの二面展開を行った事でおもしろい現象もみられました。今まではタイル工作だけでしたので分からなかったのですがタイル工作に取り組んだのは9割以上が女の子でした。ピンボールは男の子に人気が高く、複数回リピートした子も大勢いました。今も昔も変わりのない男の子の姿には、懐かしささえ感じさせてくれました。
 こうしたイベントに携わっていると、子ども達とのふれあいの中で、私たちが大人になってすでに忘れてしまった子どもの時に置き忘れてきてしまった光景も思い出させてくれます。
 タイル工作に時間がかかってしまった男の子は、帰り際に丁寧に指導してくれた組合員におまつりでゲットした景品を惜しげもなくプレゼントしてくれました。
 ピンボールでは、年少の女の子が上手に出来なくて景品を貰えず、それを見ていたお兄ちゃんがそっと自分の景品を妹に半分っこしている姿が見られ、運営側の方が心を癒される一日となりました。

 

福寿会会員交流会行状記
小江戸佐原

 【みなと分会・給排水・鈴木俊憲】令和七年六月五日木曜日出発の八時に三々五々集合した福寿会の面々総勢十六名運転手、添乗員を伴って新車の匂いプンプンおろしたて初仕事の観光バスで支部近くの集合場所を勇んで出発 途中休憩を取りながら先ずは水郷佐原あやめパーク 日影が恋しくなる程の天気に竿を操る船頭のさっぱ船に乗り園内の池を周遊水上から少し早めの花菖蒲を鑑賞すること暫し 時間調整で寄った道の駅で一寸買い物を楽しみいざ昼食のうなぎ割烹山田へ 団体予約の賜物でビールで喉を潤す間も無く即配膳鰻重を堪能したのでありました 小江戸佐原の街並みを小野川の船上から眺めて一回り 下船してボランティアガイドの説明を聞きながら文化庁指定「重要伝統的建造物保存地区」の街並みに改めて目を見張りました 安政二年建築の中村屋商店、大正三年の旧川崎銀行佐原支店は英国から輸入した赤煉瓦造り手摺りの窓ガラスが残っていたり随所に東京駅を彷彿させるのは辰野金吾の得意とする様式を取り入れた清水組の大友弘の設計に依るものであります 伊能忠敬旧宅及び記念館など暑さも忘れての散策のひと時 帰路は車窓から香取神宮を横目に高速道路を巡り一日の道程を無事終了し出発地点に戻ったのであります。大変楽しい有意義な交流会でありました。

 

東京土建 港支部 事業所大交流会


 

D-LIFE(共済利用ガイド情報誌)の発行

 今月、D-LIFE(どけんライフ)第31号をお届けします。特集は、涼しいお部屋でクイズ&パズルです。健康コラムでは「口腔がんの早期発見へ」」を取り上げました。その他、どけん火災共済、自転車保険、東京建築カレッジ、日産自動車購入キャンペーンなど、お得な情報が盛り沢山です。ご利用下さい。

 

被爆80年
被爆者の叫びを世界に

 なぜ、核兵器をなくさなければならないのでしょうか?それを確かめるためには、核兵器が使われれば何が起こるのかを知らなければなりません。
 1945年8月6日朝8時15分、広島の市街には、中学や高等女学校の1年生を中心におよそ8000人の生徒が、空襲により建物の延焼を防ぐ、木造家屋の解体作業にあたっていました。12歳、13歳の生徒たちです。警戒警報は解除されており、飛来したB-29爆撃機を見上げ、投下された落下傘を目で追った瞬間、原爆の光線が目を刺し、熱線が全身を焼きました。見えない放射線を浴び、視力を失い、着衣も焼かれ、顔も体も火ぶくれになりながら、友を助け、猛火に追われ、ほとんどがその日、その週のうちに死んでいったのです。
 核保有国の指導者たちは、核兵器の保有を「抑止力」と言って、正当化しようとしています。「(核兵器は、)防衛目的のために役割を果たし、侵略を抑止し、並びに戦争および威圧を防止す(る)」−これは、2023年5月、米、英、仏、独、イタリア、カナダ、日本のG7首脳が広島に集まり、日本が起案した「広島ビジョン」と題する宣言です。
 まさに、核兵器を独占し、あるいは「核の傘」の下で核の威嚇を加える側の言い分です。しかし、これが通るのなら、相手の侵略や威嚇を「防止」したいと思う全ての国の核武装が正当化されることになるでしょう。この論理こそ、米国のみであった核保有国が現在9カ国まで増え、なお「拡散」の不安が続いている原因です。
 国連憲章は、国際紛争を平和的手段によって解決し(第一条)、武力による威嚇と行使を慎む(第二条)ことを義務付けています。理由がどうであれ核兵器による威嚇は、最悪の国際法違反です。
 2024年12月、ノーベル委員会は、みずからの苦しみを超え被爆の体験を伝え、核兵器の廃絶に貢献し続ける広島、長崎の被爆者の代表として日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)にノーベル平和賞を授与しました。世界が被爆者の声に耳を傾けています。
 被爆80年の節目に開かれる2025年世界大会に向かって、日本が核兵器禁止条約に参加し、核兵器の廃絶へと世界をさらに前進させるために、全国の草の根からの行動が大事になっています。
《2025年世界大会パンフより抜粋》